ガエゆだR。

~ガチとエンジョイとの狭間で未来の夢を抱くブログ・REBOOT。~

【ATTENTION】始めにお読みください【NOTICE】

この度は本ブログに足を運んでいただきまして、誠にありがとうございます。
本ブログを読むにあたり、注意事項がありますので、三つ…言わせてください。
一つ。本ブログはタイトルの通り、「デレマスのガチ勢なのかエンジョイ勢なのかよくわからない人のブログ」なので、
「若干ヒリつく話題にも首を突っ込み自分なりの解釈を述べるブログ」、という側面を持ちます。なので、燃えそうなヤツはいつの間にか無くなってるかもしれません。
二つ。管理人の性分がクソマジメちゃんなのでいちいち言う事が堅いです。ぶっちゃけクソつまんねー事も有ります。ご了承ください。
三つ。特にありません。…と言いたいところですが、自分の考えは飽くまで「ガチ勢でもないエンジョイ勢でもない半端者」のお話です。
読み流す程度にご覧ください。
以上となります。大変長らくお待たせ致しました。それでは、ごゆっくりお楽しみください。

キラメク聖刃

2021-09-04 02:03:55 | アニメ・特撮
どうも、Klowですおはようございます。

えー、先日リアルタイム視聴できていなかった仮面ライダーセイバー、その増刊号含む全48話ラーニング完了いたしまして、個人的には

「滅茶苦茶面白いやんけ……最後の増刊号込でめっちゃ綺麗にオチ付いてるやん………」

と感動した次第です。
もう今週日曜には新たな物語にして仮面ライダーシリーズ50周年記念作品である仮面ライダーリバイスが放送されますが、
俺は今現在どうにもセイバーロス症候群的な気持ちが抜けきらないので、そのずっと持っている気持ちの塊を何とか文章に変えて、ブログ上に綴って行きたいと思います。
(※また、本記事にはセイバー最終回のネタバレが含まれます。まだ見ていないし、ネタバレは嫌だという方は秒速のブラウザバック推奨です)









(良いですか?ネタバレ嫌な人ちゃんとブラウザバックしましたか?)
(では、そう言った皆さんがちゃんとブラウザバックしたと信じて話を続けます)








と言うのも、セイバーの物語をメタい視線で見るとすげーことしてんな!!!と思ったが故です。

俺個人的に滅茶苦茶感動したポイントが、

ゼロワン映画でセイバーがゲスト出演しなかった事への帳尻合わせを、凡そ1年かけて行った」

という点です。

実は最終回にゼロワンの話の中核を担うヒューマギアが登場していまして(なんと本作のサブライターとも言うべき長谷川圭一先生のカメオ出演)、
このヒューマギアが登場する事によって、直接の言及こそないものの

セイバーの物語(1話~最終回前半)ゼロワンの1年前に起こった出来事で、
セイバーのエピローグ(最終回後半と増刊号)は、ゼロワンの物語(恐らく映画まで)が終わったあとの出来事である」


と解釈できる描写を、滅茶苦茶さらっとやってるんですよね。
つまり、メタ的には「令和ライダー2号」である筈のセイバーを、ヒューマギアが出る事で「実はセイバーの前に起こってた話なんですよ」と
見せる事で、実はセイバーこそ令和ライダー1号と呼ぶべき仮面ライダーであった、と解釈できなくもないのが素晴らしいんですよね。
ブレイドで出て来るブレイドが「作中での1号ライダー」と思わせておいて、「実は2号で先輩のギャレンの方が1号だった」とか、
ディケイドでも「ディケイドじゃなくてディエンドの方が1号だった」とか、そういう本来は作中でやるような描写を作品外でやってて、
めっちゃおもろいやんけ!!!と感動したんですよね。

そりゃまあ、セイバーに変身する主人公の神山飛羽真かみやま・とうまからして、本編中でも普段から「物語の結末は、俺が決める!」って言ってる割には、
世界が終わる幾つもの未来予知を見た結果、未来に絶望した友人でありカリバーに変身していた富加宮賢人ふかみや・けんとに向かって

