恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

小説を検索しやすくするためインデックスを作りました

インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。

インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。

手書きイラスト インデックス…自分で描いた乙女ゲームキャラのイラスト記事


他にも順次インデックスを作ってます。インデックスで探してみてね。



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シェアカフェ~その11

2016-09-14 07:48:33 | 譲二の~勝手に3年後編(吉祥寺恋色デイズ)

お待たせしました。

ほぼ二ヶ月ぶりです。

『譲二の勝手に3年後編』の続きをupします。


☆☆☆☆☆

前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。

久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。

『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。

そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。

航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。


だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。





☆☆☆☆☆


シェアカフェ~その11


〈譲二〉
シェアカフェを始めて、何かと気苦労が多いことに気づいた。


夕方の店の引き継ぎの時に申し送りはするし、夜の店が終わった後にも俺が居る時は玲さんもひと声かけてくれて、お互い譲りながら経営をしている。

それでもちょっとした不都合はある。

厨房の物の置き場所が変わっていたり、共用の調味料なんかが切れていて、買いに走るハメになることや、玲さんの店の予約の電話をとったり、昼間にアルコールを求める客が来ることもある。

どれも些細なことばかりだ。

だけどその些細なことがこんなにも精神を消耗させるとは思わなかった。




そんなとめどのないことを考えながら、実家から帰ってきた。


通りに立ってクロフネを眺める。


ドアの前には玲さんの店の看板がスポットライトに照らされていた。


(これだけ暗くなると綺麗なもんだな…)


窓から漏れる灯りはクロフネの時よりも薄暗く、馴染んだクロフネとは違って夜の店らしい感じがする。


(ハァ…。外から見ると全く別の店だな…)

(俺の店ではなく…確かに玲さんの店だ)


いつものように勝手口から入ろうかとも思ったが、玲さんの店に来るお客さん目線でクロフネを見てみたくなって、正面のドアを開けた。


カラカラーン~♪


百花「いらっしゃいませ」


玲さんの店の雰囲気とは全く似合わない明るい声が聞こえて、俺は呆然と佇んだ。

 


その12へつづく


シェアカフェ~その10

2016-09-13 07:46:06 | 譲二の~勝手に3年後編(吉祥寺恋色デイズ)

お待たせしました。

ほぼ二ヶ月ぶりです。

『譲二の勝手に3年後編』の続きをupします。


☆☆☆☆☆

前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。

久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。

『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。

そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。

航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。


だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。





☆☆☆☆☆


シェアカフェ~その10


〈百花〉
私がクロフネを手伝うのは大学が休みの日が多い。

大学から帰ってからの夕方の時間帯は課題もあるし、桃護さんがお店に入るようになってからは手も足りているようだから、最近はほとんど手伝ってはいない。

その日課題がいつもより早く終わったので、一階に降りてみた。

もう夜だからクロフネではなく、玲さんのお店の時間だ。



店の中は昼間のクロフネとは全く雰囲気が違っていた。

照明は少し薄暗く、カウンターにはいろんな酒瓶がオシャレにレイアウトされている。

女性客も何人かいるが、3:7の割合で男性の方が多い。


百花「こんばんは、玲さん」

玲「あら、百花。どうしたの?」

百花「少し、喉が渇いたので、冷蔵庫のジュースを飲もうかと思って」

玲「それなら、ライムソーダでも作ってあげるわよ?」

百花「いいんですか?」

玲「いいわよ。ちょっと待ってて」


客1「おーい、ママ。ちょっと注文取りに来てくれ!」

玲「はーい、ちょっと待ってください」

百花「あ、私がお聞きしてきます」


私は伝票を取るとお客さんのテーブルに向かった。


玲「百花、ごめんね。ありがとう」

百花「ご注文をお聞きします」

客1「あれ? いつの間にかママが若返ってる」

百花「いえ…その…私は手伝いで…」

客1「ハハハ…。おねぇちゃんは初めて見る顔だね」

百花「はい。今日はじめてなので…」

客1「じゃあ、これからもちょくちょく顔見せてね?」

百花「そうですね~」


私がオーダーを貰って厨房に戻るとカウンターにいたお客さんが玲さんに話しかけた。


客2「おや、この店にはこんな若い子も居たんだね」

玲「私の妹なの。可愛いでしょ?」

(妹…?!)


客2「へぇ、ママの…。この子も男なの?」

玲「フフ、まさか…。れっきとした女の子よ」

客2「そうか。ちょっと安心した」

玲「何よ。どういう意味?」

客2「いや…ハハハ」


その後は玲さんの作ってくれたライムソーダを飲む傍ら、玲さんの店を手伝うことになってしまった。


カラカラーン~♪


百花「いらっしゃいませ」


テーブルを拭いていた私が、ドアベルの音に顔をあげると、怖い顔をした譲二さんが立っていた。

 

その11へつづく


ナイトメアカジノ

2016-09-12 22:55:35 | ナイトメアハーレム

長らくイベントの無かったナイハレだけど、『ナイトメアカジノ』というのが始まった。



集めたメダルでスロットを回して、アイテムを貰うというものだけど、アイテムだけじゃなく彼たちのミニキャラも混じっているから、俄然やる気が出るよね(≧∇≦)。


メダルのもらい方は

ストーリーを10章読む。

お仕事を20回する。

カジノページへのアクセス(1日一回)

のそれぞれで、一枚ずつ貰える。


スロットはメダル3枚、4枚、5枚でそれぞれ回せるけど、貰えるアイテムやアバターは枚数によって違うから欲しい彼のミニキャラの枚数で回したらいいと思う。

リュカ編が始まる前にみんなを呼び戻そうという作戦なんだろうね。

ミニキャラは私もリュカとリカルドしか持ってないので、他の彼も是非欲しい(((o(*゚▽゚*)o)))

それにね、自分の持ってるアバターと見比べたら、同じリュカでもデザインが少し違ってた。

だから使い回しではないのかな?

