猪木
「みんな毎回は来れないから。ご飯を1人で食べるのが寂しい」
あの強い漢の言葉とは思えない。
そこには残り時間を感覚的に理解した、人間そのものの姿があると思った。
人の強さって何だろう?
少なくとも物理的な部分は大した意味を持たないのだと思う。
アントニオ猪木を強さの象徴と考えるなら、きっと答えはこうだ。
味方も。時には敵も。すべての人たちを慈しむ心・心意気。
それが「人としての本当の強さ」
なのではなかろうか。
猪木が感じた、「1人で食べるご飯の寂しさ」
僕たちもこれからそれに似た感覚を時々感じる事になるだろう。
「アントニオ猪木がいないこの世界の寂しさ」を。
ご冥福をお祈りいたします。
完
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