道具レヴュー2回目は<タミヤワークスタンド>。
今年の春頃購入。購入動機は、形というか機能というか用途。
作用台としてのサイズで見ればかなりコンパクトなつくり。
だいたい、カーモデルやミリタリーモデルのスタンダードサイ
ズ(35・48)ぐらいの作業に向くサイズ。ガンプラなら144か
100。MGだと場所が足りないぐらい。
しかし、別にこの台の中だけで何かをしようと言う訳ではなく
この台をメイン作業代と考えれば、その機能と大きさに納得が
出来る。
まず、天板には何かと凹凸や溝が。これらは写真を見ても分か
りずらいと思うが、中央の大きなものが、水転写でカールを貼
る際の水受け。ここに水をためデカールを浸すことが出来る。
それから、実は天板自体が一回り囲まれた状態で凹んでいるが
これは、カッティングマットを置くことで、天板の溝や凹凸が
隠れメイン作業が出来るスペースに変わる。実際タミヤ製のカ
ッティングマットであればサイズはぴったりとなる(写真のも
のは他社製品のため一回り小さい)。
中央後方から生えているのが、ライト、ルーペの付いたアーム
これがあれば老眼になっても平気?
でも実際は、まだあまり有難味が分からないのでルーペを跳ね
上げてライトのみ仕様。ライトは所謂白熱球とは違い、全体を
照らすものではなく、作業時の工作中のピンポイントを照らす
のにちょうど良い程度。
さらにアームをはさんで並んでいる各種接着剤、ここが実はか
なり工夫されている場所、タミヤ製の接着剤やこのサイズで四
角瓶であれば場所にすっぽり収まり、何かと作業中に事故の多
い物だけに場所の確定が出来るのは大変うれしい。だがこの位
置、形にはもう一つの大きな理由が。
この形、なんと瓶を台座に収めるだけではなく、しっかりと台
にフォールドされて瓶の開け閉めが片手で出来てしまうのだ。
いちいち使う時に取ったり、明けたりを繰り返し挙句の果てに
はひっくり返して・・・なんて事が確実に減少してしまう。こ
の機能だけでも買いな気がしてしまう。いや買だ!
他にもタミヤ製のクリップがしっかりはまる溝や、向かって左
に筆やデザインナイフ転がり防止機能など、省スペースモデリ
ングに頭を抱えるモデラーだけではなく、仮に広大なスペース
のをお持ちの方にもとても重宝かつ機能的な作業を提供してく
れる機能が満載なのだ。しかもごくごく自然に組み込まれた機
能なのでその凄さに一切の主張がなくとても奥ゆかしい。
ちなみに両サイドについている取っ手は、最初から指が入るサ
イズで造られ掃除や他作業へのシフト時、区分転換の移動から
小さな子供の襲撃にいたるまで慌てる事無く全ての事態に対応
し即座に移動が可能。このスペースさえあればモバイルモデリ
ングも可能なのだ!
価格は定価が¥8000、量販店では¥5000台と安いものではない
があれば、ほぼ毎回全作業に使えるものでもあり、お役立ち度
はかなり高いと思う。
大人の身だしなみにお一ついかがでしょう?