キシリ徹の!おんぼろファクトリー操業記

キシリ徹の
架空CMソングの作詞・作曲・制作の経緯、小さなハプニングやイカしたグッズ
についての裏話を書きます!

〈架空CMソング制作秘話〉 『ちりぬるをチョコレート・3部作』ができるまで (第12回)

2020-07-17 17:00:00 | 架空CMソング制作秘話
こんにちは!!!

キシリ徹のタニケンです。

制作秘話第12回は、「ちりぬるをチョコレート・無印版」「ラテン味」「工場見学味」についてです。

なんか書くのめちゃくちゃ憂鬱だな…。


【着想】
 アイデアが枯渇
 この3部作の発表は24〜26曲目ですが、作曲自体は15〜20曲目くらいだったかな。


 二人で打ち合わせしながら、次の題材をチョコレートにしようということになりました。


 チョコレートのCMソングといってすぐに思いつくものといえば、明治チョコレートテーマではないでしょうか。


 我々も、明治を真っ先に思いつき、「明治みたいな歴史のあるチョコレートのCMソングを作ろう」ということになりました。


 そこで商品名を考え始めたのですが…、この時に限っては、いいアイデアが一切浮かびませんでした。


 たしか立て続けにミリオネ電器とか恵漏川温泉とか丸焼きおじさんのケバブショップなどを作り終えたばっかりだったので、アイデアが枯渇していたのかも知れません…「たらちねチョコレート」とかそんな案を出した記憶がありますが…。


 そこで、ワードバスケット(←制作秘話第6回を参照)を使って、「ち」の頭文字がでてきた時に「ちりぬるをチョコレート」を発案しました。


 なんとなく歴史あるチョコレートっぽいけど、やなせも発案した僕自身でさえも「あぁ…うん。まぁ作ってみるか…」みたいな反応でした。


 やなせに「適当に歌ってみて」と言われて歌った「ち〜り〜ぬ〜る〜を〜」が思いの外良かったので、サウンドロゴ部分のメロディはあっさり決まってしまいました。


 サウンドロゴだけじゃ寂しいなと思ったので曲の前半の部分を作り始めたのですが、歌詞もメロディも冴えたアイデアが一切出てこない…。


 そんな中、やなせが「ちりちりぬるを、ちりぬるを」と歌い出したので、それに「いろはにほへと、ちりぬるを」と「ちりぬるを製法の大陸的な味わい、美味しいカレー、全部好き。」というセリフを付け加えて完成させました。


 アイデアが枯渇しているのを感じつつも、
「まぁたまにはこんなのもあっていいんじゃない?」
「時間空けて聴きなおしたらいいと思えるはず」
などと思い込むよう努めながら、その日の打ち合わせを終了しました。


 後日、やなせに
「ラテン味と冒険味(後に工場見学味に変更した。いずれにしても意味がわからない)も作ろう」と言われた際に、
つい「こんな捨て曲いじくり倒してどうすんだよ!」と言ったのを覚えています。

 やなせ曰く
「3曲展開するアイデアは前々からあったのでやっておきたい」
「『こんだけやっても良くなりませんでした』って苦難の跡が見えるのも面白いんじゃない?」とのことでした。


 そんな経緯で、「捨て曲」「ゴミ曲」「アイデアの搾りかす」とまで言われた曲を3部作にわたり悪戦苦闘しながらいじくり倒す羽目になったのです。

〜〜〜

 【楽曲解説】
◆ちりぬるをチョコレート(無印)について
 この曲のアレンジついては、まっすぐにビートルズを意識したポップスに仕上げました。



 なんとなく「現代でビートルズっぽいポップスをうまくやるのがかっこいい」みたいな風潮が少し前にあったように思うので「まぁやってみるか…」みたいな気持ちで挑みました。


 ただ我々が学生時代くらいに作品として聴きこんでいたものといえば、リボルバーとかホワイトアルバムとかサージェント・ペパーズなど中期・後期の作品が主であり、それらの作品のサイケな風味や実験性に多少影響を受けていはいましたが、ずぶずぶにビートルズに影響を受けてきた訳ではありません。


 また、ビートルズが様々な形に翻訳された音楽を通して間接的に影響を受けてはいますが、ビートルズそのものの魅力をあまり理解していなかったように思います。

 しかし、この楽曲を完成させるにあたっては、ビートルズ初期作品を聴き直し、コーラスワークやベースラインの雰囲気などを参考にしています。

 この作業は、ビートルズに対する「工夫がいっぱいで刺激的な中期後期の作品の方がいいに決まってるじゃん!」という考えを覆し、
美味しいメロディーやひらめきに満ち溢れた初期作品の魅力に気付くきっかけとなりました。

 このキシリ徹のプロジェクトを始めてから、作曲上必要なリファレンスとしていろいろな作品を聴き直して「こういうことだったんだ!!!」というふうに、昔はわからなかった魅力に気付かされることが非常に増えたように思います。

