里海邸|大洗海岸。東京都心より90分、大海原が広がる静かな別邸へ

「素朴を上質に」海の別邸は、隠遁時間。~波と光色。湯と縁側。陶と食。磯と木の食卓。|里海邸 金波楼本邸 公式ブログ

3月26日、夕食のお献立。

2012年03月26日 | 里海邸のごはん

 

本日は、いつものあんこう料理とは異なる別献立でした。

何しろ、干物以外の魚は本日午後の仕入れですので、最終的にどのような献立になるかは仕入れ内容次第です。

 

最終的に全ての献立が決まったのは午後3時。

 

ぎりぎりに仕入れた結果から料理をつくっているため、夕食の調理準備が夜6時を過ぎても終わらず、

この日もお時間の都合をお客様と相談いたしましたが、その分、新鮮な美味しさをご期待いただけます。

 

本日の献立は以下の通り。

 

鯵納豆味噌叩き・常陸大黒豆密煮・春菊とひら茸の胡麻和え

平目、方々、槍烏賊、地野菜のお刺身

アイナメ、白魚のしゃぶしゃぶ

カナガシラとメヒカリの風干し 春蕪

田舎煮しめ

北寄貝と浜ざくの土佐酢ジュレ掛け

ほっけと山独活、地アスパラの揚げ下ろし

梅雑炊 焼餅

摘果メロン浅漬け、生姜醤油沢庵

苺、せとかの水菓子

(せとか以外は地物です)

 

 

平目、方々、槍烏賊、地野菜のお刺身

 

アイナメ、しゃぶしゃぶに。

 

白魚

 

カナガシラとメヒカリの風干し 春蕪


地味に豊かな料理をめざしています。

2012年01月13日 | 里海邸のごはん

 

 

 

里海邸のお料理は、地味です。

「地」の「味」がするお料理です。

 

常陸の国は、首都圏の食材の主産地とも言える食材の王国で、里海邸はそこに建つ別荘のような宿です。

日々の喧騒から離れて田舎の別荘に来て、つくりたいと思う料理はどんな料理でしょうか。

その日の近所の美味しい畑のお野菜や魚を集めて、その食材の素朴な味わいを楽しむこと。

里海邸は、そんな料理をつくっています。

 

 

もし田舎で

野菜をつくったなら、

魚を釣ったらなら、

 

あまり食材をいじらず、

大地や海から得た恵みを、五感で楽しみたい、ですよね?

 

 

茨城は豊かな食材王国だけれど、

 

豊かさの背中で、

広大な土の上で、精魂こめて作っているし、

広大な海の上で、危険隣り合わせで獲っている。

 

産地に暮らせば、よい食材をつくる生産者の苦労が身近になりますし、

魚も日々、あったり、なかったりします。

 

食材を得るありがたみが本当に大きいので、

様々な苦労を超えて今ここに届けられた、

食材の瑞々しい美味しさを、しみじみと楽しみたい。

 

そんな、暮らしの思いも味わいとなり、

里海邸は、食材王国の「地味」を楽しむお料理となっています。

 

 

料理長はそんな思いで、日々

食材を集め、大事に料理をしております。

 


里海邸のあんこう鍋

2011年11月27日 | 里海邸のごはん

 

里海邸のあんこう鍋。

sprout 笹目さん監修、プロカメラマンの新垣さんに綺麗に撮って頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

あんこう本来の肝の旨味や新鮮な食感に集中していただくために、極めてシンプルな味わいに調整してあります。

 

まずは素材勝負のちり鍋から始まり、途中で肝味噌を溶き加えて田舎風の味噌仕立てにし、

食材そのものの魅力と食文化をそれぞれ楽しめるように工夫しています。

煮込んでゆくと肝味噌の風味が次第に変わってゆくのも楽しいです。

 

 

 

 

 

地野菜も吟味して選んだものばかりですので、ひとつひとつ食感や香り、味わいを楽しんで頂ければと思います。

冬の里海の美味しさをぎゅっと詰め込んだあんこう鍋をお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、あんこうの共酢。

里海邸らしく、地野菜である赤大根や芋がらなどをシャキシャキした食感にして添えたり、

あんこうの部位ごとの様々な食感を考慮し、

多様な味わいを楽しめるように工夫しました。

スタッフに大人気です。

 

 


今日の仕入と下拵え

2011年11月10日 | 里海邸のごはん

 

鈴木料理長です。日々、直売所や八百屋巡りをし、農家さんから郵送していただいたり、数か所から仕入れています。

 

地元のおかあさんから美味しい情報が入ります。

 

 

大洗の活気あふれる魚屋。

 

 

あんこうの季節になりました。

 

下拵え

 

 

 