「物語の結末を、勝手に決めるな!!」

という決め台詞に対する特大ブーメランのような台詞を投げ掛けた上で、結果本当に世界が終わる未来を食い止めたり、
(尤も、「世界が終わる最悪の未来なんて俺が変えてやるから、絶望なんてするな!」っていうニュアンスだったとは思うんですが)
「仲間を求めて彷徨う竜の亡霊の物語」であったはずのプリミティブドラゴンに、「自然とも友達になり、更に人間の友達が見つかった」というハッピーエンドを付け加えて
エレメンタルドラゴンを生み出したり、もっと遡ればこぶた3兄弟の力を借りてドラゴンイーグルぶた3の姿になった時には、3匹の子ぶたを土台にオリジナルの物語を作りながら
攻撃したり
という芸当をしてるんですから、本編中での活躍を踏まえて、先程のメタ的な視点でセイバーを見た際の事を考えると、
伊達に「物語の結末は、俺が決める」って言うてないな………と思いましたね。

俺個人的には「ゼロワンの物語も内包する事で綺麗にオチをつけた」っていう点が一番語りたかったところではあったんですが、
他にも語りたいところを挙げるとすれば、ブレイズ新堂倫太郎しんどう・りんたろうくんが地味にヒロインの須藤芽依すどう・めいちゃんと付き合い始めてるというオチがついててびっくりした、
というお話ですかね。……ええまあ、わたくしのTwitterを見て頂くと分かるんですが、飛羽真が先程のように、バッドエンドを覆し続けた史上最強のハピエン厨であるように、
わたくし結構手の施しようのないカプ厨でして、本編の描写を見てると倫太郎と芽依ちゃんはよくコンビで活動する事があり、
最初期から結構一緒に活動した上に、ソードオブロゴスを抜ける直前も、芽依ちゃんから「エクレア用意して待ってるから!」と言われたり、
決戦前には「これが終わったら、お伝えしたい事があります」と倫太郎が言っており、増刊号になってからようやく「僕と家族になって下さい!!」と告白したものの、
「うちら、もう家族じゃん?」と言葉の意味を理解せず思いっきりスカされたのかなぁと思ったら最後の最後ではお揃いの青い服を着て飛羽真の本屋に訪れるなど、
こういう描写って飽くまで子供向けの特撮では割と匂わせるだけで終わるのが基本やもんな~と思ってたら、「あれ、君達付き合い始めた?」と分かる描写を、
こうして思いっきり出してきて本当にビックリしましたね……。ぶっちゃけペアルックなんてやり始めたので動画を止めて薬指を確認したのはここだけの話。

で、更に結構本編に絡んでくる形でリバイスがゲスト出演した事で、「リバイスの物語とも地続きなのかな?」とも思わせてくれる等、
本作は見事に「シリーズ作品同士の橋渡し」をしてくれる作品である、と言う風に解釈できる描写が最終回と増刊号には詰まっていて、
今までの積み重ねの果てにこのようなオチを用意してくれて、見応え抜群で面白かったなぁ…と言うのが素直な感想ですね。

あともう一つ。今作は変異種が増え続ける新型コロナウイルスの脅威に晒された「コロナ禍」の中で撮影された作品であるが故か、随所随所で雰囲気を崩さないよう
上手く工夫しながらコロナウイルス対策を講じた上での映像制作が行われており、それが今までの仮面ライダーシリーズだったら予算がカツカツになりそうなぐらいの
ドハクリョック戦闘シーンに繋がっているのが、セイバーを見ていて楽しかったポイントの一つでもありましたね。
エフェクトもいちいち派手でかっこ良かったですし、話の内容も最初の内は「ちょっと展開早ない?」と少し思ったりはしたんですが、そんな速い話の展開のまま、
15話ぐらいで「第1部」と言うべき話が終わってからは、全体的に話が飲み込みやすくなってきたので(セイバーのスピード感に慣れたとも言うべきかもしれませんが)
基本的には面白い話の流れのままスッと着地したので、滅茶苦茶よかったですね。

纏めると、

「セイバーは、このコロナウイルスが蔓延する状況下の中、全48話を完走しただけでかなり凄いのに、
今までに培われた合成技術をフル活用してドハデニック演出を駆使していて映像を見るだけでも楽しかったし、
滅茶苦茶さらっとゼロワンの物語との時系列を整理した上に、リバイスの物語への橋渡しをしててて凄い!!」


という話です。個人的にはここ最近見た仮面ライダーの中では見た後の後味がとてもすっきりしていた作品でしたゆえ、コロナウイルスに負けずに完走して下さった
東映スタッフの皆さんや、出演キャストの皆さんには、この場を借りて例年以上の感謝と、労いの意を表したいと思います。
本当に、本当に、ありがとうございました!

明日から始まるリバイスの物語がどういう物になるのか気になるなと思いつつ、お終いとさせて頂くことにして。
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