 アレンジ段階から参照したため、そこまで寄せることはできませんでしたが、作曲段階から初期ビートルズを目指した作品なども作ってみたいと思いました。
 ビートルズについてもこれから初期作品だけでなく各メンバーのソロなどもっともっとディグっていきたいですね〜。




〜〜〜
 
◆ラテン味について
 ラテン味ということで、とりあえずラテンっぽいドラムパターンやオクターブで重ねるピアノのフレーズなどを入れています。



 作曲する際、できるだけ曲調が他の楽曲と被らないようにしていますが、実際ラテンっぽい曲って数曲作ってるなと改めて気づきました。


 アイデアが枯渇していたからやりがちなバリエーションを安易に選択してしまった気もしないこともないですが、他のラテン曲(桃園、野菜上等)ともまた違った雰囲気になっているのでよしとしましょう。


 このバージョンで特筆すべきことといえば、セリフの部分でしょうか。


 曲冒頭と途中のセリフの内容は無印版と同じ
「チョコレートの溶ける温度は425℃」
「ちりぬるを製法の大陸的な味わい、美味しいカレー、全部好き」なのですが、
「ラテン語で言ってみよう!!!!」とのことで、
翻訳ソフトでラテン語に翻訳したセリフを私が耳コピして喋っています。


 そもそも翻訳自体文法がめちゃくちゃなのに、なんとなく耳コピしただけなので、録音するたびに違う台詞になっていました。

 あと「美味しいカレー」の部分は、録音している最中、自分でもなにについて喋っているのか訳が分からなくなってしまって笑ってしまったテイクを採用しています。

 結果的に「美味しいカレーのことを想像して笑みがこぼれた」感じになって面白いかな、と思います。そもそもカレー関係ないですが…。

〜〜〜
◆工場見学味
 工場見学味ってなんなんだ…。美味しいのか不味いのかそもそも食えるのかもわからない…。


 やなせが「どうしてもインダストリアルをやりたい」ということでこの曲を作ったわけですが…。


 まぁコンセプトとかはともかく、曲自体はうまくできていると思います。
 
 そもそもスロッビング・グリッスルノイバウテンの影響でインダストリアルミュージックをやってみたいということで、試行錯誤しながらレコーディングしました。


 ホームセンターで購入した一斗缶とか鉄パイプをスタジオに持ち込み、振り回したり叩きつけたり蹴り飛ばしたりするインプロを二人で交互に繰り返しました。







 インプロのなかから徐々にリズムパターンを形成していくのが難しかったのを覚えています。一斗缶や鎖はなかなか迫力あるいい音が撮れてますね〜。




 曲を改めて聴き直してみると、レジデンツホワイトノイズの他、CANなどのジャーマン・ロックの影響も感じられます。


 キシリ徹のプロジェクトを始めてからは少し離れていましたが、我々は19〜20歳くらいのころ、プログレ、インダストリアル、アート・ロック、アヴァンギャルド、ジャーマン・ロックなどをよく好んで聴いていました。


 この曲を作るにあたってそういった音楽の影響をしっかり曲展開を構築しながら表現することができたので、そういった意味では非常に楽しかったし、価値のある一曲になったと思います。まぁイベントなどでは演奏不可能ですが…。






〜〜〜

 【その他 裏話】
 デザインについて
 3作すべてやなせがデザインしたものです。


 無印版の右側のチョコレートと中央下の山の絵は私が鉛筆で描きました。左側のチョコレートの絵はやなせが私の絵を真似て書いたものらしいです。



右のチョコレート、「Sinse」って綴り間違えてますね。試し書きしたときはちゃんと「Since」って書いていたのになんでだろう…。



 やなせはガチで絵が下手で、この絵についても真剣に描いたそうですが、改めてみるとヤバいな…。



 ラテン味もそうだけど、なんだかやっつけ仕事という感じが否めないよな…。

 工場見学味については、やなせが前々からコラージュアートをやってみたかったらしいので、初挑戦しました。



 味とか商品の詳細は全くわからないけど、目を引くデザインにはなっているかと思います。


 この時もやなせから「なにかインスピレーションを得ているアルカイックスマイルな子供」と「『ち』の上に目玉ついたやつ」の絵を書いてくれと頼まれたので、私が鉛筆で描きました(ハイパーアナログ人間なので…)。


 「『ち』の上に目玉ついたやつ」もレジデンツやノイバウテンを意識しているかと思います。

 後に、キシリ徹のデザインを集めたコラージュアートTシャツを作ることになったので、このデザインもひとつの経験になってるんだな〜。
 
 
 正直、ちりぬるを3部作についてはあまり気に入ってなかったし思い入れもなかったけど、改めて振り返ってみると、3作を通して経験したできたことは少なくないので、なんだかんだで大事なディスコグラフィーのひとつだなと思います。




 今回は以上です〜。それじゃ、またねっ!!!!!!


