京都の闇に魅せられて(新館)

2020年・早朝の清水寺千日詣りと雲龍像・後編 @ 京都妖怪探訪(711)





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 どうも、こんにちは。
 京都の古くからの霊場のひとつであり、数多くの伝説や伝承の遺る音羽山・清水寺
 毎年の8月半ば頃に行われるのが「千日詣り(せんにちまいり)」。
 この時期に参拝すると、千日参拝したのと同じ功徳を得られるという、おそろしくお得なものだそうです。
 シリーズ前々回シリーズ前回に引き続いて、コロナ禍の下、いわゆる「3密(密閉、密集、密接)」を避けることもあって、早朝の清水寺を「千日詣り」で巡ります。


 シリーズ前回の続きで、奥の院を後にします。
 その途中から見える、まだ工事が続く清水の本堂と舞台。






 ところで2017年の「千日詣り」で、ほぼ同じ場所から見た清水の本堂・舞台はこんな感じでした。





 何年にも渡る改修工事が続いていますが、あれから3年、大分工事が進んだようです。
 おそらく今しか見られない、貴重な清水寺の光景なのかもしれません。


 早朝の「子安の塔」と、その前から見た清水の本堂・舞台。









 観光スポットとして(また、実は心霊スポットとしても)名高い、清水本堂・舞台下の谷にある「音羽の滝」。








 有名な観光スポットも、コロナ危機下の早朝は、ご覧の通りほとんど人の姿も無く、閑散としています。
 ゆっくりと落ち着いて巡ることが出来るのがうれしい一方、少し寂しい気もしますが。


 舞台下の谷の道を抜けて。









 そして、毎回訪れる度に深い感慨にとらわれてしまうこの場所へ。





 本尊・十一面観音像を奉り、今日の清水寺を建立した、征夷大将軍・坂上田村麻呂。
 その田村麻呂に倒された「蝦夷(えみし)」こと、北方の「まつろわぬ民」の長だった人物。
 それゆえに「鬼」として、貶められた人々の長。
 鬼や妖怪の伝説や伝承、その裏にある歴史に思いをはせる者としては、ここは見逃せない場所のひとつです。


 清水寺の出入り口ともいうべき、仁王門、西門へと戻る道。
 途中に三重塔も見えます。












 西門の脇には「八方にらみの虎」が。








 シリーズ第107回記事でも紹介したことがありますが、「ここに刻まれた虎の絵をどの方角から見ても、睨みつけられているかのように目が合う」と言われています。
 また、「夜な夜な灯籠から抜け出しては境内を歩き回りった」という伝承も遺されています。


 そして、清水寺の入り口、西門前と言えば、やはりこれでしょう。

















 そうです。
 このかっこよすぎる雲龍像。
 朝日を浴びたこの雲龍像や「八方にらみの虎」をゆっくり眺められたのも、今回の収穫のひとつです。


 こうして、早朝の時間帯のうちに、やはり人のほとんど居ない参道を通り、清水寺を後にします。





 さて。
 これで私は、千日分の功徳を得られたのでしょうか?






 今回はここまで。
 また次回。





*清水寺へのアクセスはこちら




*清水寺のHP
https://www.kiyomizudera.or.jp/




*『京都妖怪探訪』シリーズ
https://kyotoyokai.jp/




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