学校が休校に入ってから、もうすぐ丸2ヶ月が経過しようとしています。
うちの勤務校では、再開の見通しが立たず、もう何をやったら良いの?状態です。
さて、そんな中、私は先日、オンライン授業に関する記事を投稿しました。
今日は、「じゃあ何をするべきなの?」という話をします。
まず、先日の記事でも述べましたように
各学校で、先生たちが板書をしながら教科書の説明をする動画を投稿することは、あまり効果的ではないと私は考えております。
ではどうするべきか。
学習解説動画を、文科省主導の下、NHKのプロたちに作ってもらう、というのが私の案です。
小中学校段階では、学習すべき内容は、一緒です。
教科書の種類によって、若干の説明のしかたや、学習の順番に差異はありますが
教科書の内容は、必ず、学習指導要領に準拠するのです。
(そうでない教科書は、検定不合格になり、子どもたちの手に渡ることはありません)
ですから、動画の内容も、学習指導要領に準拠すればよい。
どうせ同じ内容を学習するのですから、各学校で動画を作るのは、非効率なだけです。
そんなよく言えば手作りの、悪く言えばやっつけのものより、NHK作成の方が良いに決まっているのです。
そして、それをEテレの地上波で飛ばすのです。
そうすれば、インターネットによるオンライン授業の問題点として指摘される
「タブレットやパソコンがない家庭はどうするんだ」
「ブロードバンド回線がない家庭はどうするんだ」
「パソコンのトラブルが起きても対応できない」
という問題は解消されます。
もちろん、地上波だけでなく、インターネットのNHK for schoolでも配信します。
そうすれば、テレビまたはネットにつながったパソコン等どちらかがあればOKという状況になります。
このどちらもない家庭は、多分とてもレアケースだと思いますし、もはや福祉の領域だとも思います。
地デジの4色ボタンを用いて、簡単なクイズ形式の問題を番組中に設けても良いでしょう。
授業のキモである、「双方向性」「対話」はこれでは十分とはいえませんが、まあしょうが無いでしょう。
では「学校の」教師は何をするべきか。
今、学校の教師がやるべきことは、生徒とのつながりを構築し、維持することだと思います。
そのために、たとえば、うちの勤務校でやっていることは、電話による健康確認です。
電話をし、健康状態を確認しつつ、雑談をする……。
これ自体は、とても有意義だと思うのですが、結構大変なんですよ。
うちの勤務校であれば、各学年6学級の18学級です。
それに対して、学校の電話は4回線。
こちらからの健康伺いで4回線を使用しては、学校に対して電話がつながらなくなってしまうので、同時にこちらからかけれるのは3回線まで。
そうすると、1学年1回線までしか使えない計算なんです。
それで6学級200人越えの生徒に電話をかけようと思うと、かなりテキパキとやらないと行けません。
もっとぶっちゃけて言うと、1人にそんなに時間をかけることができなくなってしまいます。
また、「そもそも電話がつながらない」家庭すら出てきます。
どういう家庭かというと
・両親が共働きor片親で、かつ、遅くまで仕事をしていて、かつ、家に固定電話がない。
(現代では、結構こういう家庭あります)
・両親が共働きor片親で、かつ、遅くまで仕事をしていて、かつ、家庭の防犯指導で、「家に子どものみの場合は電話に出てはいけない」となっている。
(これも結構あります)
という具合です。
こういう場合、仮につながったとしても、保護者から「手短に済ませてくれ」オーラが全力で出て、本当に事務的に健康確認をして終わります。
そのため、保護者都合や電話回線都合に影響されず、教師と生徒が直接関わるシステムが必要だと思います。
これこそ、インターネットを活用すべきで
チャットアプリのようなものを導入して、担任教師が生徒と雑談をしたり、勉強の質疑応答をしたりすれば良いと思います。
もちろん、教師私物スマホによるLINEでは色々とまずいので、職務用のパソコンやらなければいけませんし
管理職がやりとりを検閲できるようなシステムでないと行けません。
とまあ、言いたい放題言いましたけど
GW開けに緊急事態宣言が収束し、学校も再開するなら、まあまず不要な設備投資です。
問題は、いつ学校が再開できるのかよくわからないと言うこと。
たとえば、6月には学校が再開できるなら、私が言ったような体制を整えるべきではないでしょう。
体制が整う前に学校再開して、金の無駄になるだけです。
ところが、それよりも休校が長引くなら、私が書いたような対策が必要になる気がします。
問題は、いつ再開できるようになるのか、誰にも判断がつかないことなんですよねぇ……。