<架空CMソング制作秘話> 「桃園法律相談事務所」ができるまで(第11回)

2020-07-03 17:00:00 | 架空CMソング制作秘話
こんにちは〜!!!!!!

キシリ徹のタニケンです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

制作秘話第11回は、「桃園滋法律相談事務所」です!!


曲自体も会心の出来ですが、会場でみんなで歌ってめちゃくちゃ楽しかったので、そういう点も含めてかなりお気に入りの楽曲です!



【着想】
 この楽曲はかなり初期の曲で、7、8番目くらいに作ったものだったと思います。

 タイトルに関してはやなせが持ってきました。

 多分、アディーレとかの過払金請求のCMとかを見て弁護士事務所の曲を作ろうと思った物と思います。


 「桃園滋」という名前に関しては、単純に桃が好きというのと、苗字や名前に果物が入っているのに憧れているからだそうです。

 高校生くらいの頃にも同じこと言っていたのでそんな理由だろうなと思ったら案の定でした。


 そもそも、この楽曲のように人の名前が入るようなタイトルの場合って、ぶっちゃけなんでもいいんですよね。


 でもなんとなく、「この業種だったらこの名前がしっくりくるな…」っていうのがありますよね。


 だから美容グループは「小柳」だし、ファッションステーションは「吉崎」なんです!
 
 桃園滋も割といい加減な理由で決めてるけど、なんとなく胡散臭いところがちょうどいいですよね!!!!

 とはいえやなせがこのタイトルを持ってきた時、「実際に弁護士事務所のCMがないわけではないが、わざわざCMソング作るか…?」とは思いました。


 CMソング作るくらいだからさぞかしクセの強い弁護士なんだろうな…。しかしそう考えると「クセの強い経営者が、妙な独自性を発揮しようとして作ったCMソング」という方向性でなんとか作れそうだとも思いました。


 ということで、歌う内容は過払金のことくらいしか思いつかなかったけど、とりあえず作曲に取り掛かることにしたのです。


【楽曲解説】
ブラジル音楽への憧れと「大陸的」
 作曲当時、イヴァン・リンスやミルトン・ナシメントなどブラジリアンポップ(MPBを)よく聴いていたので、ブラジルっぽい感じでシンガロングできそうな曲にしようということになりました。
また、ブラジル音楽へ傾倒していた時期のTHE BOOMなども聴いていたので、自分たちなりに日本語にブラジル音楽を取り入れたいと思いました。

 そこで私が「借金あんの?」「過払金あんじゃねえの?」とかポルトガル語っぽく歌えばいいんじゃない?と言ったら、やなせがすぐサビのメロディを完成させました。


 あとBメロについてはやなせが「大陸的な展開にしたい」というので、コード進行やリズムパターンは大陸的になっています。


 この「大陸的」という表現、やなせがよく使うんですけど伝わりますかね?(昔、バンドメンバーに「大陸的って意味が全然わからない」と言われたことがあります)

 また、Bメロとサビはイヴァン・リンスの「Somos Todos Iguais Esta Noite」の影響からか、自然とユニゾンで歌う展開になりました。


 サビ以外の歌詞はやなせが書きましたが、よりポルトガル語っぽく聴こえるように意識しながら言葉を選んでいます。「あばたづら」とか「もやし8本になりそう」とかうまくできていますね。


 曲全体を通してみると、スムース且つ緊張感のあるコード進行のイントロ、Aメロから、Bメロで「大陸的」に広がり、サビで一気に弾けていて、起承転結のあるいい展開ができているなと改めて思います。


 アレンジに関しては、歌にブラジルっぽい奥行きを与えるために、リバーブではなくテープエコーを利用しています。コーラスに多重感があって聞き応えありますよね。


 コーラスは私とやなせの声を多重録音していますが、多重録音をする際、私はだいたい「普通に歌うVer.」と「高校の先生のモノマネで歌うVer .」を録られます。この時はウツノ先生ですね。


 この回は、ウツノ先生の授業を受けたことのないやなせもウツノ先生に挑戦しています(というか私のウツノ先生のモノマネのモノマネですが)。


 30歳にもなって「先生のモノマネ面白い」という価値観を捨てられていないので、モノマネしながら録音して二人で手叩いて笑っていたりします。


 アレンジに民族楽器を加え始めたのもこの曲が最初です。


 民族楽器の教則動画などをみながら研究して打ち込んでいます。こういった方法論も現在まで生かされています。


 あとは、最後のサビのアコギのフレーズめちゃくちゃいいですよね。やなせは、うまく弾けなくて何度も録り直したようですが、かなり気に入ってるそうです。


 楽曲自体かなり気に入っているのですが、結果的に「桃園滋法律相談事務所」の胡散臭さも表現できていて、その点を含めていい作品になりました!
 



