Kento De Goo Punch

天龍源一郎ばりの容赦ないグーパンチの如く、お構いなく本音で書いちゃうe-Business Diary

公職選挙法の第142条・文書図画の頒布について俺の見解

2005年09月04日 17時03分03秒 | 発見シャイニング・ウィザード
インターネット上における公職選挙法について。この事については、えらく長くなりそうだから書かんとこーと思ってたけど、賛否両論、あちこちで結構な激論になってるので、せっかくだから俺の意見や知ってる事も書いておこうと思う。
 民主党枝野幸男幹事長代理は3日、同党HP上に、衆院選公示後に更新された選挙関連情報が掲載されていると、自民党世耕弘成幹事長補佐が指摘、批判した事について、発言の撤回と釈明を求めるコメントを出した。世耕氏は公示後も自身のブログ(世耕日記)に選挙関係記事を掲載したとし「自らの行為を棚に上げ、一方的に民主党をひぼう中傷した発言は、悪質な選挙妨害と言わざるを得ない」と批判した。
 これは正直、水掛け論的になってるけど…世耕氏が言われてる通り、とにかく根本的には時代の流れに乗った「公職選挙法の第142条・文書図画の頒布」の見直しが必要でしょう。取り合えずお2人の問題は置いといて、公職選挙法に規定されているインターネットに関連する「文書図画の頒布」について。
 さかのぼる事4年前の夏、2001年の参院選の時、既にこの問題は発生していたのをご存知でしょうか?候補者で元衆議院議員(落選し今は地方の市長選に出馬も、また落選してる方)が、公職選挙法「文書図画の頒布」の盲点をつき、音声ファイルによる更新を、公示後も投票日当日まで、毎日していただなぁ~これが。まぁ~それで落選してりゃー意味が無いけど…。※実名出して、俺が消されてもイヤだから(笑)元衆議院議員にしときます(爆)。
 そう!ホームページの更新(TEXTベース)は違反でも、実は音声ファイルのアップロード・更新は盲点で、やってた方がいたんです。今回、あの広島6区でしずかちゃんに対抗し出馬のホリエモンも、CNET Japanのインタビューで答えてる通り(ネット使えない選挙運動「困らない」--堀江貴文氏に聞く公選法の問題 - CNET Japan)、「テキストだったらダメかもしれないけれど、音声だったらいいのかとか、いろいろあるんです」と。
 ホームページ上の音声ファイルの更新に留まらず、音声ファイル(MPEGやら…)をメールに添付して、有権者(ユーザー)に送ったらどうなるんだ?とか、ここまでくるとまったく決まってないのが現状なんです。音声は文書図画じゃないっすからねェ~。
 木村剛氏も書いてる通り、盲点だらけの公職選挙法を放置している永田町に問題があるのか?はたまたその盲点をついて更新する議員さんに問題があるのか?いずれにしてもIT大国日本が、アメリカ大統領選挙のように、ブログを活用し選挙戦を戦うようになるまでは、まだまだ相当な時間が掛かりそうです。何たってホームページすら日本の選挙においては、ハッキリ言って市民権を得てないんですから…。米大統領戦で互角の勝負を繰り広げていた、ジョージ・W・ブッシュと、ジョン・ケリーの公式ブログを見習えちゅーねんてとこで、終わりにしたいと思います。長らくの御清聴ありがとうございました。なんてねェ(^_^)v。[週刊!木村剛への転載を事前にヒールホールド]

※記事参照:世耕日記(参議院議員・世耕弘成氏公式ブログ)
※記事参照:ネット使えない選挙運動「困らない」--堀江貴文氏に聞く公選法の問題 - CNET Japan
※記事参照:民主、自民幹事長補佐のホームページ批判撤回を要求(NIKKEI NET:政治 ニュース)
※記事参照:ホームページ問題で民主党、自民党に逆抗議(SANSPO.COM)