ミニチュアフード生活

制作したミニチュアフードを紹介したり日常生活について綴ります。

トキワ荘マンガミュージアム

2020-07-12 20:22:18 | 日記
こんばんは。
都内は連日200人超の感染者が確認されてしまい、先行きがまたも不安な状況になってきていますが、先日オープンしたばかりの「トキワ荘マンガミュージアム」に早速行ってまいりました(現在は予約制となっています)。
場所は落合南長崎駅が最寄りの南長崎花咲公園内にあります。

かつての「トキワ荘」は1952年〜1982年にかけて存在した2階建木造アパートで、手塚治虫をはじめとした数々の著名な漫画家にゆかりがある場所であります。
物心ついた頃からこのトキワ荘が舞台になっている藤子不二雄A先生著「まんが道」の愛蔵版が実家にあり、手垢まみれになるほど読み倒していた私にとって、トキワ荘の復元は衝撃的なニュースでありました。



もうこの文字を見ただけで胸がいっぱいに。


記念碑。



当時トキワ荘の目の前にあった電話ボックスまで再現されていて、ちゃんとエイジング加工もされていています。

館内に入る前から既に大興奮。
いよいよ中に入ります。
撮影OKとNGの部屋があったので、OKの場所をちょっとだけご紹介したいと思います。


2階に上がってすぐのところにある共同便所。
便器の汚れまでちゃんと再現されています。最高〜。
奥の和式トイレ床のタイルも良き。



共同炊事場。
ここは「まんが道」内でも結構な頻度で登場し、テラさんこと寺田ヒロオの得意料理でありトキワ荘名物でもあるキャベツ炒めが誕生した場所でもあります(わからない方はぜひまんが道を読んでみてください)。
この場所を見た瞬間、素晴らしい再現度に涙が出そうになってしまいましたが、なんとか堪えました。


こちらは2階1番奥の18号室、山内ジョージの部屋。
汁が残ったラーメンの容器や描きかけの原稿など、まるでついさっきまで人がいたような雰囲気です。

このように各部屋ごとに当時住んでいた漫画家達の生活がリアルに感じられる展示がされています。
もうここに住みたい…。

1階は展示室になっており、原画・複製原画、トキワ荘ジオラマ、トキワ荘ゆかりの漫画家インタビュー動画の閲覧などができます。
個人的には、当時のトキワ荘で使われていた特殊な天井板の再現過程を紹介するパネルが大変興味深かったです。とんでもない労力や技術を駆使して再現されていて胸が熱くなりました。

このように施設内の展示で感激のあまり、外観の写真を撮り忘れるという痛恨のミスを犯しました。もちろん建物外観も看板も昭和にタイムスリップしたかのような見事な再現っぷり。
そして言い忘れておりましたが、こんなに素晴らしい施設がなんと入場無料なのです。
私にとっては何度も通いたい場所なのでありがたい限り。
またコロナが落ち着いた頃に再訪したいと思います。



周辺にはトキワ荘ゆかりのスポットが沢山あり、施設を出た後も大いに楽しめます。
こちらはミュージアム近所にある「トキワ荘通りお休み処」で購入したトキワ荘グッズ。
2階に上がると寺田ヒロオの再現部屋や、模型制作界の巨匠であるはがいちようさん作のトキワ荘の精巧なジオラマも見ることができ、スタッフの方が展示物の解説もしてくださいます。

この日はあいにくの雨のため足早に散策して帰宅しましたが、次回は晴れた日にゆっくり1日かけてゆかりの地を巡りたいです(今回1番の心残り、松葉のラーメンも絶対に食べたいです)。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