磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

ちょっとおそくなりましたが、明けましておめでとうございます

2013年01月16日 06時06分45秒 | 研究
明けましておめでとうございます。
2013年も始まりました。
先週は
K-Lab学生も大学院生1年生と卒論生が
引き抜きがか磁化測定装置を動かして実験をしていました。
今週はヘリウムの液化が始まりました。

上の写真はK-Lab学生が製作している引き抜き型磁化測定装置です。
手前にあるラックには試料を磁場中で引き抜くステッピングモーターを
コントローラーを載せています。
その他、誘導起電力を増幅するアンプ、引き抜くタイミングの
コントロールとアナログ誘導起電力をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ、
温度コントローラなどをこのラックに設置しています。
これらを全て手前のノートパソコンで制御しています。

奥の緑色の箱が、8T無冷媒超伝導マグネットです。
その周りに架台をくみ磁化測定装置を設置しています。
マグネットの中には液体窒素が入れられる特殊ガラス魔法瓶を入れてあり
77Kの低温から室温まで磁化測定ができます。

卒論生が標準試料を用いてピックアップコイル信号検出器の校正をしていました。
その後、先輩が作成した試料を測定して、
東大物性研でSQUID磁束計で測定したデータと遜色ないデータが得られ、
喜んでいました。

2013年もかなり忙しくなりそうですが、
このブログを続けます。

今週末はセンター試験があります。受験生の皆さんのご検討を祈ります。
K-Labは、鹿児島大学K-Labで磁気科学を研究する学生を募集しています。