北海道暮らし、はじめました。(旧:東京Diary)

サラブレッドと美味しいモノが集まる北海道が大好きなあまりに、
移住してしまった大阪人の送る北海道生活です。

ゴールデンカムイ20巻!

2019-12-21 | 北海道暮らし

いやー、3か月長かったなー。でもゴールデンカムイが手元に届くたびに四季の移ろいを感じてきた2019年でした。

 
しかしここに来て杉元3度目の表紙。という事は今作は鍵になる人物もおらず、そんなに物語が動かんって事かな。
 
とか思いながら読み進める。ああ、キロランケ本当に死んじゃったのか。流氷とともに眠れ。
 
一緒に網走監獄への旅をしてきたメンバーで、とうとう初めての死人が出た事が悲しい。敵か味方かもよくわからんかったし。
 
とか思ってたら、鉄球が頭を直撃しても生きていたトニさんまで!大自然の前では為す術もなかったのか。あっさりすぎる。
 
「金塊の分け前をもらったら…海の近くで暮らそうか」と言う場面を先に見た時、きっとその夢叶わんのやろなー、と思ったけど。
 
結局トニさん、最期まで硫黄の臭いから逃れられなかったのね。なんだか切なくなってしまった。
 
そして尾形。しぶとい。しぶとすぎる。片目だろうが死にかけだろうが、とにかくイヤなヤツ。アシリパさんが無事でよかった。
 
尾形が金塊を欲しい理由は?なんで急にロシア語を使い出したの?とりあえず早く杉元にぶっ殺してもらって下さい。
 
んでさ、鯉登少年が後ろ頭突きで鼻か口から出血させたはずのロシア人。覆面を外した時には何の痕も残ってない?誰?
 
あれ?死体を引き揚げに来た尾形の口元にケガっぽい描写が?覆面のロシア人は尾形と月島?どーゆー事???
 
よくわからんまま読み終え、毎回楽しみにしている次の巻の予告を見た時に、ザワワっっと寒気がしてしまった。
 


剥がれ落ちたのは?これは月島の顔の上に鯉登が自分の顔を切り抜いて貼って喜んでた写真。この手は江渡貝クンの手袋?
 
えええー、なんかコワすぎる。先遣隊が月島と鯉登だったのは、鶴見中尉が月島に鯉登暗殺を命じてるとか?
 
月島ァ。命がけで鯉登を助けたのにまさかそんな事はしないよなぁ、月島ァん!頼むから正しい人でいてくれよ。
 
逃げた尾形、謎の月島、次は誰が誰を裏切るのかと思うと、21巻を読むのがコワい。もう杉元とアシリパさんが離れませんように。
 
ところで。「月寒あんぱん」が出てくるんだけど、そうよな!これ「つきさっぷあんぱん」って言うんよな!
 
父が小樽出身なので、大阪で生まれ育ちながらも幼い頃から北海道の方言、習慣、食べ物に慣れ親しんでいた私。
 
で、「つきさっぷあんぱん」も当然食べた事があって。月餅のやわらかいバージョン、という印象で覚えていた。
 
時は流れ2000年。新婚旅行で日高地方を浦河まで牧場めぐりをした後、札幌、小樽、函館と距離感の理解がない大移動。
 
で、札幌に行った時に「つきさっぷあんぱん」を買って行こうと立ち寄ったお店に書かれていたのは「つきさむあんぱん」。
 
地図や駅名を見ても、「月寒」の読み方は「つきさむ」で。あれ?これ「つきさっぷ」って読むんじゃないの?私の記憶違い?
 
ずいぶん後になってからWikipediaで調べても「つきさむあんぱん」と出てくるので、幼い私の記憶違いかと諦めていた。
 
したらよ!鶴見中尉がちゃんと「つきさっぷ」って言ってくれてるじゃん!三つ子の魂百まで、私の記憶は正しかったよー!
 
ちゃんと調べると、昔の読み方は「つきさっぷ」だったけど、1943年に「つきさむ」になったそうな。
 
なんだかなぁ。アイヌの読み方を無理やり日本の読み方で封じ込めたみたいでアタシャ悲しいよ。
 
地名や駅名はともかく、せめて商品名は「つきさっぷあんぱん」としてずっと残してほしかった。ガッカリだよ。
 
でも、ずっと月寒を「つきさっぷ」と読んできた私の事を認めてもらえたみたいで、嬉しかった。ありがとう鶴見中尉!
 
そんな事を思った20巻でした。ちょこちょこ忍んだクイーンネタが微笑ましくて、鶴見中尉がフレディに見えてきたぞ(ノ≧∀≦)ノ

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