北海道暮らし、はじめました。(旧:東京Diary)

サラブレッドと美味しいモノが集まる北海道が大好きなあまりに、
移住してしまった大阪人の送る北海道生活です。

面倒くさい「水落とし」

2014-02-14 | 北海道暮らし

今日は天気がよかったので、歩いて買物ついでに 太平洋をじっくりと拝んできました

歩いて行ける距離に海があるなんて事、今までなかったので。なんだかすごく贅沢な気分です

いやまぁ、もし津波が来たら、全てをほっぽり出して一目散に逃げないと…というリスクは背負っているのですが

 

さて。北海道での生活を始めてから1週間が経ちました。

幸か不幸か、引っ越した頃にちょうどキッツい寒波が来ていたらしく、いきなり北海道の洗礼を受けた事になります

築20年の北向きな木造アパートで、そんな寒さを果たして耐えられるんか と、ものすごく不安だったのですが。

意外や意外。東京で過ごしていた築30年のRC造マンションよりも、全然暖かく過ごせています

小樽出身の父いわく、北海道の住宅は基本的に、暑い日よりも寒い日をきちんと過ごせる造りになっているから、と。

これっぽっちもスキマ風が入ってこないのは、各居室につけられた分厚い「二重窓」のおかげなのだと思います。

立派な灯油ストーブもついているのですが、ほとんど使う事もなく、コタツだけで過ごせてるし

毎日気温が氷点下ではあるけれど、「寒くてやってられへん!」なんて思った事はまだ一度もありません

 

寒さ問題はクリアできていますが、毎晩面倒くさいなぁと思う作業が「水落とし」。いわゆる「水抜き」です。

寒冷地では、水道管の中に水が残っていると凍結で膨張してしまい、水道管が破裂したりする恐れがあるため、

夜寝る前や、家を空けるなどで長時間水道を使わない時には、水道管の中の水を抜かないといけないのです。

集合住宅なので、万が一水道管が破壊してしまうと、近隣住居にも被害が及ぶので、賠償額はウン十万とか

そんな莫大な出費を防ぐためにも、どんなに面倒でも毎晩、亭主ドノと二人で水抜き作業を行っています

 

今の住まいには、台所とトイレにこのような水抜き栓があり、台所の栓を閉めると、トイレ以外の場所の水抜きができます。

トイレの栓は単独なので、夜中に起きて行きたくなった時は、いちいち開いたり閉じたりしています

 

で、寝る前になると、この2か所の水抜き栓を完全に閉じてしまい、台所、洗面所兼浴室、トイレなど、

家の中にある蛇口という蛇口を全て開いて、水道管に残っている水をとにかく出し切るのです。

 

この家に来て驚いたのは、台所の流し台の下にある物入れにも、蛇口が潜んでいた事

普段の生活では全く使う事のないこの蛇口も、水抜きで蛇口を開くとこんなにたっぷり水を吐き出します

 

浴室の湯沸し器周りには、仰々しく太い配管に加えて蛇口が3つもついていて。しかも上の2つは上向きに

この上向きの蛇口は、亭主ドノいわく「空気抜き」らしくて。確かにこれを開くと、さらに水が吐き出されやすくなります。

 

そんな感じで水抜きをするのですが。終わってから何か洗いたくなったり、歯を磨きたくなったりしても、時すでに遅し

今すぐ寝たい~と思っても、どんなに疲れていても、水抜きをしないと眠る事が許されないので、かなり面倒です

でもこれをサボると、もしかしたらウン十万の賠償をしないといけないかも…と考えて、身を引き締めています

気温が上がる春までの辛抱なので、とりあえずはきちんとこなさないとね


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