韓国の雑誌「WINE an’CITY」の茨城県特集の取材を受けました。
コンセプトは、Wine, Sake, Gourmet & Travel
チェ・フン代表と編集者のチョ・セウムさん、カメラマンのパク・ホンヨンさんの3名の取材陣と、茨城の旅をアテンドして下さっている茨城県観光物産協会・外国人誘客担当のシム・ヒジョンさんが来日されました。また韓国からは日韓仲介をして下さったクレアソウル事務所の菊地和幸さま(茨城県のご出身)もご一緒です。
夕食の時には席にお招きいただき、お仕事や韓国の食事情についてお伺いすることができました。
日本には1ヵ月に1回の割合で取材に来日しており、茨城に来る数日前はイタリアとクロアチアで取材していたとのことで、77歳のチェ・フン代表のタフな仕事ぶりには驚きました。夕食以外の時間は客室で記事の執筆をひたすら進めているとのことで、帰国するとまた膨大な仕事が待っているので、どんどん仕事をしなくちゃね。との事でした。日本人以上に美しい日本語を話されるチョ・セウムさんは、茨城のような豊かな農業地域に生まれ育ったそうで、素朴な食の魅力について話しが盛り上がりました。カメラマンさんのパク・ホンヨンさんは韓国ではかなり腕のあるカメラマンとして知られている方。また素朴な偕楽園の魅力についての話題も出て、偕楽園は実に哲学的な公園ですね。とお話されていました。素直に嬉しかったです。
現在ソウルでは日本の「居酒屋」スタイルのお店がたくさんあり、そうしたところから日本酒への関心が高まっているのでしょうかね・・・?でもまだまだワインほどではないとのことです。
魚の生食については、韓国では20年以上前から寿司があり慣れてきているけれど、日本人に比べたら生魚を苦手とする人も多いようです。 ひとつは馴染みやすいお料理として、鍋は常陸牛のしゃぶしゃぶもご用意いたしました。お肉ははもちろん、農業王国茨城自慢の常陸野菜もたっぷり添えてご用意しました。大洗のハマボウフウや笠間の赤からし水菜、小松菜など、馴染みがなく初めて食べたとの事でしたが、素材感のある野菜はかなり美味しいとの反応で、ハマボウフウをバクバク食べて下さったのが印象的です。聞けば、韓国の方は日本人以上に野菜をたくさん食べるとか。半干しのカマスの干物もチャレンジして下さり、その美味しさや日本酒との相性を楽しんでいただきました。しゃぶしゃぶの鍋でつくったうどんもしっかり完食して下さいました。
日本の様々な地方食文化に触れておられる取材の皆様でしたが、一般的な旅館の会席料理とは異なる、茨城らしい産地の素朴料理を受け入れていただきホッといたしました。現代スタイルの宿空間もさることながら、食事も興味深く、美味しかったよと言って下さり宿を後にされました。ご来邸ありがとうございました。機会があれば韓国の自然豊かな地方にも行きたいですね。
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海辺でひとやすみ ―東京都心よりアクセス90分― 茨城県・大洗海岸。
里海邸 金波楼本邸 http://www.satoumitei.jp/
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