ヒットした短歌: 33件
先立てる佛の御弟子あはれみて後れし御弟子の作れりと見む
窪田空穂 『靑朽葉』, 1927, 1929
いきどほる心おちつく/すべなさや―。/門弟子ひとり/今宵とめたり
釈迢空 『迢空歌選』, 0000, 1947
み弟子われ愧づらく申す命ありて猶しつづくる拙き業を
窪田空穂 『丘陵地』, 1956, 1957
思へらく尼淸心もゐのししも今は佛の御弟子ならまし
与謝野晶子 『いぬあぢさゐ』, 0000, 1933-1934
のし餅を一箱もちて入りきたる北蝦夷のわが歌のこの弟子
太田水穂 『老蘇の森』, 1951, 1955
寂しけれイエスの弟子の片はしに備りてより愁へぬ友も
与謝野晶子 『瑠璃光』, 0000, 1925
誰人の何のすさびぞ[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『続青南集』, 1963, 1967
亡き後の哀れの中に思ひやる佐渡に一人のうづくまる弟子
与謝野晶子 『白櫻集』, 0000, 1942
わが家の/飯炊ぎ女をつれ行ける/かの 弟子の子も、/さびしくて居らむ
釈迢空 『春のことぶれ』, 1925-1929, 1930
禪院の冬のさびしさ御ほとけの末の御弟子の蓑蟲ごろも
与謝野晶子 『落葉に坐す』, 0000, 1933-1934
鈴むしは釋迦牟尼佛の御弟子の君のためにと秋を淨むる
与謝野晶子 『流星の道』, 0000, 1924
函館の床屋の弟子を思ひ出でぬ耳剃らせるが快よかりし
石川啄木 『東京朝日新聞 明治四十三年五月八日』, 1910, [1910]
彼等瘦せ彼等淸かり釋迦牟尼の御弟子とわれを分ちて見れば
与謝野晶子 『綠階春雨』, 0000, 1933-1934
君なくて憐むべしと云ふなかれ師が衣鉢をば傳へたる弟子 : 与謝野晶子 『白櫻集』, 0000, 1942
おろかとはなどか思はむこの人や三十年の弟子なるものを
太田水穂 『老蘇の森』, 1952, 1955
弟子運よき先生なり[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『少安集』, 1940, 1943
釣竿を提げて路ゆく後手の老いづきましきと弟子の來て告ぐ : 窪田空穂 『卓上の灯』, 1951, 1955
在りし日の芦原将軍[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『続青南集』, 1963, 1967
ただ今宵いねて行けよと 復員の弟子を泊めしが―、すべあらめやも : 釈迢空 『倭をぐな』, 1946, 1955
昼さめて/こたつに聞けば、まだやめず。/弟子をたしなむる/家刀自のこゑ : 釈迢空 『迢空歌選』, 0000, 1947
当代の三遊亭圓歌は弟子を叩くわ怒鳴るわですごいらしい。それで、二つ目の弟子が落語協会になきついたら、なんで真打ちになるまで我慢しないのということで、全く相手にされない。
弟子が大変な目にあってるのは、ここでは最後の短歌くらい。釈は独身だからよそのことだろう。しきりに気の毒がっている。
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