里海邸|大洗海岸。東京都心より90分、大海原が広がる静かな別邸へ

「素朴を上質に」海の別邸は、隠遁時間。~波と光色。湯と縁側。陶と食。磯と木の食卓。|里海邸 金波楼本邸 公式ブログ

数日前より鮟鱇鍋が食卓に加わりました。

2015年11月24日 | 里海邸のごはん

数日前より鮟鱇鍋が食卓に加わりました。冬の間はよくご用意させていただいております。味噌仕立てのなめらかな食べ心地・食後感のよさをお楽しみください。


里海邸の献立は天候・仕入れ状況により美味しさを最適化したお任せ料理でございますので、いつもあんこう鍋がご用意されているとは限りません。予めご了承ください。

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波打ち際で「ひとやすみ」
里海邸公式サイト|www.satoumitei.jp
ご予約お電話|029-267-2101


地元野菜としらす水団のけんちん汁

2015年10月03日 | 里海邸のごはん

「地元野菜としらす水団のけんちん汁」常陸×大洗ならではのダンプリング料理として、中秋の夕ご飯にご用意しております。

秋にしらす漁が盛んな大洗と、けんちん蕎麦が郷土食として知られる茨城。蕎麦の代わりに小麦粉の生地にしらすを混ぜた団子をつくり、サツマイモやレンコンなども入ります。主張の強いお料理ではございませんが、風味の強い他のお料理とともに心地よい味わいをお楽しみください。

(こちらのお料理は大洗観光協会の推奨する四季のグルメ「しらすの白波鍋」をアレンジしたお料理となっています

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食卓の風景は、今日の常陸の風景を映しているのです。

2015年02月16日 | 里海邸のごはん

里海邸の食卓です。素朴な佇まいの食材が、器の中でいきいきとしています。地酒や地ビールとともに、作りたてのシンプルな料理を味わう。その穏やかな時間は田舎の風景に相応しい食の愉しみ方です。

新鮮な魚や野菜が手に入ったときのワクワク感。そんな産地の日常のなかで、新鮮な食材のもつ素材感を最初に味わう。そんな暮らしの喜びにご参加ください。お日様や海の機嫌を伺いながら、その日の食材を走り回って買い集めて、台所でコース料理の姿になって食卓でお披露目されます。

素材を磨いて食器に盛られた食材のひとつひとつは、広大な常陸の風景をデフォルメしたかのようです。
この食卓の風景は、今日の常陸の風景を映しているのです。

 

もちろん、地元の食材が手に入らないことは日常の中で普通にあります。海が大しけの日は、地魚はまったく手に入りません。そうした状況を含めてありのままの日常が表現されているのが、里海邸の食卓です。そしてすっかり地元で手に入らない食材でも、遠方から取り寄せて、食文化として大切にされている料理もあります。これも暮らしの風景です。

 

茨城県 大洗海岸の宿。
波打ち際で「ひとやすみ」| 五感を洗う海辺の別邸

里海邸 金波楼本邸

ご予約・お問合せ| 電話029-267-2101 (受付9時~21時)
里海邸公式サイト| http://www.satoumitei.jp/


冬の夜のお料理。あんこうの煮込み鍋などのご紹介/里海邸 金波楼本邸

2014年11月30日 | 里海邸のごはん

11月下旬から、お料理の内容を一新しました。

里と海の美味しいものを大皿に盛り「田舎のお祝い」のような食卓風景を感じさせるお料理もご用意しております。
素材の良いお料理を一品づつご提供していた里海邸としては新しい試みです。記念日に馴染む佇まいでありながら、家庭料理の心地よさである「あれこれ食べる食卓」という魅力も合わせ持ち、よりリラックスした食事場面になれば幸いです。大皿盛りもあれば、つくりたてのお料理と一品づつ静かに向き合うひとときも変わらずございます。
心穏やかな食事となりますように。

 


温かい一品

牡蠣茶碗蒸し



ひらめ薄造り ~ポン酢醤油で~

これまでお刺身は会席風に軽めの盛り合わせ風でしたが、冷たいお料理と温かいお料理を交互に食べる心地良さをお試しいただきたく、コース内で数回に分けてご提供する形をとっております。同じ風味や食感が続くと食べ飽きしてしまいますが、そうしたところを解決しようとしております。