【その他 裏話】
 デザインについて
 この広告は友人に頼んでデザインしてもらいました。


 遠目からみるといかにもありそうな広告ですが、よくみると桃があちこちにあしらわれていたり、「なんとかします!」とか「得意です!」とか具体的なこと一切書いていなくてハイパー胡散臭いですよね…。


 最寄りの駅が「玉子駅」だったり、注意書きで右下に小さく「実は桃アレルギーです」とか書いていたり、あちこちに小ネタがあってつい笑ってしまいますね。


 是非一度細かいところまでチェックしてみてください!

〜〜〜 

 からくりキャッチ!に桃園滋さんが登場!「SHIGERU Satisfaction Style」とは?

 からくりナイスキャッチ!第7回にゲストとして桃園滋さんにお越しいただきました。


 番組内では桃園滋法律相談事務所について下記のように紹介されています。


 『弁護士、外国弁護士、その他の専門家10名を擁する総合法律相談事務所です。

 取り扱う分野は、多岐に渡り、複数の専門分野にまたがる総合的な能力や、高度な専門性が必要とされる案件については
 事務所の中でもトップクラスの実力を誇る「プロフェッショナルリーガルオーガナイゼイション」が担当に当たります。

 さらに、2012年には事務所を法人化。今では「比類なきマキシマム弁護士軍団」と呼ばれています。』
 

 桃園滋さんには、最初に独立に至った経緯と熱い想いをお話しいただきました。破茶滅茶というか支離滅裂なお話しでしたが、やはり弁護士、最後は見事にやなせを納得させていましたね〜!


 民事事件だけではなく刑事事件も担当する桃園滋さん、「軽井沢ベーグル事件」や「豆鉄砲伝来事件」を始め、誰もが知る刑事裁判に携わった実績もあるそうです!!!

 また、理念として掲げる「SHIGERU Satisfaction Style」についてもご説明いただきました!!何事も一生懸命にやることが大事なんですね〜!


 収録中にやなせに大小様々な危機が訪れますが、常時「SHIGERU Satisfaction Style」を貫く桃園滋さんによって救われました!


 ありがとう「SHIGERU Satisfaction Style」
〜〜〜

 憧れのつんく♂さんに
 以前、つんく♂さんがTwitterで「若いクリエイターは作品聴いて欲しくてウズウズしてるよな」と言った旨をツイートしてらっしゃった際に、やなせが「架空のCMソングを作っていて聴いて欲しくてウズウズしています」と桃園法律相談事務所の動画を貼ってリプライしたところ、なんとそのリプライをリツイートしてもらいました…!



 おまけにやなせのアカウントをフォローまでしてくださいました。やなせの数少ないフォロワーの中につんく♂さんがいるのめちゃくちゃ不思議だな…。
 
 そのころはまだマニアフェスタにも出演する前で、なかなか仲間内以外の人に曲を聴いてもらう機会がなかった中、つんく♂さんに聴いてもらえたということが大変嬉しかったです。ツイートを見た人からも結構反応がありました。

 それだけで結構浮かれてめちゃくちゃ酒飲んじゃったのを覚えております。

 今回は以上です!!!!


 またね!

<架空CMソング制作秘話>「一日の必要量?余裕余裕 野菜上等」ができるまで(第10回)

2020-06-26 17:00:00 | 架空CMソング制作秘話
こんにちは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


キシリ徹のタニケンです!!!!!!!!!


今回でこのブログも10回となりました!!!!!!!!!!妥当ですね!!!!!!!!!!!!!!


第10回は「一日の必要量余裕余裕 野菜上等」です!!!!!!!!!!!!!!!!



先月公開されたばかりで、比較的新しい楽曲です!!!!


これもめちゃくちゃいい楽曲ですね〜!!!!!!

【着想】
 この楽曲は、2019年10月頃に「マニアフェスタ×東急ハンズ」の出展に向けて新曲を用意しようと言うことで作りました。

 やなせと打ち合わせをする前に例の如く「企業名、商品名考えといて」といった旨で野菜ジュースふりかけ洗剤歯ブラシプロ野球チップス的なスナック…などといった候補がいくつか送られてきました。

 一生懸命考えたけど「ファイバーオン ふりかけタイプ」とか「プロ職人チップス」とかはボツになっちゃいました…。

 まあ実際、ボツになったと言うよりは「一日の必要量?余裕余裕 野菜上等」がダントツで出来が良かったので、その時は他の案をあまり掘り下げなかったように思います。なので「プロ職人チップス」もそのうち作曲するかも知れませんね。


 「一日の必要量?余裕余裕 野菜上等」については、商品名、コピーともにかなり気に入っています。


 既存の商品では「野菜〇〇」みたいな名前が真っ先に思い浮かぶし、野菜ジュースだと認識しやすいのでそのフォーマットを借りることにしました。


 また、野菜ジュースやジューサーの広告では、「しばしば「野菜の一日の必要量ってこんなに多いんです!!!!」って到底一日で食べきれない量の野菜を見せつけてくるものが結構多いですよね。


