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たまには役に立つ事を書かねば、
怒られてしまう。
そこで、
アンティークの転売方法です。
一応、僕は
海外へ実際に足を運んで買付をする、
現役のバイヤー(ディーラー)ですが、
転売する方法を書きましょう。
それは言っちゃダメなやつです。
でも言います。
『本質を理解してもらいたいから』でもあります。
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バイヤー及び
転売ヤーの原則
「買って、売る」
それに尽きます。
怒られますね。
でも、実質は同じです。
そう
同じなんですよ。
賛否両論、
様々な意見はあります。
むしろ、転売ヤーは批判されますが、
究極論、
絶対的な違いはございません。
アーティストなどが
「本当に届けたい層に、適正な価格で提供できない」
とかの弊害もあり、
一概には言えませんが。
ただ、
多くの商売(または支援関係でも)に関して、
中間業者が流通過程で当然入っていて、
それらは一般的に受け入れられてもおります。
僕は、「人や物の旅の物語」とか言っちゃて、
商売上、性格上、
こじらせてしまっているだけです。
面倒くさい系の人種なのです。
それらは僕個人では重要な事であり、
共感して頂ける方がいらっしゃれば、
それは感謝しても感謝しきれず、
すごく大切にしたいと思っております。
ただ、
冷酷な現実では
販売という側に立った時、
それらは無い方が経営的には簡略化できます。
つまりは、
転売ヤーという方法になります。
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僕は販売者でありながら、
買い手でもあります。
日本では販売者という顔になりますが、
元来は「買う人」であります。
それがバイヤー(またはディーラー)ってもんです。
もし何処か一つの店のみで買っていたならば、
僕は太客でしょう。
しかし、それを
大きーーーーな範囲(地理的に)で行っているだけなのです。
僕は、買い手として
日本では有数(そもそもニッチ)の
チベットのアンティークを買っている人間かもしれません。
その買う人が、
売り手になっているのです。
転売ヤーも基本は変わりません。
当然ですが、
買わなければ売れません。
例えそれが、
昨今の中国系の業者が行う、
オンラインでオンタイムでの販売手法だとしてもです。
もっとも、その手法は
業者間ではイジられがちです。
裏で、笑い話のギャグにされてしまいます。
日本だけに限ってはいなく、
ラダックでもネパールでも、
「あいつら、すごいね」と
良くも悪くも、イジられます。
話を戻すと、
チベットのアンティーク販売も
実は、
現地へ行かない方法が
多く実施されております。
オンラインで取り寄せ、
様々な言葉を書いて、
利益を乗せて販売しております。
もちろん、
そこにはリスクを受け持つなど、
労力やデメリットはあり、
真面目にやっている方々も多くおります。
それらは
バイヤーでしょうか?
転売ヤーでしょうか?
なので、
オンライン仕入れ販売を良しとするか否かは
僕は分かりません。
チベット系では、
嘘くさい物語を見聞きはしますが。
ただし、
前から言っておりますが、
海外へ行くことが
偉いとか凄いとかは無いでしょう。
説得力ってのも、
実際のところ、
言い方だったり
見せ方だったり、
状況(実はこれが大切)などです。
あるギャラリーのオーナーさんが言っておりましたが、
「人が物を購入する際の基準は、
既存情報の有無や、
購入する場(有名・無名、店の規模など)で左右されます」とね。
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さて、
その方法です。
簡単です。
骨董市やバイヤーに連絡して
購入した物を
ネットや何処かの販路で販売すれば良いのです。
今や当たり前の方法、
ネットで買って、ネットで売るという方法もありです。
同じ販売プラットフォーム内でも転売されまくってます。
アンティークの方法も同じです。
ネット販売の場合、
閲覧数を増やしていけば良いだけです。
それには、
種類や数を揃え、
珍しいという言葉や
それなりな説明文を並べれば良いです。
そして適正なハッシュタグなどを付ければ尚良しです。
今や、
誰でも知っている方法であります。
もう詳しく説明する必要はないかもしれません。
アンティークや古物が特別な事はないです。
むしろ古物は
古物市場などの業界専門の販路もございます。
HPを作ったり、
何がしかのネット販売が面倒だと言う場合でも
他にも多く販路はございます。
骨董市で仕入れて
他の骨董市や催事や店舗で売る方法もあります。
むしろ、その方法は一般的ではないでしょうか。
それを仕入れかどうか、の見方は、
人それぞれだと思います。
僕は、「仕入れ」と言って良いとは思います。
少し前のスニーカー・ブームに見られる様に、
国を跨げば、
バイヤー(またはディーラー)ってゆー訳でもないかもしれません。
ブランド古着にしても、
再販または二次流通というジャンルであります。
そこでの仕入れ担当は、バイヤーを名乗っております。
状況にも左右されます。
では、アンティークの日本国内での再販に関して、
僕がどう思うかって?
僕はシンプルです。
「人と人」であります。
上も下もありませぬ。
誠意ある方には、
誠意を持って接する事を心がけております。
筋が通っている方には、
筋を通したいです。
僕に興味を持って頂ける方々を
極力「大切にしたい」です。
中には、
僕の物語や、心や気持ちを理解してくれない方も居ますが、
それはそれです。
海外バイヤーの多くは
「プライド」を各々持っていますが、
そのプライドの正体は、
表に出ることのない苦労、
費やした労力や時間、経験、金銭的リスクなどなどです。
僕も以前は骨董市とかで
すっげー、上から目線でくるヤローも居ましたが、
「なんだよもー、プンプン」とか思っておりましたが、
今は居なくなりした。
または単純に、僕が嫌われているだけかもしれませんが。
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商品の情報が必要な場合は、
売り手、
マジの海外バイヤーに聞きましょう。
または、
商品情報はネットで調べましょう。
今やネット社会です。
AIが自動回答してくれるかもしれません。
説明文言すらも書いてくれると思います。
今のレベルでは笑える回答かもしれませんが、
近いうち、AI君は真偽判別不能な高精度になるはずです。
現地の写真すらも、
AIが自動生成してくれます。
これは既に高いクオリティでしょう。
上手に作れた生成画像をインスタグラムに投稿したのであれば、
ネットに精通していなければ、
分からない人も多いと思います。
もはや何でもアリです。
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また、
目利(物を視る眼)こそが
商売を成功できるとも限りません。
逆も言えます。
目利でなくとも商売を成功させる事はできるでしょう。
目利という概念は、
場所や時代、
人や状況によって簡単に変動してしまいます。
諸行無常です。
さて結論です。
お金だけを求めるならば、
転売ヤーの方が、
バイヤーより効率的です。
仕入れや転売ヤーや、
バイヤーという言葉を例に出しましたが、
それらは、それぞれ長所短所があります。
ただし、
海外へのバイヤー業は
言葉では言えない、
美しい風土や風景、
新たな価値観を知ったり、
人やモノとの出会いなど、素晴らしい経験が得られます。
それらは多くの場合、
大袈裟に言うと、
人生、
または、個としての自分、
にとって財産となるでしょう。
少なくとも僕の場合は財産になっております。
物への異常な愛着があれば話は別ですが、
もし、それがない場合の売買は、
いつかは飽きないかしら。
分かりませんけど。
終わり