『年上の彼女』と同じ時期に書いたお話です。
ここでは、年下の子との恋愛というよりも、ちょっと手出しをするのは憚られる相手がいたとして、積極的な女の子のアプローチに譲二さんはどう対処するだろう? という興味で書き始めました。
吉恋のヒロインはそんなに積極的というわけではないですからね。女の子の方から抱きついてくるようだったら、どうするの? って。
この話はまだラストが確定してない…と言うか、途中で止まってます。
だけど、upするうちに続きの話も書けるようになるといいな…という希望的観測でupしていきます。
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譲二ルート以外のどれかのルートの譲二さん。
本編のヒロインは大学を卒業して就職、クロフネを出ている。
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またまた始まった…若い子との暮らし~その4
〈譲二〉
汐里ちゃんとの毎日は楽しい。
女の子にチヤホヤしてもらうのは俺にとって初めての経験で、なかなかいいものだと思う。
しかしねぇ、まるで子供なんだよね…。
俺としては、もう少し大人な女性の方が…。
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汐里ちゃんと暮らし始めるにあたって、百花ちゃんとの経験から、若い女の子と一緒でも「まぁ、大丈夫だろう。
百花ちゃんにも手を出さなかったし…」と思った。
しかし、それは大きな間違いだということに直ぐに気づいた。
第一百花ちゃんは俺に迫ったり、突然抱きついたり、「マスター大好き!」などと叫んだりはしなかった。
廊下に出たり、洗面所に入ったりするたびに飛びついて来るものが無いかどうか、確認しながら移動するのはなかなか疲れるものだ。
それでも、そういうことが続くと人間なれるもので、小さな子供と暮らしているか小型犬でも飼っていると思うことにした。
だから、彼女へのハグや額へのキスも俺にとっては挨拶代わりになっている。
でも、気を緩めると彼女の女の部分に気づいたりするんだよね。
その5へつづく