 そういうのを見ると「いちいちうるせぇな…。男の一人暮らしでその量食うわけねえだろ。肉と米たらふく食わせろよ!!!」と思うことがしばしばありました。

 なのでそういった謳い文句に対してなにかしら言い返してやりたい、そんな気持ちで考えた結果、「一日の必要量?余裕余裕 野菜上等」が出てきました。


 「一日の必要量なんて食えるわけない…」というコンプレックスから解き放たれ、自信に満ち溢れた自分に生まれ変わって「余裕余裕。」「野菜?上等だぁ!
やってやんよ!!」
と見事に言い返すことができるようにまでなった…、そんなドラマを想起させる素敵なコピーと商品名ですね。


【楽曲解説】
 この曲を作るにあたって、やなせと曲の方向性を話し合った結果、「鈴木雅之っぽい感じで」というのがざっくり決まりました。


 また、「鈴木雅之っぽいっといえば…」といって、1999年頃のチョコラBBのCMに使われているキスしてキスして』という楽曲を参考にすることとしました。



 この楽曲、実はトミーズ雅が歌っており、かつて私たちはその事実を知って驚きました。
調べてみると、鈴木雅之の楽曲を手掛けている中崎英也氏によってプロデュースされているので、まさしく「鈴木雅之っぽい」良曲なのです。


 方向性だけ決まった翌日、私が仕事中に唐突に思いついた歌詞とメロディに、やなせが細かな修正とコードを加えて野菜上等は完成しました。


 私は鈴木雅之の楽曲に対し「〇〇したら、すぐ綺麗に見えたり素敵になっちゃいがち」というイメージをなんとなく持っていたので、
「飲み干して」「生まれ変わって」「もっと素敵に」という、すぐ生まれ変わってすぐ素敵になっちゃう歌詞を書きました。もしかして割と的を得ているのでは?と改めて思います。

 アレンジについても、『キスしてキスして』を主な参考にしており、シンセっぽい音色のブラスや、パーカッションを加えています。


 また、シンセのフレーズに関してはトミーズ雅のアルバム『MASA1』に収録されている「わかってない」という楽曲などを参考にしています。



 『キスしてキスして』や『わかってない』が収録されたこのアルバム、他にも良曲がたくさんあり、ジャパニーズソウルの名盤と言っても過言ではありません。惜しむらくは「MASA2」は存在しないということでしょうか。

そもそもMASA1という安全地帯やQueenばりのナンバリングタイトルに驚いたし、最初から『MASA2』を作るつもりで、MASA1としたのだろうか…など謎と興味は深まるばかりです。
しかし、今となっては雅さん自体、このアルバムの存在を忘れつつあるのではないでしょうか。


 歌い方に関しては、当初やなせは、全編鈴木雅之っぽい歌い方にしようと考えてみたのですが、
いざ歌ってみるとクセが強すぎて曲全体のまとまりが損じてしまったため、冒頭の「忘れず〜に〜」の部分だけに留めました。多重録音で鈴木雅之っぽい歌い方をしたら圧が強すぎますね。


 最後のセリフ部分は一応「キムタクと永ちゃんの間」という塩梅で挑みました。うまくできているかはなんとも言えないところですね。
 
 楽曲全体としては、まっすぐに情熱的なラテンという感じに仕上がったと思います。


 曲の長さも30秒程度でうまくまとまっており、我々としても非常に気に入っています。

 イベントなどでたくさんリクエストしてくれると嬉しいですね。


 「その他 裏話」
 
 デザインについて
 この広告のデザインについては、ウィダーインゼリーの広告っぽい感じをイメージして作りました。


 写っているのは私です。この写真は自宅で撮影しました。


 キムタクとかをイメージして撮影したのですが、私には荷が重すぎましたね…。

 小顔に見せるためとは言え口元を隠すしか手立てがなかったのが悔しいところです。

 というか、人物の画が欲しい時、私の写真を使わざるを得ないのどうにかならないか…。
 モデル、もとい歩くフリー素材になってくれる方を私以外にも募集中です!!!気軽にご連絡ください。

 今回は以上です!!!!!!!!
 


 またねっ!!!!!!!!!! 

〈架空CMソング制作秘話〉 「10代の昂りを取り戻せ ギコチナEX」ができるまで (第9回)

2020-06-12 17:00:00 | 架空CMソング制作秘話
 こんにちは〜。

 キシリ徹のタニケンです。

 制作秘話第9回は、「10代の昂りを取り戻せ ギコチナEX」です!!!



