雪の京都 当時は珍しかったのだ

　お題「忘れられない旅の思い出は？」とのことで、以前今は亡きブログで書いたと思う。その上、カクヨムにエッセー形式で記載した。

雪の日の京都の町で

　ここぞとリンクを貼ってみるけど、カクヨムは判定が厳しいらしく、クリックされた程度では読者数増えないとか……。まあいいや、せっかくなのでリンクは重要。

　さて、かなり前なのだよ、行ったのは。そして、暖冬が多くて冬に雪が降ることがほぼない状況だったらしい。
　そのため、その日、朝から降って積もっていく雪は珍しいことだったのだ。寒いからバスを待つのも嫌で、歩くつもりだったけれど、途中で地下鉄には乗った。いや、地下鉄じゃなくて私鉄だったかもしれないけれど市内は地下だった。
　ただ、清水の坂の上にいるときに雪が積もり出したのだけど店員さんが「こういう日は珍しいんだから、雪景色の京都を楽しんでほしい」というようなことを言ってくれた。
　そのあと、ふと心が軽くなったんだよね。
　見方って重要だなと。
　それから下るとき、バイクで登れない郵便屋が「車で来ないとまずい」と言って戻ったのを見た。大変なのはわかるけれど、こういうときでないと生でそういう状況は見ることはない。
　寒かったけれど楽しめたのだ。
　忘れられない旅、といってよいと思う。