お酒は月の井純米吟醸 無濾過生原酒。


 


里と海の膳菜

八つ頭揚げ みたらし餡、クロムツ炙り寿司、大黒豆密煮、
常陸牛ロースト 葉わさびソース、
南天豆腐、ほっき貝とセリのぬた

里海邸のお料理は美味しいし、作り立てで嬉しいけれど、素朴すぎるとのお叱りの声がありましたので、純粋な休養だけでなく記念日やご招待旅行にもご対応できるような雰囲気の大皿料理をご用意いたしました。

お酒はホワイトエール(常陸野ネストビール)


 


あんこうと地元野菜の煮込み鍋

ゆとりある滞在を大切にされる里海邸のお客様。鍋はすぐお召し上がりになりたいとの声がありました。そこで、あらかじめ鍋に美しく盛ったあんこうと地野菜に熱いスープを注ぎ、そのままグツグツ煮込んで、旨味のある鍋をお愉しみ頂けるようにカジュアルアレンジいたしました。


 


あんこうと地元野菜の煮込み鍋とご一緒にどうぞ。鍋だけを食べていると飽きてしまいますので、和え物やごはんもご一緒にご用意し、リラックス重視の食卓をお楽しみいただけます。

ホウボウの刺身、イワシの胡麻漬け、春菊とひら茸の和え物
里芋ごはん、 香々


 


デザートは夜想曲の流れるライブラリーラウンジで、ごゆるりと海辺の夜をご満喫下さい。

クリームチーズのアイスクリーム無花果ソースとコーヒー

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海辺でひとやすみ ―東京都心よりアクセス90分― 茨城県・大洗海岸。  
里海邸 金波楼本邸
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今日のお料理 /大洗の旅館 里海邸

2014年07月14日 | 里海邸のごはん

今日のお料理の一部です。

豚巻茗荷焼き、新蓮根パン粉揚げ 香辛味噌、常陸大黒豆密煮、モロヘイヤ蟹マヨネーズ和え

お料理はこの他にも、お魚料理を中心にご用意しておりますが、

素朴なものでして、

華やかな食材をご期待している方には、あれっと思うかもしれません。


里海邸は「ひとやすみ」の宿。

家で美味しいものを食べるときのあの心地よさ。のびのびとした心。

緊張感や華やかさのあるお料理ではなく、穏やかな空気が流れる食卓を大切にしています。


地元で買い揃えた季節の美味しいものを、作りたてで美味しく食べる。

毎日この土地で暮らしていて、食べたいと思うようなものが食卓に上ります。

揚げたての新レンコンなど美味しいですよね。


ゆっくり時間が流れる海辺の別邸で、穏やかな食事をお愉しみ下さい。


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海辺でひとやすみ ―東京都心よりアクセス90分― 茨城県・大洗海岸。  

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あんこう鍋の目立たない話。

2014年03月09日 | 里海邸のごはん

茨城の冬の名物、大洗の冬のお料理と言えば、「あんこう」を想像されますでしょうか。

里海邸でも冬にはあんこう鍋をご用意する日が多くなります。

写真は、ご提供直前に撮影した盛り皿の中のあんこう鍋の具材です。

ピカピカですね。 

ところで、テレビのイメージなどで伝わる様な、漁港のそばで、あんこうの身や内臓をザクザクぶつ切りにして鍋と放り込んで一気に食べるのは、風味も食感も良さそうで、とても美味しそうですが、内蔵系だけに、魚の臭みが苦手な方には厳しい映像ですよね。

あんこうは、グロテスクな容姿や、つるし切りの手法、あんきもの旨さ、内臓を含む具材のバリエーションなど、個性満点の鍋ですが、それだけに実際に食べる上で魚の臭みを心配される方もおられることと思います。身体の表面はヌルヌルとしたぬめりで覆われておりますし、具材の半分が内蔵で、スープも肝臓でつくるのですから(笑)

ですが、鮮度のよいものを使い、丁寧な下処理をしていれば生臭さはございません。ここ大洗の辺りのあんこうの取り扱い方ですと、アンコウの身や内臓を下茹でして、冷たい流水で洗うなどして、包丁で磨くように表面の汚れを落とし、さらに柑橘類添加などのいろいろな方法で臭みを取り除くことが多いようです。とても大きな魚ですので、他の魚にはないこのような世話を必要とするのが、あんこうの高コストな理由のひとつです。下処理の後の流し台の掃除も大変です。それでも、こうした努力で、臭みをはじめ雑味が緩和されて、まろやかな旨さのあんこうの風味が際立ってくるのだろうと思います。