 【着想】
 この曲は初期から中期にかけて、順番でいうと10〜20曲目くらいに作った曲だったと思います。

 いつものごとく、やなせから「精力剤の商品名ちょうだい」とLINEでメッセージが送られてきました。

 ギルティセーフの制作秘話でも書きましたが、商品名を考えるのは企業名を考えるよりかなり難しいんです。

 商品の性能や効能などを想起させることができて且つインパクトのある名前を付けなければいけないし、かといってひねりのない直接的な単語をもじったりしても面白みに欠けてしまいます。

 架空とはいえ機能性のある名前を付けたいと思う反面、架空だからこそ多少ツッコミどころがあるような名前を付けたいというジレンマにいつも頭を悩ませています。
 
 「なんでこんな存在しない商品のことで頭使わなきゃいけないんだろう…?」と思って投げ出したくなることもしばしばです。

 ただ、ギコチナEXに関しては、やなせからのメッセージをもらった瞬間から連鎖的にひらめきが生じ、あっという間にゴールにたどり着いたので、一切苦労しませんでした。ほんとにひらめきって大事ですね〜。
 
 最初に、精力剤は「精力に衰えを感じた中年が、若い頃の精力や活力を取り戻すもの」という定義づけをして、「若い頃の精力」を想起させられる商品名がいいと考えました。

 そこで「『若い頃の精力』とは具体的にどんなものか?」という疑問が浮かびました。

 ここからは少し下品な話になりますが、若い頃というのはすなわち10代あるいは童貞であった頃であり、些細なことで空想を膨らませ、下腹部も膨らませちゃうような次第です。

 彼が初めて褥(しとね)に臨んだ時の、その気持ちの昂りこそが我々の取り戻したいものではなかっただろうか…?

 そう考えた時、私の心はすでに時を遡り、あの日の夜へと旅立っていた…。






 灯りの消えたワンルーム。

 会話はどこか上滑りし、自ら呟いた言葉でさえも異国語のような響きを帯びている。

 この時に限っては視界の外の世界は欠落している。冷蔵庫の稼働音だけが現実だった。


 「私が探しているものは、間違いなくこの夜にあるはずだ…。」幽霊のようにさまよう私の意識は、そんな確信をパスポートとして、無粋なタイムトラベルを続ける。


 この夜に至る確かな予感はあった。イメージトレーニングに余念のない数日を過ごしてきた。

 しかし、いざこの時におよんで、自身の描いたビジョンの脆弱さを自覚していた。
 
 自分自身に落胆する暇も、台本を書き直す余裕もなく、夜は更けていく。

 血液が全身を、汽車のようにけたたましく駆けるのが聴こえる。

 蒸気が産む動力と、対する理性の応力で、身体は音のない軋みをあげる。

 ぎこちない指先、ぎこちない唇…。

 そう、ぎこちない…。


 「ギコチナイー…。」












 無意識の呟きで現実に引き戻された時、私はまだ、やなせのメッセージが表示されたスマホの画面を見据えたままであった。

 時間にすれば数秒ではあるが、ずっと探していたものを見つけたような気がした。

 すぐに伝えなければならない。探し続けていた、失くしていたものと相見えることができた感動に震えながら、スマホを操作した。


 〜指先で送る君へのメッセージ。


 「10代の昂りを取り戻せ ギコチナEX」


 これが、探し続けていた、私なりの「DOU .T .EY .」だった。


【楽曲解説】
 この曲については、スタジオで二人で相談しながら作りました。

 やなせが「なんとなく海賊っぽい感じの曲にしたい」と言ったので、海賊っぽいリズムパターンから作っていきました。

 イントロとAメロの雄々しい感じのリズムパターンは、大海原を見据えながら航海を予感させるようなイメージBメロのシャッフルは航海中の冒険といったイメージで叩いています。

 歌メロを作るにあたり、先に歌詞を書こうということになりましたが、やなせも私も歌詞については「Aメロで精の衰えを自覚し、Bメロで冒険や修行を通して精を復活させていく」というイメージで一致していました。

 Bメロは、私が思いつきで

「マムシの生き血をすすり」
「クリオネを踊り食い」
「イタリアの生娘に思いを馳せ」
「バベルの塔よ、さあ、行かん。」

と発言し、すぐに決定しました。

 Bメロについては全体のコード進行についても気に入っていますが、「さあ行かん」あとのBm9のバッキングがイントロ・Aメロと同じパターンなのが航海の厳しさを想像させるような荒々しさでとても良いですね。


〜制限時間内に作ろう!!〜

 Bメロができたところでスタジオの利用時間が残り30分程度だったため、Aメロは持ち帰って考えることにして、時間内で曲の終わり方を決めてしまうことにしました。

 最後の「ギコチナEX!!!」の部分は決まっていたのですが、Bメロからの繋げ方が決まらずかなり苦戦しました。

 残り時間わずかとなり諦めてかけていましたが、私がなんとなく「ギコチナミン配合〜」と呟いたところ、一瞬の後、二人とも示し合わせたように「ギコチナEX!!!!!」と叫びました。
 
そのあと「できた!!!!!」「100点じゃん!!!!」と二人で大はしゃぎしながら帰りました。あの感動は今でも忘れられないですね〜。

 Aメロは次にスタジオ入るまでにやなせが歌詞を書いてきましたが、アルパカ毛むくじゃランドの時と同様に「タニケンのBメロの歌詞に見劣りしない歌詞書くのめちゃくちゃプレッシャーだったわ…」と語っていました。

