小学校の女性教諭処分 嘔吐するまで給食食べさす
東京都教育委員会は30日、男子児童が嘔吐(おうと)するまで無理やり給食を食べさせるなどしたとして、区立小の女性教諭(40)を同日付で戒告処分とした。
都教委によると、女性教諭は2014年1月、欠席者が多く給食が余っていたため、児童全員にお代わりを指示。男子児童の一人が「もう食べられません」と訴えたが、「食べなさい」と無理やり食べさせ、嘔吐させた。(後略)
(https://mainichi.jp/articles/20180131/k00/00m/040/050000cより)
私は、公立学校の教師としては、異端だと思いますが
そもそも給食を廃止してはどうか、という立場の人間です。
ですが、ここで私が給食廃止を訴えても、現実とかけ離れすぎているので、やめておきます。
私のクラスは、残食が多いです。
理由は簡単で、担任が完食することに対して興味が無いからです。
ちなみに以前はこんな記事も書きましたので、お時間がありましたら読んで下さい。
これは、私の個人的な考えで、公の場では決して口に出さない意見ですが
子どもたち、かわいそうです。
朝から徒歩で通学し
大して環境の良くない教室で勉強をさせられ
しかも授業の大半の時間は、「仕方が無いから受けている」もの。
授業と授業の間は10分と慌ただしく
体育などの授業があったら、休憩どころでは無い。
その上、給食の時間はたったの40分。
(うちの学校の場合。もっと長いところもあるかも。)
配膳や片付けの時間を考えたら、食べる時間はせいぜい15分程度。
その上、残すな、嫌いな物も頑張って食べろ、時間は守らねばならないから急いで食べろ……
異常ですよこれ。
せめて、昼食くらいゆっくり、食べたいものを食べさせてやれば良いと思うし
食べたくもないものを食べない権利を認めてやって良いと思うし
食べる量くらい自分で決めさせてやれば良いと思っています。
苦しいことを頑張って沢山行なえば、それに比例して成果が得られると錯覚した没落企業のようです。
こんなだからAppleやGoogleに勝てないんだ、とさえ思っています。
しかし、私も組織人。
このような個人信条にのっとり、給食指導をしたら大変なことになりますので、周りに合わせ、ある程度はちゃんと食べなさいと指導します。
でも、残すことに対してほとんど何も言わないですし、私がお代わりをするように声かけをすることは、しません。
というか、教師がするべきことでは無いと思っています。
かなり異端な思考ですので、同業者の方にこれを読まれたら、「信じられない」と思われるでしょう。
だから、給食というシステムそのものに否定的な立場です。
ですが、それを言っても仕方が無いので、次のような提案をします。
送られてくる給食の量は、機械的です。
例えば、ご飯であれば、1人あたり何gと決まっていて、それ×学級人数分+教師分が送られてきます。
はじめの週はそれでいいです。
しかし、残食量を調べ、次週からそれで量を加減するのです。
1週間平均して、ごはんが20%余れば
次週は10%減らす。
完食が続くようなら、また増やす。
それでまた余るようになれば、また減らす。
これの繰り返し。
給食センターって、学校のために存在している機関ですよね?
