今日は天気がよかったので、歩いて買物ついでに 太平洋をじっくりと拝んできました
歩いて行ける距離に海があるなんて事、今までなかったので。なんだかすごく贅沢な気分です
いやまぁ、もし津波が来たら、全てをほっぽり出して一目散に逃げないと…というリスクは背負っているのですが
さて。北海道での生活を始めてから1週間が経ちました。
幸か不幸か、引っ越した頃にちょうどキッツい寒波が来ていたらしく、いきなり北海道の洗礼を受けた事になります
築20年の北向きな木造アパートで、そんな寒さを果たして耐えられるんか と、ものすごく不安だったのですが。
意外や意外。東京で過ごしていた築30年のRC造マンションよりも、全然暖かく過ごせています
小樽出身の父いわく、北海道の住宅は基本的に、暑い日よりも寒い日をきちんと過ごせる造りになっているから、と。
これっぽっちもスキマ風が入ってこないのは、各居室につけられた分厚い「二重窓」のおかげなのだと思います。
立派な灯油ストーブもついているのですが、ほとんど使う事もなく、コタツだけで過ごせてるし
毎日気温が氷点下ではあるけれど、「寒くてやってられへん!」なんて思った事はまだ一度もありません
寒さ問題はクリアできていますが、毎晩面倒くさいなぁと思う作業が「水落とし」。いわゆる「水抜き」です。
寒冷地では、水道管の中に水が残っていると凍結で膨張してしまい、水道管が破裂したりする恐れがあるため、
夜寝る前や、家を空けるなどで長時間水道を使わない時には、水道管の中の水を抜かないといけないのです。
集合住宅なので、万が一水道管が破壊してしまうと、近隣住居にも被害が及ぶので、賠償額はウン十万とか
そんな莫大な出費を防ぐためにも、どんなに面倒でも毎晩、亭主ドノと二人で水抜き作業を行っています
今の住まいには、台所とトイレにこのような水抜き栓があり、台所の栓を閉めると、トイレ以外の場所の水抜きができます。
トイレの栓は単独なので、夜中に起きて行きたくなった時は、いちいち開いたり閉じたりしています
で、寝る前になると、この2か所の水抜き栓を完全に閉じてしまい、台所、洗面所兼浴室、トイレなど、
家の中にある蛇口という蛇口を全て開いて、水道管に残っている水をとにかく出し切るのです。
この家に来て驚いたのは、台所の流し台の下にある物入れにも、蛇口が潜んでいた事
普段の生活では全く使う事のないこの蛇口も、水抜きで蛇口を開くとこんなにたっぷり水を吐き出します
浴室の湯沸し器周りには、仰々しく太い配管に加えて蛇口が3つもついていて。しかも上の2つは上向きに
この上向きの蛇口は、亭主ドノいわく「空気抜き」らしくて。確かにこれを開くと、さらに水が吐き出されやすくなります。
そんな感じで水抜きをするのですが。終わってから何か洗いたくなったり、歯を磨きたくなったりしても、時すでに遅し
今すぐ寝たい~と思っても、どんなに疲れていても、水抜きをしないと眠る事が許されないので、かなり面倒です
でもこれをサボると、もしかしたらウン十万の賠償をしないといけないかも…と考えて、身を引き締めています
気温が上がる春までの辛抱なので、とりあえずはきちんとこなさないとね