恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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思わぬ居候~その4

2016-04-14 07:57:46 | 譲二の~勝手に3年後編(吉祥寺恋色デイズ)

前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。

久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。


『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。

そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。

航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。


だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。





☆☆☆☆☆


思わぬ居候~その4
〈百花〉
今、譲二さんの部屋のベッドに並んで腰掛けている。


譲二「百花ちゃん、ほんとにごめんね」

百花「譲二さんこそ、実家のお仕事もあるのに、私と一緒じゃ疲れますよね」

譲二「俺は百花ちゃんと一緒にいるだけで癒されるから…」


譲二さんはそう言うと優しく抱きしめてキスしてくれた。


☆☆☆☆☆

なぜ、譲二さんの部屋で私が寝ることになったかというと…。


昨夜、明里さんが家出して泊めて欲しいとクロフネに来た。

仕方が無いので、その日はとりあえず、私と同じ部屋に布団をしいて寝てもらった。


譲二さんは「翌日には追い返す」なんて言っていたけど、行くところがない明里さんを追い出すわけにもいかず…。


明里さんは「床の上の布団では落ち着かない」と言い、しばらく譲二さんと言い合いをしたが、結局譲二さんの方が折れた。

そして、クロフネにいる間、明里さんは私の部屋を使い、その間、私は譲二さんの部屋に置いてもらうということになった。

今まで一緒に暮らしてきたけど、部屋は別々だったから、一緒のベッドで寝るのは緊張する。


と言っても、譲二さんはクロフネを閉めてから実家にお仕事に出かけたりするから、譲二さんが眠るのは私が寝付いてからのことが多いけど…。

昼間は私は大学に行ってるし。



譲二さんと離れ離れに暮らしていた頃は一緒に暮らすことが出来さえすれば…と思ってた。

だけど、人間って欲張りだよね。

今は一緒に暮らしているのに、すれ違いばかりなのは寂しい、と思う。


でも、ダメダメ…。

こんな不満をもってちゃ…。

だって、譲二さんはもっと大変なんだから。

 

その5へつづく