石工房吉田 珈琲石臼体験所

珈琲用石臼製作 珈琲用石臼を使った珈琲の体験所 熊本県天草市下浦町

コーヒー石臼の上臼の重量

2017-09-27 | 珈琲臼開発過程
石臼の大きさ(重量)とデザインの違う3種類を比較しました。



通常の大きさのです。最大直径8寸(約24cm)高さ20cm、すり合わせ面の直径5寸(15cm)で制作していますが
全体重量18,8kg 上臼重量9,7kg 下臼重量9,1kg
普通の中挽きの場合は、1回転あたり3~4粒の豆を入れながら使います。






小型のコーヒー石臼です。
最大直径6,5寸(19,5cm) 高さ18,5cm すり合わせ面の直径4,5寸(13,5cm)での制作です。
全体の直径が小さくなった分、すり合わせ面(実際に豆を挽いている部分)の直径も1,5cm小さくなっています。
全体重量12,7kg 上臼重量6,5kg 下臼重量6,2kg
上臼の高さは同じ設計ですが、直径が小さくなった分、通常に比べて9,7kgから6,5kgになり3,2kgも軽くなっています。
中挽きの場合、上臼が3kgも軽くなっているので1回あたり2~3粒で挽いていきます。





さらに軽く設計してあります。
最大直径7,5寸(22,5cm) 高さ18,5cm すり合わせ面の直径4,5寸です。
全体重量12,6kg 上臼重量5,9kg 下臼重量6,7kg
上の小型よりさらに上臼の重量が0,6kg軽くなっています。通常と比較すると3,8kgも違いますが、通常の上臼の60%しかありません。
1回転あたり1~2粒の能率となります。

小型の石臼は持ち運びが楽だったり、インテリア的に威圧感がなかったりと利点も多々ありますが、石臼としての能率(能力)も確実に小さくなります。
具体的には、通常の大きさの石臼で1人分(10g)を7~8秒で挽いていたのが、小型の場合は14秒~16秒かかると言うことです。


附則

小型の珈琲石臼の価格設定を通常の大きさと同じにしていますが、、、、
同じ大きさの石材から削りだしているのと、小さくても通常と全く同じ作業が必要となることからです。


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