これくらいやってくれませんかね。
ただ調理してそれを送るだけなら、そのへんの宅配弁当屋と変わらないじゃ無いですか。
こんな事書いたら、給食センターの人に怒られますかね。
食べ物を残すことは、良くないことです。
できれば、残食はない方が良いです。
しかし、残食を無くすために、食べる側が「がんばって」食べるというのは違うと思いますし
しかもその「がんばり」を子どもが大人に強いられる状況は、もっと違う。
ですから、食べる側では無くて、供給する側で調整するべきだと私は考えます。
その調整ができないなら給食なんてやめよう。
東京都教育委員会は30日、男子児童が嘔吐(おうと)するまで無理やり給食を食べさせるなどしたとして、区立小の女性教諭(40)を同日付で戒告処分とした。
都教委によると、女性教諭は2014年1月、欠席者が多く給食が余っていたため、児童全員にお代わりを指示。男子児童の一人が「もう食べられません」と訴えたが、「食べなさい」と無理やり食べさせ、嘔吐させた。(後略)
(https://mainichi.jp/articles/20180131/k00/00m/040/050000cより)
私は、公立学校の教師としては、異端だと思いますが
そもそも給食を廃止してはどうか、という立場の人間です。
ですが、ここで私が給食廃止を訴えても、現実とかけ離れすぎているので、やめておきます。
私のクラスは、残食が多いです。
理由は簡単で、担任が完食することに対して興味が無いからです。
ちなみに以前はこんな記事も書きましたので、お時間がありましたら読んで下さい。
これは、私の個人的な考えで、公の場では決して口に出さない意見ですが
子どもたち、かわいそうです。
朝から徒歩で通学し
大して環境の良くない教室で勉強をさせられ
しかも授業の大半の時間は、「仕方が無いから受けている」もの。
授業と授業の間は10分と慌ただしく
体育などの授業があったら、休憩どころでは無い。
その上、給食の時間はたったの40分。
(うちの学校の場合。もっと長いところもあるかも。)
配膳や片付けの時間を考えたら、食べる時間はせいぜい15分程度。
その上、残すな、嫌いな物も頑張って食べろ、時間は守らねばならないから急いで食べろ……
異常ですよこれ。
せめて、昼食くらいゆっくり、食べたいものを食べさせてやれば良いと思うし
食べたくもないものを食べない権利を認めてやって良いと思うし
食べる量くらい自分で決めさせてやれば良いと思っています。
苦しいことを頑張って沢山行なえば、それに比例して成果が得られると錯覚した没落企業のようです。
こんなだからAppleやGoogleに勝てないんだ、とさえ思っています。
しかし、私も組織人。
このような個人信条にのっとり、給食指導をしたら大変なことになりますので、周りに合わせ、ある程度はちゃんと食べなさいと指導します。
でも、残すことに対してほとんど何も言わないですし、私がお代わりをするように声かけをすることは、しません。
というか、教師がするべきことでは無いと思っています。
かなり異端な思考ですので、同業者の方にこれを読まれたら、「信じられない」と思われるでしょう。
だから、給食というシステムそのものに否定的な立場です。
ですが、それを言っても仕方が無いので、次のような提案をします。
送られてくる給食の量は、機械的です。
例えば、ご飯であれば、1人あたり何gと決まっていて、それ×学級人数分+教師分が送られてきます。
はじめの週はそれでいいです。
しかし、残食量を調べ、次週からそれで量を加減するのです。
1週間平均して、ごはんが20%余れば
次週は10%減らす。
完食が続くようなら、また増やす。
それでまた余るようになれば、また減らす。
これの繰り返し。
給食センターって、学校のために存在している機関ですよね?
これくらいやってくれませんかね。
ただ調理してそれを送るだけなら、そのへんの宅配弁当屋と変わらないじゃ無いですか。
こんな事書いたら、給食センターの人に怒られますかね。
食べ物を残すことは、良くないことです。
できれば、残食はない方が良いです。
しかし、残食を無くすために、食べる側が「がんばって」食べるというのは違うと思いますし
しかもその「がんばり」を子どもが大人に強いられる状況は、もっと違う。
ですから、食べる側では無くて、供給する側で調整するべきだと私は考えます。
私は給食指導と算数指導の重要度の違いが分かりません。
「学力がないことは、良くないことです。
できれば、学力はある方が良いです。
しかし、学力を高めるために、学ぶ側が「がんばって」勉強するというのは違うと思いますし
しかもその「がんばり」を子どもが大人に強いられる状況は、もっと違う。
ですから、学ぶ側では無くて、教える側で調整するべきだと私は考えます。
例えば、掛け算九九であれば、1人あたり81個と決まっていて、それを覚えろと強制されてきます。
はじめの週はそれでいいです。
しかし、暗記量を調べ、次週からそれで量を加減するのです。
1週間平均して、覚えられない子が20%いれば、次週は10%減らす。つまり9の段については暗記しなくてもいいことにする。
覚えられる段が増えるようなら。また増やす。それでまただめならば、また減らす。
これの繰り返し。
担任って、子どものために存在している人ですよね?これくらいやってくれませんかね。
「私は給食指導と算数指導の重要度の違いが分かりません。」とのことですが、私と貴方にはここの部分に認識の相違があるように感じます。
かけ算は、学習指導要領に、教師にとっては「教えなければならない内容」、子どもにとっては「学ばなければならない内容」として明示されています。
そして学校の教師は学習指導要領に従う義務があります。
一方で給食指導は、それぞれの学校や学年、または学級担任の裁量が強い、曖昧な基準の下に行なわれているものです。
よって、給食指導と教科指導は同じレベルでは無いと私は考えています。