 私の思いつきをそこまで重宝する人間はやなせくらいなものだなとつくづく思います。

 作曲過程の話ばかりになってしまいましたが、この曲についてはリファレンスと言える曲があまりありません。

 強いていうならと前置きしてやなせは、「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」のサントラをよく聴いていたから、Aメロなどは表の地上のテーマに近いところがあると語っていました。

 実際この楽曲も若干ファンタジー要素があるのでマッチしているかもしれませんね。

 このブログを書くにあたって毎回やなせとリファレンスを洗い出していますが、ゼルダとかドンキーコングとかゴエモンとか、レトロゲームのBGMから受けた影響の多さに気づかされます。



【その他 裏話】
 デザインについて

 
 この広告は、やなせが実際の新聞広告を参考にしながら作りました。ところどころ破茶滅茶なことが書いていますが、なかなかリアルな広告っぽく出来ていますね!

 返品ポリシーに「角度が20度未満であること」って書いてあるけど、どこの角度のことなんだろう…。

 そのほかコピーや、配合成分などの大部分は私がアイデアを出しました。「三大欲求を2つしか思い出せない方」とか今思うとイカれてるな…。

 配合成分については、ひたすらエロにまつわる単語を挙げた上で、高校〜大学で専攻していた化学の知識を無駄に使ってダジャレを考えました。
 
 「フルボキシオチン」と「ソコナシン」は我ながらよくできているな〜。「フルボキシル基」は実際にありますし、ソコナシンはきっとアミノ酸かなんかだろうな〜。

 からくりナイスキャッチ!で明かされるギコチナEX誕生の秘密
 からくりナイスキャッチ!第4回株式会社現代秘薬の広報担当 片桐真澄さんがゲストとしてお越しくださいました。



 現代秘薬およびギコチナEXについて、当番組では以下のように紹介されています。
  
「当初は不老不死の薬を開発する会社として設立。1940年、洞窟探検を行っている最中に、偶然にもギコチナミンを発見。そこから生み出された精力剤『ギコチナEX』は、今では世界中で年間8億本を売り上げる社の看板商品となりました。」

 なんだかオカルトな雰囲気が漂う会社ですね…。株式会社なのかよ。


 不老不死の研究をしていた組織が平然と精力剤を販売したり新聞広告出してるの不思議ですね。


 冒険中の極限状態で発見されたギコチナミン。その精製方法は想像を絶するものでした…。やなせが少し引いているのが印象的な放送回です。

 しかし、やはり年間8億本売れているギコチナEX。その効果は精力増強にとどまらず多岐に渡ります。真偽は疑わしいですが…。


 この回は全編にわたって生々しく、胡散臭いのでなんとも言えないですね。信じるか信じないかはあなた次第といったところでしょうか。


 この回も私は途中で退席していますが、現代秘薬に興味をお持ちの方、三大欲求が2つしか思い出せない方は是非聴いてみてください〜。


 今回は以上です〜。
 
 また見てくれよな!!!!!!!


〈架空CMソング制作秘話〉 「日徳酒造 グレープフルーツバーボン」ができるまで (第8回)

2020-06-05 17:00:00 | 架空CMソング制作秘話
こんにちは!!!!!!!!!
キシリ徹のあのタニケンです!!!!!!!!!!!

制作秘話第8回は、「日徳酒造 グレープフルーツバーボン」です!!!!!!!!!


かなり初期の楽曲ですが、全楽曲の中でも屈指のシャレオツソングです!!

【着想】

 この曲の着想については、そもそも我々がCMに興味を持ち始めたきっかけと深く関わりがあります。
 
 キシリ徹結成前、2010年ごろ、やなせは、サントリーなどの広告のアートディレクターを務めていた葛西薫さんの作品展示会を観にいきました。
 
 広告デザインのほか、舞台や映画、装丁のグラフィックデザインなど、幅広い活動の作品が展示されていました。

 その展示会がきっかけで、サントリーのCM、ひいてはCMそのものに興味を持つようになりました。

 なので、サントリーのCMは、我々のルーツとして重要なものの一つとなっています。


 サントリーのCMと一口に言っても色々ありますが、まず我々が特筆して語りたいものは、サントリーオールドウイスキーのCMです。

 サントリーオールドのCMでは、このブログではもはやお馴染みの小林亜星さんが作曲した「夜が来る」という楽曲が使用されています。

 イントロと8小節の主旋律の繰り返し、見事なまでに郷愁を誘いますね〜。

 複数のバージョンがありますが、付随するコピーやナレーションも素敵なものが多いですね(後年のものは狙いすぎててあまり好みではないですが)。

 オールドの他には、サントリーホワイトのCMでは、ハービー・ハンコックなどがジャズミュージシャンが多数登場しており、音楽はもちろんのこと、映像も粋で且つお洒落で非常に魅力的です。

