新緑が美しい季節ですね。
毎年ゴールデンウィーク中の5月3,4,5日は遊亀公園で正ノ木祭りが開催され、動物園も大勢の人でにぎわいます。
そのけん騒もやわらいできた今日この頃ですが、園内では今なお熱いフィーバーが起きています。
まずは先日ご紹介したワラビーの赤ちゃんですが、着地日あてクイズに当選した兒玉聖子さんより、ステキな名前をいただきました。
着地した4/27は「スイレンの日」だそうです。そこから、オスなら「レン」。
また、今はハナミズキの花が満開なので、メスなら「ミズキ」。
どちらになっても、とてもステキな名前ですね。兒玉さん、ありがとうございます!!
しかし、この赤ちゃん、カメラを持っているときに限って着地をしてくれず、未だに全身写真の撮影ができていません。
出そうで出ない・・・もどかしいですが、可愛い写真の公開まで、もうしばらくお待ちください。
そして、新たな誕生も迎えました。
4/21にアメリカビーバーのユリアが、昨年に引き続き赤ちゃんを出産しました。しかも今年は4頭!
ところがお母さんのおっぱいが足りなかったようで、当日と翌日の体重測定では2頭の体重が増えず、
お母さんからも離れたところでちぢこまっていたため、その2頭を取り上げて人工保育に切り替えることにしました。
さて、この2頭ですが、最初は同じ動物用なのでネコ用の乳首でミルクをあげてみたのですが、まったく吸い付きません。
思えばお母さんの乳首は梅干のような大きさだったので、人間の赤ちゃん用の人工乳首にかえてみたところ、ようやく少しずつ吸い始めました。。。
↑ユリアお母さんのおっぱいです。やはり本物を知るのが一番ですね。
初日は心配で眠れませんでしたが、徐々にミルクの飲み方も安定し、毎日増えていく体重を見ながら胸をなでおろす日々です。
その日から3時間おきの授乳がスタートし、はじめは400g前後だった体重も、このブログ投稿の本日はほぼ2kgまでに大きくなりました!
最近ではヤマモモやカエデの葉などをかじったり、りんごやキャベツ、小松菜、サツマイモなどを食べるようになってきました。
お母さんが育てている2頭の赤ちゃんたちも順調に大きくなってきています。
お母さん組2頭は、最近午後2時に公開体重測定をしています。そのあとは、お楽しみのプール遊び。
昨年生まれたジャスミンお姉ちゃんも、自分から遊びに誘ったり、ちびちびたちをつかまらせて潜水してあげたり、
とっても面倒見の良いお姉ちゃんです。
そちらに合わせて、人工保育組も水を張ったたらいで、泳ぐ練習を始めました。
いつも最初は嫌がり、ビビリうんちをしてしまうのですが、途中からビーバースイッチが入ると、もぐってみたりはしゃぐ2頭。
生まれたときすでに、平たいオールのようなしっぽと、後ろ足の水かきをもっており、
泳ぎながら木や枝などを運んだりお母さんにつかまって泳げるように前足の指はものをつかみやすいようにできています。
逆にこれらがないとビーバーには見えないですよね。よく来園者の方にも、これはなんですか?と聞かれるビーバー仔たち。。
離乳が完了しておとなのエサが食べられるようになったら、家族のもとへ帰せるように、
あまりベタベタ可愛がらないよう、ビーバー寄りでいてくれるよう、できる限りクールに接するようにしていますが、
この愛くるしい生き物を前に、鼻息も荒く、脳になんらかの脳内物質が出ているを感じます。
それでは、閲覧注意のかわいらしい赤ちゃんビーバーの画像とともに、さようなら、また次回もご覧ください
(お母さん組のちびっこビーバー)
(人工保育組、もう出たい様子)
(最初はおしっこも人工的に出していました。今は重くてできません・・・)
(成長を温かく見守ってくださいね!)