磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

鹿児島大学理学部物理科学科で土曜日も強磁場実験中

2012年10月27日 13時34分37秒 | 研究
今日はピアレビューのため大学に来た。
これがなかなか手強い。

実験室を見ると、大学院生が8テスラ無冷媒超伝導磁石に
自作の磁化測定装置(磁石の強さを測る装置)を組み上げ、
実験をしていた。


室温での装置の校正と振動やノイズの確認。

昔、東京大学物性研究所で高圧下磁化測定をしたかたは覚えているかもしれませんが、
それを基に鹿児島大の学生が同様な装置を組み上げました。



ちょっと、ノイズが多いのですが、
学生曰く「モーターが動くときコイルが動いてノイズになっているようです」と回答してくれた。
なかなか観察力がある。

さらに学生曰く「コイルを動かないように固定する予定です」と。
積極的でよろしい。

プログラム開発ではかなり、大学院2年生にお世話になっているようですが、
いずれにせよ、ひとつひとつ課題を解決することが重要です。

K-Labは鹿児島大学理学部物理科学科で磁気科学を研究する学生を募集しています。