 また、サントリーローヤル ガウディ編では、スペインの建築家アントニ・ガウディが手掛けたバルセロナの建築作品を舞台にした幻想的な映像が目を引きます。

 紹介した他にも、音楽映像ともに芸術性に富んでいて、魅入ってしまうCMがたくさんあります。

 当時のやなせは、しばしばこれらのCM群を観ながらウイスキーとチョコレートを嗜んでいたそうです。
 
 そういった経緯から、キシリ徹で楽曲を制作し始めた当初から、サントリーのような酒類のCMソングを作りたいと言う想いは念頭にありました。

 日徳酒造グレープフルーツバーボンについては、やなせがほぼ全て作曲を完成させた状態で持ち込んできました。

 やなせの持ち込みなので、商品名等に私のアイデアは含まれていません(現在となってはかなり珍しい)。

 改めてやなせに着想の経緯について尋ねたら「柑橘が好きだから」程度の答えのみでした。

 まぁグレープフルーツバーボンって本当にあったら美味しそうですよね〜!!!

【楽曲解説】
 コード感、歌詞ともに、どこか懐かしさを感じさせながらも爽やかな仕上がりになっているかなと思います。
 
 この曲は、私もかなり気に入っています。シンプルにいい曲だよな〜!!

 曲中盤の「昨日よりも綺麗に見えた」のところのドラムのタメ感のあるフレーズがいいですね〜。曲の盛り上がりを小気味よく演出できているなと思います。

 ドラムに関していえば、スネアドラムのスナッピーを外して叩いています。曲全体を通してもそうですが、タメの後のスネアのストロークが軽快に跳ねる感じが出ていて曲の雰囲気にマッチしているかと思います。

 この曲の歌い方に関しては、やなせは曽我部恵一を意識して歌っているそう。

 レコーディングの際、立って歌うと曽我部感があまり出なかったので、いろいろ試した結果、膝立ちの状態で歌ったらしいです。

 「おっ、膝立ちだと曽我部感でるな」って気付いた瞬間があったんだなと思うとなんか不思議な気がします。

 アレンジに関していえば、ビブラフォンは必須だと考えたため、ライオネルハンプトンを聴き込んで、フレーズのアイデアを練った上で打ち込んだとのことです。

 実際、シンプルなアレンジに、ビブラフォンのフレーズが彩りをあたえていますね。

 そこに着目して聴き直してみると一層素敵に聴こえるかもしれません。

 ただ、この曲の音源に関しては、聴くたびにやなせがミックスがうまくできていないと口にするので、いずれ音源を発売をする際にはミックスし直して、より良い状態で皆さんに聴いてもらいたいですね〜。




 【その他 裏話】
 デザイン、コピーについて
 
 この広告は友人のマロニーに依頼してデザインをしてもらいました!

 背景の曇り空に、グレープフルーツが花開いている感じで素敵ですね。
 
 コピーと右下のデザインも相まって懐かしさを感じさせる柔らかな印象がありますね。

 ちなみにこのコピーや、上部の文章もやなせが考えたものです(現在となってはかなり珍しい 2回目)。
 
 サントリーウイスキーの広告の影響もあるかと思います。

 なかなか素敵なコピーですね!キシリ徹のコピーライター担当として負けていられないな〜。

 日徳酒造代表 増田さん直伝!グレープフルーツバーボンの美味しい飲み方
 からくりナイスキャッチ!第9回には、日徳酒造代表 増田忍さんがゲストとしてお越しくださいました。


 放送内では、日徳酒造とグレープフルーツバーボンについては下記のように紹介されています。

『幕末の時代に増田恥骨が故郷の渓谷にて酒造業を開始。
大正時代になり、二代目の増田紅蓮がバーボンの製造に着手。樹齢千年の一本の大木から削り上げた樽を、大事に大事に守り続け、その後、2代、3代に渡り改良を重ねていきました。
現在の代表である五代目 増田忍さんがグレープフルーツの風味を加えたグレープフルーツバーボンを開発し、これが幅広い年代に大ヒット。バーや居酒屋の定番のお酒の地位を獲得しました。』

 増田さんは、この番組のゲストの中では比較的謙虚でまともな人だな〜と思ってけど、やっぱりちょっとアレな人でしたね…。

 グレープフルーツバーボンを美味しくするための熟成方法の秘訣を教えていただいたんですが、これがかなり奇抜な方法でめちゃくちゃ驚きましたね…。

 また、ご家庭でグレープフルーツバーボンをより美味しく楽しむための秘訣を増田さん自ら語っていただきました。

 「常温にしておく」とかはいいんですけど、他の準備の工程があまりにも複雑すぎるんですよね…。未だに私も実践できていません。

 この回は、私が収録途中で退室してしまったので、進行がやなせ一人なんですけど、私としても一番気に入っている回なので、グレープフルーツバーボン片手にぜひ聴いてみてください!!!!!!!!



 今回は以上です!!!!!!!!!!!!!!!!!
 さようなら!!!!!!!!!!!!
 次回もよろしくね〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 またね!!!!!!!!!!!!!!!!!!