しかしながら、あんこうの面白い食感も、あまりに下茹でしすぎますと水分が抜けてしまい、身肉などはパサパサな感じに変化してしまいます。新鮮な素材であれば、具材を洗った後は、さっと湯通しにするなど、食感を大切にすることも考慮した上で、その日の最適なあんこう鍋を考えてゆきます。

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大洗海岸 オーシャンフロントの海辺別邸

里海邸 金波楼本邸 http://www.satoumitei.jp/


お正月のお料理

2014年01月02日 | 里海邸のごはん

元旦に料理長がつくってくれたお正月のお料理です。

すみません、我が家の食卓用です(笑)

お客様にお出ししているお料理からいくつかチョイスしたものに、

実家の母がつくってくれた「いか寿し」(青森県 下北の郷土料理)も加えた、

オリジナルおせちです。

 

 

こちらはお客様にご提供しているお料理から「お煮染め」です。

久しぶりにお煮染めが食卓に上りましたが、

里海邸で最初に検討されたお料理はこの素朴なお料理でした。

 

大洗だから、期待するのはまずお魚でしょうよ。。。と言われそうですが、

もちろんこの他はお刺身やあんこう料理ですとかございます。

お正月は漁船の操業がほとんどないため、

鮮魚の品目は極めて少ないので、そこはどうかご勘弁下さい。

 

大洗は、魚介類だけでなく、お野菜やお米などもたくさんつくられている地方ですので、

地元のできるだけ新鮮で美味しいもので、お料理をつくることで、

旅先の地域のありのままの姿を感じていただけたらと思っております。

 

それと、

どんな献立で料理をつくるかということも大事ですけれども、

どんな思いを抱きながらお料理をつくるかによって

料理の良さは変わるのかな。。。と思っております。

ひとつひとつの手作業に、その思いが加わるのですから。

 

里海邸の料理は、例えて表現するとすれば、

大切な息子さんや娘さんが久しぶりに実家に帰ってきたときの

ご両親の嬉しさをほのかに表した

「田舎の家庭のちょっとハレな気持ちのお料理」というところでしょうか。 

 

ですので、皆様を温かく食卓に迎え入れて、

この土地、この季節の、美味しい食べ物を通じて、

ある海辺の町-大洗-の、土や海の空気を、

ご一緒に確かめるようにして食べながら、心が解けてゆくことを願っております。

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大洗海岸 オーシャンフロントの海辺別邸

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晩ご飯の支度

2013年04月17日 | 里海邸のごはん
トントン・・グツグツ・・・里海邸の台所から今日も調理の心地よい音が響きます。

近所の魚屋さんや野菜直売所、農園から届けられた元気な食材たち。

美味しそうな色、かたち、香りに包まれながら、新鮮な食感を期待しつつ調理しています。

素晴らしい食材は、なるべくそのままに、より美味しく!心をこめて。

潮風のなか船を走らせる漁師さんの姿や、

農園の土や水の薫りが伝わるような四季の味わいを、

台所から。





キッチンです。

日々美味しい食材が入ってきます。

そのまま美味しさを高めてゆくために

丁寧に、丁寧に。。。丁寧に。

皆で下拵えしています。





里海邸のスタッフも、開業した震災の年は数名でスタート。

それから仲間が増えて、現在は30名。

満室のときのお客様の数と同じぐらいです。





職場の多くが女性。

花嫁修業年齢の若いスタッフから、

お孫さんのいるお母さんスタッフまで、

多世代のスタッフがおります。





今日は鯵が入りました。

その日、最良の魚を選び

丁寧に、大事に、

美味しい状態で食べられるよう

魚を整えております。





この春から仲間になった新人スタッフも

頑張っております。


料理長は同じ話をします。

丁寧に。清潔に。





美味しいものをつくろうとするときは、とても集中しているもので、

ひとりひとりの頭の中は、ピーンと張り詰めております。


とは言え、不思議なのですが、里海邸のキッチンにも

宿と同じく坦々とした穏やかな時間が流れています。



真夏のご夕食

2012年09月01日 | 里海邸のごはん
リクルートじゃらんが今秋に発売する
特別編集の大人向けの旅行ムック掲載のため
写真家の今井聡志さんに
里海邸を撮影して頂きました。