美味しい毎日。

2011年09月19日 | 里海邸のごはん

朝、妻が茨城町の友人から茗荷をいっぱい頂きました。

土から採ってきたばかりの茗荷です。

早速、料理長が、シンプルに天ぷらにしたり、
お味噌汁に入れたりして、新鮮な風味を楽しみました。





今日の夕御飯のおかず。サンマの生姜煮。

圧力鍋で骨まで軟らかくしてあり、子供が喜んで食べています。



里芋ごはん。

昆布出汁と里芋のねっとり感!あぁ美味しいです~。
一緒に作った梅ちりめん山椒も時々ふり掛けて、3杯おかわりしました。


美味しい毎日。

2011年09月16日 | 里海邸のごはん



食事処の桟敷。
簾ブラインドが入り、落ち着きが増しました。


今日も、料理長の美味しい試作料理が続きます。

宿前に干していた、地アジとスルメイカの手づくり干物。
身が柔らかくて美味しい。



プックリふくれた、ヒジキのがんもどき。中身がジューシー。


昨日漬けた常陸野菜のピクルスです。唐辛子の辛みが効いています。


そしてツヤツヤのお漬物。


モチモチした食感の豆乳豆腐。


香りの良い、ちりめん山椒も作りました。ご飯おかわりです。


イカの塩辛と墨づくりもつくりました。ご飯がどんどん進みます~。
奥に見えるのは丸ごと塩辛。。。(笑)


濃厚な味わい。地ホッキの十穀味噌和え。お酒も欲しくなりますね。


最後はさらっと地カマスの飯蒸し。さらっと頂きました。


食材王国いばらきは贅沢ですね~。


美味しい毎日。

2011年09月14日 | 里海邸のごはん

昨日のパプリカは、ラタトゥイユ風に。

常陸国のたっぷりお野菜!

パプリカ、冬瓜、茄子、アサウリ、オクラ、玉葱などをオリーブオイルで炒め、

大豆、そして鰹のハラスを加え、

ワインが無かったので、トマトと日本酒で煮て、出来上がり。



あとはピクルスに。


ヒジキのがんもどき。ギンナンの代わりに大豆水煮を混ぜています。


スルメイカと鰺は、浜辺で干物に変身中。


今年の初栗。甘さは控え目でしたが、うちの子がいくつも食べてしまいました。


大洗の名産。紅あずまでつくった芋ようかん。



肉屋さんに勧められた、水郷の赤鶏。あぶり焼きに。

一緒に大洗近隣の青果物を盛り込みました。

イチジクはゴマ酢をつけて甘さを楽しみ、プリプリの茄子は蕎麦の実をまぶした味噌田楽に。

オクラは煮干し粉をふり掛けて頂きます。



最後は、本日の地カマスを醤油漬焼に。

カマスを姿で頂くのは案外ないかもしれないですね。


御馳走様でした。


美味しい毎日。

2011年09月13日 | 里海邸のごはん

料理長の試作が続きます。

お陰で毎日が御馳走。

本日入荷のお魚は新鮮なマイワシです。



鮮度が良いイワシのお刺身はなかなか食べられず、最高ですね。


イワシの身だけを使ったつみれ。イワシの素朴な美味しさがたまりません。


イワシとともに、ほのかに甘~い蕎麦の実ご飯を頂きました。


今日、大洗のJAで購入した美味しそうな出来の茄子、オクラ。


お昼は麻婆茄子で頂きました。茄子のプリプリした食感が贅沢です。


夕方、うちの妻が、ご近所のママさんにパプリカを頂きました。
熟れたイチジクもあるので、明日はどんな料理になるのかな。


美味しい毎日。

2011年09月12日 | 里海邸のごはん

本日も台所が動いています。

料理長、料理試作のため鰺を購入。

夕暮れ時に、鰺の棒寿司と握り寿司をつくってくれました。

ちょうど打ち合わせ中だった食器の業者さんと一緒に美味しく頂きました!





さて、今日は仲秋の名月。

私、名月のたびに、井上靖の「大洗の月」の話を紹介していますが(笑)、ぜひご一読を。

浜辺には月の写真を撮る人々がいっぱいいました。

私の写真はうーん、ピンボケです。


美味しい毎日。

2011年09月08日 | 里海邸のごはん

里海邸の台所が動きはじめています。

今朝、料理長が集めたご近所の里海の新鮮な入荷物から、美味しい今日の食卓。

食材そのものの力、味付け加減の確認でいろいろお試し中です。

料理長は、様式にこだわりすぎず、田舎の美味いものを美味しく食べるには?

を取り組んでいます。

お陰で、このところスタッフの食生活は美味しい毎日。

さぁ、明日は何が買えるかな?できるかな?




写真はピンボケです。














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波打ち際で「ひとやすみ」| 五感を洗う海辺の別邸
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