北海道暮らし、はじめました。(旧:東京Diary)

サラブレッドと美味しいモノが集まる北海道が大好きなあまりに、
移住してしまった大阪人の送る北海道生活です。

車中泊の旅2019夏、根室・知床方面(納沙布岬〜尾岱沼)

2019-08-22 | おでかけ



2019年(令和元年)8月11日(日)。厚岸から100km走って根室へ。最東端の納沙布岬までたどり着きました(ノ≧∀≦)ノ

が、ここは「北海道最東端」とも「日本最東端」とも言えない場所のためか、宗谷岬ほど浮かれた感じにはなれず。

ここからまだ東には北方領土があるので、ここを「日本最東端」と言うと北方領土は日本ではないと言うようなもの。



なので「本土」最東端と記されていました。しかし東経145度か。135度の大阪育ちの私にはすごく離れた数値(^^;)



納沙布岬、というか根室市内に入ってからはマチの中に「北方領土」「四島」「返還」の単語があふれていて。

北海道内に住んでいても、ここまで北方領土の事を真剣に考えている都市には今まで出会った事がありません。

ここに来ると北方領土問題って、日本も北海道もわりと人ごとで、根室市だけが背負ってるんじゃないかと思うほど。

この日は晴れてはいたけど沖が霞んでいたので、北方領土の姿は確認できず。



納沙布岬には「北方館」や「望郷の塔」など、とにかく北方領土関連の施設が多くて。

チャラチャラした気分では観光できない、ちょっと重い心境になる場所でした。

とはいえ。岬好き・灯台好きな私は、少し離れた納沙布岬灯台を見つけて浮かれてしまう(^^;)



ワンコたちも遠くまで頑張って一緒に来た記念に撮影。







突端から眺める海。野鳥がたくさん見られる良いスポットだそうな。



という感じで、浮かれたような重いような複雑な気分を味わいながら、納沙布岬を後にしたのでした。

ところで、根室市内を走っていたら、見覚えのある看板を発見!



えっ!?これは函館方面でしか見る事のないハセガワストアのやきとり弁当!?なんで根室に?タイエー??

店内に入ってみると、やきとりを焼く場所があり、メニューもハセストと一緒。セイコマ商品があるのも一緒。

後で調べると、タイエーのオーナーさんがハセストのやき弁商法(?)を学んで根室に持ち帰ったのだとか。

ハセストと業務提携を結んで、根室で30年愛されるコンビニとなっているのだそうです。

せっかくやから根室でもやき弁食べよう〜♪と買おうとしたけど。お昼時とお祭りが重なったせいか、20分待ちと言われ。

それはちょっと待てないわ、という事で泣く泣く店を後にしたのでした(´д⊂)

で、次の目的地は根室市の道の駅「スワン44ねむろ」。外観撮影を忘れてしまったので、スタンプとマグネット。



花咲ガニと風蓮湖の白鳥か。残りあと3つ!

隣接する風蓮湖が眺められるレストランでランチタイム。どれもこれも美味しそうで悩む〜。



悩んだ結果、私は「花咲ガニラーメン」(1000円)をチョイス。カニ身が結構いっぱい入ってるぞ〜(≧∇≦)



亭主ドノは根室のご当地グルメ「エスカロップ」(900円)を。バターライスの上にカツ。ボリューミーだわ(*^_^*)



どっちも美味しい〜(ノ≧∀≦)ノ メニューが豊富なので、時間とお腹が許せばもう一品何か食べたかったな。

だが、次の道の駅は食べたいメニューのお店が閉まるのが早いため、先を急ぐ。

60kmほど走ってやってきたのは、別海町の道の駅「おだいとう」。



レストランのラストオーダーが15時半。着いたのが15時。あわてて中に入り注文。

500mlのジョッキ牛乳が付いた、別海ジャンボホタテバーガー(1000円)。



喉が渇いていたので、亭主ドノと半分こしながら牛乳を一気飲み。味が濃くて美味しい!

そしてあらためて、別海ジャンボホタテバーガーに挑む。春巻の中にジャンボホタテが潜んでいるのね。楽しみ♪



テーブルに作り方の説明書きがあるので、それを見ながら丁寧に組み立て。



できたよーん(ノ≧∀≦)ノ



春巻が挟まってるバーガーなんて初めて…とおそるおそるかぶりつき。おぉっ、確かにすごくデカいホタテの貝柱が!

モッツァレラチーズやソースとの相性も良く、これは美味しい!自分で組み立てるのも味もとにかく斬新!

まぁまぁお高めなので、二人でひとつしか注文せんかったけど。これは一人でひとつ食べたいな。

無事にジャンボホタテバーガーを食べ、落ち着いたところでスタンプとカントリーサインマグネット。残りあと2つ!



人口より牛の数が多いという別海町。そして野付半島のシマエビ、「島を返せ!」という迫力の「叫び」の像。

実物はこちら。







服が海風でなびいてたり、本当に海の向こうの北方領土に向かってたり、後ろから見る方が迫力が感じられるのよな。

「展望塔」の名のとおり、上の階に行くと展示や望遠鏡があって。



これを読んでいるともう憤りを感じて。終戦したはずの8月15日を過ぎてから攻め込まれた事が許せなくて。

北海道に住んでから、8月15日を過ぎてからの出来事を、テレビの特集なんかを見て初めて知ったのよな。

何してくれとんねんソ連軍!という憤りと、8月15日から後の事をほったらかしにしている日本の教育への憤りと。

なんかもう自分の力ではどうにもできない憤りばかりを感じながら、望遠鏡で海の向こうの島を見てみると。

うわぁ。普通に建物が建ってるよ。車が走ってるよ。でもあそこはロシア人しか住んでない「外国」なのやな。

日本ではほぼ経験できない、自分の目で「外国」という日本の領土を見る。なんだろうこのモヤモヤした感じ。

納沙布岬といい、尾岱沼といい。目の前にある北方領土へのモヤモヤばかりを感じる一日になったのでした。

久々の蓋女コレクション。



翌朝に食べた野付のシマエビ。



うんうん。人間たちがとても美味しくいただいたから、おまえたちは食べなくていいのよ(*^_^*)

知床編につづきまーす。


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