この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。
二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。
でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。
上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。
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美緒に似た子~その5
〈譲二〉
ひと月を待たずして、アリサに連絡をとった。
クロフネの掃除と風通しに行った日だった。
美緒を思い出して、どうしても抱きたくなったのだ。
アリサは俺のことをすぐ思い出して快諾してくれた。
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アリサ「ねえ、こんなホテルでするの初めて…」
前回使ったようなラブホテルではない普通のホテルに入った。
その方が落ち着けそうだったからだ。
ホテル代もカードが使える。
アリサ「高いんじゃないの? それにあたしは泊まらないよ?」
譲二「うん。俺はそのまま泊まるから…。好きな時間に帰ったらいいよ」
アリサ「あんたって…、もしかして金持ち?」
譲二「うーん。どうかな…。稼いだ金の使い道がないだけさ」
アリサ「ふーん。まあ、どっちでもいいや」
彼女はそう言いながら俺の胸にしがみついた。
彼女を抱きしめてキスをする。
譲二「そうだ…。先払いだったね…」
アリサ「…いけない。忘れるとこだった…」
その笑顔を見るとまた少し胸が痛んだ。
(美緒…)
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今日は二人で先にシャワーを浴びた。
シャワーを浴びながら何度もキスをする。
アリサ「こんなふうに…してもらうと…、本当の恋人…みたいだね…」
譲二「…会ってる時は…恋人役で…いてくれるんだろ?」
アリサ「…うん…。次からも…そういう契約でいい?」
譲二「…ああ…」
お金を払う時に、単にセックスをするだけじゃなく、恋人同士のように振る舞いたいと頼んだのだ。
料金はもちろん割り増しで…。
その6へつづく