夏の終わり頃、家族で軽井沢に行きました。
夜は涼しく、長袖が必要で、心地よく過ごせます。
仕事柄、いつも保養となる心地よさをぼんやりと考えておりますので、
軽井沢は心地よさについて確認できる場所が多く、勉強になります。
ペイネ美術館として知られる、アントニン・レーモンドの夏の家。
昭和中期の我が宿も、ベンガラ色のような赤い木造の時代がありました。
自然の中にある赤い建物は好みです。
赤い色は、決して落ち着きを誘う色ではないと思うのですが、
不思議と惹かれます。
森の中、川沿いにあるハルニレテラス。モノトーンなウッドデッキと木造店舗が、木々の色を引き立てます。
赤いチェアと暖簾が、商業空間としての活気を感じさせてくれるような気がしました。
チェアには色気を感じます。
石の教会・内村鑑三記念堂
無教会、非建築というコンセプト。
非建築とは、自然に寄り添った建築のことらしいです。
洞窟のような空間の中で夫婦として生きてゆく約束をするのですね。
軽井沢ニューアートミュージアム
素敵な建物です。
草間弥生さんの作品を鑑賞。
赤い水玉のテーブルは、ある意味、昆虫の鎧とか、毒キノコ(笑)
おー
鉄壁のガードに警戒してしまいます。
水玉は、「耳なし芳一」の身体に書いたお経のような役目らしく、
外敵から身を守るためのお札のようなものらしい。
創作者にとっては究極の安心感。
見る者にとっては、寄るな触るなと言わんばかりの危険のサイン。
動物の世界はこれが普通なのですよね。
安らぎとは何か考えさせられます。
草間さんの自著本も買ってしまいました。
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大洗海岸 オーシャンフロントの海辺別邸
里海邸 金波楼本邸 http://www.satoumitei.jp/