うちの勤務校では、再開の見通しが立たず、もう何をやったら良いの?状態です。
さて、そんな中、私は先日、オンライン授業に関する記事を投稿しました。
今日は、「じゃあ何をするべきなの?」という話をします。
まず、先日の記事でも述べましたように
各学校で、先生たちが板書をしながら教科書の説明をする動画を投稿することは、あまり効果的ではないと私は考えております。
ではどうするべきか。
学習解説動画を、文科省主導の下、NHKのプロたちに作ってもらう、というのが私の案です。
小中学校段階では、学習すべき内容は、一緒です。
教科書の種類によって、若干の説明のしかたや、学習の順番に差異はありますが
教科書の内容は、必ず、学習指導要領に準拠するのです。
(そうでない教科書は、検定不合格になり、子どもたちの手に渡ることはありません)
ですから、動画の内容も、学習指導要領に準拠すればよい。
どうせ同じ内容を学習するのですから、各学校で動画を作るのは、非効率なだけです。
そんなよく言えば手作りの、悪く言えばやっつけのものより、NHK作成の方が良いに決まっているのです。
そして、それをEテレの地上波で飛ばすのです。
そうすれば、インターネットによるオンライン授業の問題点として指摘される
「タブレットやパソコンがない家庭はどうするんだ」
「ブロードバンド回線がない家庭はどうするんだ」
「パソコンのトラブルが起きても対応できない」
という問題は解消されます。
もちろん、地上波だけでなく、インターネットのNHK for schoolでも配信します。
そうすれば、テレビまたはネットにつながったパソコン等どちらかがあればOKという状況になります。
このどちらもない家庭は、多分とてもレアケースだと思いますし、もはや福祉の領域だとも思います。
地デジの4色ボタンを用いて、簡単なクイズ形式の問題を番組中に設けても良いでしょう。
授業のキモである、「双方向性」「対話」はこれでは十分とはいえませんが、まあしょうが無いでしょう。
では「学校の」教師は何をするべきか。
今、学校の教師がやるべきことは、生徒とのつながりを構築し、維持することだと思います。
そのために、たとえば、うちの勤務校でやっていることは、電話による健康確認です。
電話をし、健康状態を確認しつつ、雑談をする……。
これ自体は、とても有意義だと思うのですが、結構大変なんですよ。
うちの勤務校であれば、各学年6学級の18学級です。
それに対して、学校の電話は4回線。
こちらからの健康伺いで4回線を使用しては、学校に対して電話がつながらなくなってしまうので、同時にこちらからかけれるのは3回線まで。
そうすると、1学年1回線までしか使えない計算なんです。
それで6学級200人越えの生徒に電話をかけようと思うと、かなりテキパキとやらないと行けません。
もっとぶっちゃけて言うと、1人にそんなに時間をかけることができなくなってしまいます。
また、「そもそも電話がつながらない」家庭すら出てきます。
どういう家庭かというと
・両親が共働きor片親で、かつ、遅くまで仕事をしていて、かつ、家に固定電話がない。
(現代では、結構こういう家庭あります)
・両親が共働きor片親で、かつ、遅くまで仕事をしていて、かつ、家庭の防犯指導で、「家に子どものみの場合は電話に出てはいけない」となっている。
(これも結構あります)
という具合です。
こういう場合、仮につながったとしても、保護者から「手短に済ませてくれ」オーラが全力で出て、本当に事務的に健康確認をして終わります。
そのため、保護者都合や電話回線都合に影響されず、教師と生徒が直接関わるシステムが必要だと思います。
これこそ、インターネットを活用すべきで
チャットアプリのようなものを導入して、担任教師が生徒と雑談をしたり、勉強の質疑応答をしたりすれば良いと思います。
もちろん、教師私物スマホによるLINEでは色々とまずいので、職務用のパソコンやらなければいけませんし
管理職がやりとりを検閲できるようなシステムでないと行けません。
とまあ、言いたい放題言いましたけど
GW開けに緊急事態宣言が収束し、学校も再開するなら、まあまず不要な設備投資です。
問題は、いつ学校が再開できるのかよくわからないと言うこと。
たとえば、6月には学校が再開できるなら、私が言ったような体制を整えるべきではないでしょう。
体制が整う前に学校再開して、金の無駄になるだけです。
ところが、それよりも休校が長引くなら、私が書いたような対策が必要になる気がします。
問題は、いつ再開できるようになるのか、誰にも判断がつかないことなんですよねぇ……。