連れずれの記

声なき者の叫びを映す(思い上がりのたわ言)

初めての友

2023-09-27 21:42:39 | 夢の中の話
 中2の頃学年で一位の成績のU君と、
よく一緒に過ごすようになっていた。
 小さい町で、顔見知りばかりなのだから、
名前や家庭環境も隠せない。
 一人で生きている自分と海の事故で。
父親を亡くした彼とは、 余計な気を遣わずに
話し合え、分かり合える仲間だった。
彼は 1日何時間も勉強していた。時間が空いた
時だけ外に出る。たまたま 勉強をしない自分が
そこいる。だからよく遊んでいただけで、
何か大きな必然性が、あったわけではない。
彼の頭脳は ずばねけていた。理科室に
「マグネシウム」等の薬品を見つけた時は、
 調達役が自分で、手に入れ、化学反応?を試した。
 火薬の作り方を調べ、手製花火の製造!実験。
今思うと,所謂 「中2病」マグネシウムBombを
人がいない海岸で、着火wしかし着火がうまくいかず、
 暖めようと?焚火に入れた。最初は反応がなく、
恐らく失敗したと思いその場を少し離れた。5分位
 過ぎた頃突然大きい音!間一髪だった。
夏が過ぎるころに彼から、転校を告げられた、母親が
 家計を背負っていたが、先年卒業していた兄が一緒に
住めると言ってきたとの事。別れは淋しいが仕方のない
 現実に抗うだけの力もない自分や彼の年齢。
夕暮れの河原で焚火をしながら、もう一人の友人と3人
 時間を過ごしていた。K君という友人はやはり
父親がいなくて淋しかったのだろう。K君の兄も
 東京方面に働きに出ており彼は無性に、会いたがっていた、
私も母が函館の病院に入院していて会いたいというより、
 行きたかった。「中2病」の考える事に「善悪」
等の基準はない。ただ思い付いた事を実行するのに
 尽力し突き進むだけだった。

ほっこり・・・

2023-09-27 21:42:39 | 夢の中の話
 幻想的ほっこり・・・
 小学校一年時 クラスに中学校教頭の娘さんがいた。
 Mちゃんは垢ぬけて笑顔も輝いていた。憧れのような
 ほんわりとした気持ちで見ていた。一年の終業式近く
 Mちゃんの転校が、担任より告げられる。びっくりしたが
 父親の転勤なのでしょうがない事。
 Mちゃんの住んでる処は 町営の宿舎だった。
 そこには親戚付き合いしていたKさん の家もあり。
 休日に母と届け物をしに行った。偶然に
 バス停でMちゃんに会った。今から出発らしい。彼女も
 驚いたようにあ! Neko と私の当時の渾名を呼んだ。
 はにかむ自分から目を離すと、Kさんの娘さんと別れの
 挨拶をしたすぐにバスは動き出しその走り去るバスに
 居合わせた人達と共にてを振る。さっきまでの恥ずかしい
 気持など無かった。もう会えなくなる哀しさが押し寄せ
 知らずバスを追いかける。見られてないかもしれないが、
 どうでもよく。バスを追いかけた・・・この光景?
 ずっと立ってからだが「サルビアの花」という曲がラジオで
 流れたとき、記憶の奥底からほっこり顔を出した。