僕の大好きなTV番組に森山良子さんが出演されました。
森山さんは、小さい時、自分でも自覚するくらいボッーっとしていたそう。
学校の成績も悪く、親が学校から呼び出される事もあったとか。
それでも、彼女が歌を唄うと、みんなが褒めてくれて、それが嬉しかったとおっしゃっていました。
中学生になり、
「私、学校に行かないで、歌い手になりたい」
と言ったら、母親からは、
「ダメ。ちゃんと勉強しなさい!」
と言われたそうで。
てっきり歌手は諦めて、学校の勉強の事かと思って聞いていたら、
「歌手になるなら、しっかりと勉強しなくてはなれないよ」
という意味でした笑
そこから森山さんは本気で歌手になる為の勉強を始めたそうです。
ある日の事。
例のごとく、森山さんの学校の成績が悪かった為に、ご両親が呼び出されたそうです。
学校の成績が悪いから、しっかり勉強させて欲しいという先生の願いもむなしく、森山さんの母親は、
「学校の成績が悪くても、うちの良子には夢がありますから!」
と言ったんだそう。
森山さんは、
「今思うと、本当に図々しいですよね」
とご謙遜されていましたが、僕は素晴らしいお母様だなと思いました。
その才能を磨き上げる為に、まわりに良き理解者がいると本当に素晴らしい才能が花開くものですね。
ちなみに、プロになってから森山さんが唄っているのを聞いたある方が、森山さんに対して、
「お母さんと一緒で、すごく良い歌声だね」
とお声がけ頂いて、それを聞いた森山さんは
「何で知っているんですか?」
と聞いたら、
「君のお母さんもプロの歌い手だったからね」
と、その時、初めて母親も歌手だった事を知ったんだとか。
その後、森山さんは、母親に
「何で歌手だった事を教えてくれなかったの?」
と聞いたら、
「大したものではないから人に言う様なものではない」
と言われたそうです。
鳥肌立ちません??