恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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思わぬ居候~その6

2016-04-16 07:41:16 | 譲二の~勝手に3年後編(吉祥寺恋色デイズ)

前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。

久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。


『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。

そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。

航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。


だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。





☆☆☆☆☆


思わぬ居候~その6

〈百花〉

夕方大学から帰って来て、クロフネの戸を開けようとしたら、中から楽しそうな笑い声がした。

明里さんの声だ。

ただで置いてもらうのは申し訳無いからとクロフネを手伝ってくれてるのだ。

明里さんの声に混じって、譲二さんの低い声も聞こえる。


私はワザと勢いよくドアを開けると元気よく言った。


百花「ただいまー」

譲二「おかえり、百花ちゃん」

明里「おかえりなさい」


二人とも楽しそうな会話のまま明るく声をかけてくれた。


百花「譲二さん、荷物を置いたら、すぐ下りて手伝いますね」

譲二「いや、百花ちゃんは課題もあるだろうし、夕食まで部屋でいてくれていいよ」

百花「でも…」

譲二「あんまり戦力にはなってないけど、明里もいるしね」

明里「あら、悪かったわね。まだ、慣れてないから仕方ないでしょ」

譲二「慣れるまでいてもらったら、こっちが困るけどね」


2人のテンポの良い会話には入っていくことが出来なかった…。


百花「…」


ボーッと突っ立っている私に、譲二さんはにっこり笑って言った。


譲二「後でココアを持って行ってあげるから、課題をさっさと終わらせておいで」



☆☆☆☆☆


明里さんと譲二さんは幼なじみだから…。


私がハルくんや一護くんたちと仲が良いのと同じように気が合うだけなんだってわかってる。

だけど…二人が楽しそうにしてるのはなんだか気になる。


これって…ヤキモチなんだろうか?


譲二さんが裏切ったりなんかしないってわかってるのに。

だけど…。

譲二さんと明里さんのことばかり考えて、課題に集中できないよ…。

 

その7へつづく