ご夕食の写真です。
撮影用に特別に飾ったりしておりません(笑)
ありのままお料理を撮って頂きました。

ご夕食の提供順にどうぞご覧下さい。



地蛸煮、寄せ枝豆


蛤豆腐のお吸物


本日のお刺身 地元野菜を添えて
鰹、がぜ雲丹、あいなめ、ぼたん海老、とうもろこし、コリンキー、オクラ、アンチョビマヨネーズ


南瓜のポタージュ


地豚の糀焼き、常陸大黒豆密煮、葉生姜、黒豆味噌、カラートマト、クレソン


サザエ刺身 金糸瓜
(岩牡蠣や生しらすの時もあります)


地魚と野菜の土鍋煮
鯛、つるむらさき、笹葱、牛蒡、ペコロス、ひも茄子


冷やし蓮根麺


デラウェア 無花果シャーベット



現在、茨城県では、海のものも里のものも
放射性物質の基準をクリアした食材しか出荷されておりません。

特に魚介類は消費者によりご安心頂けますよう
茨城独自の厳しい基準で検査しています。

地魚の種類により
出荷制限で手に入らない場合は
茨城県外の食材も用いております。

里海邸 毎日の食卓について

2012年05月11日 | 里海邸のごはん

お写真は、放射性物質の新基準値や漁協の自粛による出荷規制後の、里海邸の毎日のお料理のスナップです。

(クリックすると拡大し、料理の説明も読むことができます) 

           

 

里海邸は田舎の別荘のようにお過ごしいただく保養宿。

お食事も別荘の食卓のような楽しみがあります。

 

茨城に来るとあちこちに野菜直売所があります。

そして大洗のあたりでは2つの漁港と多くの魚屋がありますが、海辺に野菜直売所があるほど農地と海がご近所です♪

 

もし大洗の別荘に来たなら、ご近所の野菜直売所や農家さんや魚屋さんに行き、そこで新鮮な産地の食材を自ら手にするでしょう。

すると食材の新鮮な食感をダイレクトに楽しみたいと思うわけで、それが産地の別荘で楽しむ食の楽しみ方であると考えました。

 

そのため、里海邸のお料理は、旅館の会席料理や、創作和食でもありません。

畑の上で食べるような、漁港で食べるような、素朴で新鮮な食感を最大限に生かした、現代の田舎で食べたいお料理に取り組んでおります。

 

・・・ところが、

放射性物質の新基準値や茨城漁協の厳しい出荷自粛で、食材が手に入りにくくなりました。

今、里海邸の食卓では、厳しい出荷規制をクリアした茨城の食材では品目が少なすぎてお料理がまとまりません。

そこで全国各地から集めた安全な食材を組み合わせて、里海邸の別荘料理を完成させています。

 

つまり里海邸のお料理は、田舎のリアリティ(本物感の演出)というよりも、

田舎のノンフィクション(事実に基づいてつくる)お料理となっています。

これからも、ごゆっくり保養の支えになる、安心と素朴な美味しさを日々追求していきます。

 


地魚出荷自粛への対応について

2012年03月29日 | 里海邸のごはん

報道の通り、原発事故に伴う放射能汚染問題で、新たな基準での茨城県内海域の魚介類の出荷・販売の自粛が始まりました。

旅先で多くの地魚が食べられないのは残念ではありますが、安全・安心な魚をお召し上がりいただくための決定ですので、どうかご理解いただきたいと思います。


この決定により宿も自粛対象の地魚を買う事ができなくなります。

 

こうした動向を踏まえ、魚の仕入れについてはしばらくの間、他県の魚なども採用し、保養の宿として安心感ある食事をお楽しみ頂けますよう努めてまいりますので、よろしくお願い致します。 


ご宿泊のお問合せは・・・


波打ち際で「ひとやすみ」| 五感を洗う海辺の別邸
里海邸 金波楼本邸
〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6883
電話|029-267-2101(受付9時~21時)
ホームページ|www.satoumitei.jp