保坂耕司です。
反響が大変大きい保坂兄弟列伝お散歩シリーズ。
保坂学と共に歩むお散歩は下北沢編を迎えています。
世田谷区の代表的な街のひとつ。
下北沢南口商店街にたどり着く前に実は保坂兄弟は帰路に立っていた。
自分の人生の岐路と重ね合わせていた。
茶沢通りを下北沢方面に向かうと代沢三叉路という交差点がある。
まず疑問に思ったのは四叉路だったことだ。
交差点ができた後に出来た道なのだろうか。
それとも主要な道路ではない為、数えられなかったのだろうか。
右に曲がれば住宅街。
まっすぐ茶沢通りをそのまま進むか。
それとも左手前か左側の下北沢南口商店街側へと進むか。
道は別れていた。
どの道を進むかでこの散歩の運営がわかれる。
しかし保坂兄弟は感じていた。
道はすべて一つであり繋がっているのだと。
数々の歩道を渡り歩いてきたお散歩の達人である保坂学は直感的に動き出した。
「耕司!左へ行くぞ!俺についてこい!」
交差点を見回したが誰もいない。
誰の助けも借りる事はできないのだ。
それは人生のようだ。
誰かが助けてくれると期待する人頼りの人生はまるで列車に敷かれたレールのようだ。
兄である学はいつも弟の耕司を先導してくれる道標のような存在といえた。
眩しかった。
この兄弟愛を羨む人も少なくない。
一緒に株式会社PLUSの一員でもあるからだ。
仕事もプライベートも一緒の兄弟は多くないだろう。
これまでも仕事で多くの岐路に立たされてきた。
耕司が選択する道もあったし学が選んだ道もあった。
お互いがお互いの道標だったのだ。
耕司は代沢三叉路にこれまでの人生を重ね合わせていた。
そして直感的に学の進むべき方向に賛同した。
左へと曲がった2人。
この兄弟の今後に目が離せない。