景品は今後増えるということなので、この際、アバターで唯一空欄になってる等身大カレアバターも出して欲しいもんだ。


シェアカフェ~その9

2016-09-12 06:37:03 | 譲二の~勝手に3年後編(吉祥寺恋色デイズ)

お待たせしました。

ほぼ二ヶ月ぶりです。

『譲二の勝手に3年後編』の続きをupします。


☆☆☆☆☆

前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。

久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。

『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。

そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。

航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。


だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。





☆☆☆☆☆


シェアカフェ~その9


〈譲二〉
急いでクロフネに帰って扉を開けようとすると中から楽しそうな笑い声がした。

玲さんの声だ。

そっと聞き耳を立てる。


百花「…玲さん…ふざけるのはやめてください」

玲「ごめん、ごめん。びっくりするわよね。…でも、さっきの百花の顔ったら…」


それ以上聞いていられなくて、勢い良く扉を開けた。


譲二「ただいま」

百花「おかえりなさい、譲二さん」


弾けたように百花ちゃんがこちらに来る。

玲さんはにこやかに笑いながら俺を見た。


その瞳が挑発的に見えるのは俺の嫉妬のせいだろうか?


玲「おかえりなさい。百花ちゃん、マスターがいないからとても退屈してたわよ」

百花「いえ、そんな…。玲さんとお喋りしてましたし…あ、玲さんにティーソーダをご馳走になりました」

譲二「それは良かったね…。百花ちゃんちょっと来てくれるかな?」

百花「はい、何でしょう?」


特に用があったわけではない。

単に、玲さんから百花ちゃんを引き離したかったのだ。


二階に上がり、自分の部屋に百花ちゃんを連れて入る。


百花「譲二さんどうしたんですか?」


俺は何も言わずに彼女をキツく抱きしめた。


譲二「……」

百花「じょ…譲二さん?」

譲二「ごめん…なんだか百花ちゃんで充電したくなっちゃったんだ…イヤ?」

百花「い、いえ…ちょっとびっくりしただけで…。私も譲二さんとすれ違いが多くなってたから…嬉しいです」


本当に可愛いことを言ってくれる。

ごめんね…本当は玲さんにヤキモチを妬いてたんだ。

だけど、そんなことは言えないしね。



そのまま百花ちゃんにキスをして、甘い唇を楽しんだ。

 

その10へつづく


シェアカフェ~その8

2016-09-11 06:46:39 | 譲二の~勝手に3年後編(吉祥寺恋色デイズ)

お待たせしました。

ほぼ二ヶ月ぶりです。

『譲二の勝手に3年後編』の続きをupします。


☆☆☆☆☆

前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。

久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。

『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。

そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。

航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。


だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。





☆☆☆☆☆


シェアカフェ~その8


〈百花〉

玲さんは大学には行かなかったということだったけど、話しているととても頭のいい人だということはすぐ分かった。

私が課題で悩んでいる時にも、相談するといいアドバイスを出してくれる。


百花「この間はありがとうございました。レポートを手伝って貰って」

玲「手伝ったといっても、ちょっとアドバイスしただけでしょ?」

百花「ええ、でも行き詰まっていた時にとても助かりましたから」

百花「それに教授からも『着眼点がいい』と褒められました」

玲「そう? なら、また困った時はいつでも相談してね」


玲さんは髪を掻き上げるとニッコリ笑った。

玲さんのしぐさに合わせるように、白い耳たぶでピアスが揺れた。


百花「玲さんはどうしてそういう格好をしているんですか?」

玲「フフ、どうしてだと思う?」

百花「女性になりたかった、とか?」

玲「50点」

百花「え~」

玲「前にも言ったけど、アタシは綺麗なものが大好きなの」

百花「はい」

玲「男と女。比べてどっちが綺麗かっていうと、顔つきにしても手足の細部にしても男はどうしても女には敵わないじゃない?」

百花「そうでしょうか?  男性でも綺麗な人はいますよ」


譲二さんとか…。

鼻筋が通って横顔とかうっとりするし、俯いてる時なんて、長い睫毛が揺れて見とれちゃうし…手とかも指が長くてホントに綺麗だし…。

私が思い出してうっとりしていると玲さんが声をかけた。


玲「おーい、戻ってきて〜、百花〜」

百花「え?」

玲「ニヤニヤと何想像してるの?」

百花「…いえ」


(そんなににやけてたかな?)


頬が熱くなってしまう。

そんな私に気づいたのか気づかなかったのか、玲さんは言葉をつづけた。



玲「そりゃ男でも綺麗な人はいるけど、繊細さではどうしても敵わないわ。それにね、ファッションは女のほうが綺麗なものを身につけられるもの」

百花「確かにそれはそうかもしれませんね」


玲さんの手が私の髪の毛に触れた。


玲「百花も綺麗よね…」


うっとりした手つきで玲さんは私の髪の毛を撫でる。

百花「いえ…私なんか…」


(え…? )

玲さんが覆いかぶさってきて、私の首筋に顔を埋めた。


玲「それに…いい匂い」


私は身をすくませた。


百花「…玲さん」


玲さんは肩を震わせる。


玲「フフフ……フフ…アハハハ」


そして私から離れるとお腹を抱えて笑い出した。


百花「…玲さん…ふざけるのはやめてください」

玲「ごめん、ごめん。びっくりするわよね。…でも、さっきの百花の顔ったら…」


なおも玲さんは笑い続けた。

 

その9へつづく