自然にやさしいことをしたいと思って栽培の本を手に取って読み始めてすぐに打ちのめされた気がした。自然はシロウト考えが通じるほど甘くなくて一筋縄でいかないんだと。アメリカ随一の自然農法の達人が書いている本だから間違いない真実。
執筆者は30年以上も自然農でやってきて今も毎年毎年新たな課題にぶつかっていると書いている。それでインターネット検索したところ、雨が降るたびに大気を汚しているとか重大な証言まで出てきた。専門機関の研究も近年になって始まったばかりで、じつのところはまだまだ分らないほうが多いらしい。
いろいろ考えられるところかもしれないが、農業が始まる以前にキレイな空気、美味い水、豊かな生態系が育ってきていた事実がある訳で、自然は人間が軽々にあれこれ判断できるほど単純なものでないのも分って少しだけ ホッ! だから雨が、生き物が、嵐が、地震が生態系をからかうことは有るかも知れないが、ちゃんと帳尻を合わせてくれている。地球は上手く出来ているんだと改めて周りを見回してほとほと感心した次第。
おそらく地球は自然は誕生して以来フル活動してきたに違いない。フル活動してきたものを急に休ませるのは危険だし、自然のままに任せておけば目いっぱいに働いて満足の一生を終えるのだろうなあ。自然農の意味はそのようなモノかもしれない。まだ読み始めたばっかりで読後感を書くのはまったくの的外れになる恐れのほうが高いかも…
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます