今回は、その経過報告及び中間報告等もかねて、今後の課題等についても考えたいと思います。
あれから、ブログへの攻撃・炎上を煽っていると思われるネットウヨ系サイトを毎日監視しておりました。
そこで名指しで叩かれたサイトは、しばしばコメントスクラム等の集中攻撃に晒されたり、酷い場合は炎上したり、閉鎖へ追い込まれたりします。
私はそこで叩かれたサイトに、激励のためのTBを送信するということを続けてきました。今でも監視し、そしてTBを送り続けております。
TBする記事は、主に次の記事です。
*「緊急提言! ネットでの暴力から言論の自由を守るために。潰されるのも覚悟です!(笑)」2006/9/4
http://moon.ap.teacup.com/komichi/101.html
また、追加で以下の記事を送ることもありました。
*「マキュアヴェッリ的性悪説からサイト荒らし対策について考える」 2006/8/30
http://moon.ap.teacup.com/komichi/99.html
*「コメント受け入れも拒否も選択肢のひとつである」 2006/9/3
http://moon.ap.teacup.com/komichi/100.html
以上のTBを送るのには、「多数と匿名の暴力」による攻撃に晒されている人に対する激励と、それから言論の自由を守るための連帯を呼びかける、という意味もあります。
そしてもうひとつ、上記の記事には、「多数と匿名の暴力」より言論の場としてのサイトを守るための方法や心構え等も書いてあります。特に、攻撃に晒されている人には読んで、参考にしていただきたい内容です。
私自身もこれまでに何度か、ネット厨房・チンピラによる集中攻撃を受けたことがありました。その時の経験及び攻撃を受けながらも考えてきたことなどを元にして練った対処法や心得ですから、ネット厨房・チンピラの集中攻撃を受けた時には、ある程度は役に立つのではないか、と自負しております。
現在では私も、その手の攻撃にもすっかり慣れてしまい、攻撃や嫌がらせのコメントを削除する時も、「あー、また来てるよ。毎回ゴクロウサン(笑)」とスパムメールを削除するのと同じような感覚しか起こりません。それでも、初めて受けたときは、正直こたえました。
当初は私自身も突っ込みを受けても仕方がないような失敗をしていたこともあって、かなりショックを受けました。ショックのあまりに食事も喉を通らず、いや、ほとんど何も手に着かないというような状態でした。何というか、あの時の絶望的とも思えるような気持ちは、実際に経験してみないと、なかなかわからないかもしれません。私自身も、実際に体験するまでは、実感としてその怖さをよくわかっていなかったのですから。
一時は、本気でこのサイトを閉じて、ネット活動をやめようかとも考えました。
また、知人や先輩の中にも「もうやめた方がいい。ネットはあのような人が多数集まって来るのだから、どうしょうもない」と、私にサイトの閉鎖を勧める人もいました。
そんな私が、何故今もこうして、このサイトを閉じることなく言論活動を続けていられるのか?
それは、攻撃を受けながらも直接・間接的に支えてくださった読者さんや常連さん、友好ブログの方など、多くの方々のおかげです。
ある人は、直接的に攻撃者と喧嘩をしてくれて。ある人は、攻撃者と喧嘩せずとも、私を励ますコメントやTBを送ってくれたり。また直接関係のないようでも、そっと自サイトの過去記事をTBしてくださった人もいました。
そのうちにふと、ひとつ大事なことに気が付きました。
「自分は一人ではない!」
ここでサイトを閉めて、ネットでの言論活動をやめたら、もう攻撃を受けることは確かになくなるかもしれない。でもそうなれば、私を支えてくださった皆さんはどうなるのだ? リンクを貼ってくださった人や、貼らせてくださった人。いつも書き込みに来てくださる常連さんたちは。そして、私を守るために攻撃者と戦っている人は? そういった方々に対して申し訳ないのではないか?
さらに、もうひとつ大事なことに気が付きました。
「これは自分一人だけの問題ではない。ネットにおける言論の自由を守る戦いだ!」
ここでサイトを閉めてしまえば、またひとつ「多数と匿名の暴力」を振りかざす者たちが勝利した例を作ってしまう。そして彼らはさらに増長し、次の標的を探して攻撃を繰り返すだけだろう。それでは、いつまで経ってもネットは自由な言論空間になりえない。多数と匿名の暴力を振りかざす、ネット厨房・チンピラどもの顔色を伺いながら発言しなければならないだろう、いつまでも。
どこかで、彼らの暴虐を止めなければならない。
こうして私は再び、なんとか立ち上がることができました。
それから後、「なんとかネット厨房・チンピラどもを止めることはできないものか?」「多数と匿名の暴力に晒されている人を激励・救済することはできないものか?」とも考えました。
私が再び立ち上がれたのは、いろんな形で支えてくれた人たちのおかげだ。激励のTBやコメントを、攻撃されている人に送れば、支えてあげることができるのではないか?
それなら、私にもできるのではないか?
こう考えて書いたのが、次のエントリーです。
*「読者の皆様、および支えてくださった皆様への感謝とお願い」2006/6/1
http://moon.ap.teacup.com/komichi/79.html
しかしながら、それでも不十分でした。
呼びかけただけでは、ネット厨房・チンピラの蛮行を止めることも、彼らの攻撃を受けている人を救済することもできませんでした。
その後も、閉鎖に追い込まれたサイトがいくつもあったようです。
「このままでは駄目だ。中途半端な言いっぱなしではいかん。もっと本気で取り組まなければ!」
そう思って、再び以下の呼びかけを行いました。
*「緊急提言! ネットでの暴力から言論の自由を守るために。潰されるのも覚悟です!(笑)」2006/9/4
http://moon.ap.teacup.com/komichi/101.html
それと共に、今回からは今までの反省点を活かして、特に以下3つのことに注意するようにしました。
(1)まず、言い出しっぺの自分が率先して動く
(2)早くやる。ちょっと様子がおかしいと思ったら、すぐ動く
(3)敵の動きにも注意して、攻撃を受けそうなところにも、すぐに行く
要するに「即断・即決・即実行!」。以上の3点は、考えてみればごくごく当たり前のことでした。
あらゆる危機管理や救助活動等は、まずスピードが大事です。「巧遅よりも拙速」というのが原則です。
それを、自分のサイト管理・更新やオフでの多忙等を理由に怠ってきたことに、今までの失敗の原因があるのです。
無念にもサイトを閉じ、ネットにおける言論の場を奪われてしまった人たちのことを考えると、悔悟の念にとらわれると共に、こうした「多数と匿名の暴力」を振りかざしているエセ愛国者どもに対して、心の底から激しい怒りがこみ上げてきます。
現在までに、TB送信活動を続けてきました。
多数の賛同を得られたようで、こちらとしてもうれしい限りです。
しかし同時に、またしても課題にぶち当たりました。
まず、私一人ではなかなか不十分であった、ということです。
例えばTB送信にしても、うまく送信できなかった場合もあります。ISP等に不具合があったのか。それともたまたまこちらのISPが、先方がTB禁止に指定したISPと同じだったのか、それはわかりませんが。
さらに、TB送信をしても、今でも炎上を続けたり、ネット厨房・チンピラの攻撃を受け続けているサイトもあります。
例えば、以下のように。
*AAA植草一秀氏を応援するブログAAA
http://yuutama.exblog.jp/
以下の記事をアップしてから、攻撃が酷くなったようです。
・ちょっとまって。
http://yuutama.exblog.jp/4277970/
また、以下のサイトのように、今でも更新停止状態になっているサイトもあります。
*乙武洋匡オフィシャルサイト
http://sports.nifty.com/ototake/
以下の記事をアップしてから、攻撃が酷くなったようです。
・紀子さま出産
http://sports.cocolog-nifty.com/ototake/2006/09/post_f549.html
そして以下のようにお詫び記事を載せた後でも、何千というコメントが殺到。ここまで来ると、明らかに「批判」や「反対意見の表明」と言える範囲を超えていて、異常です。
・深くお詫びします
http://sports.cocolog-nifty.com/ototake/2006/09/post_fa1a.html
そういったサイトには……炎上が深刻なまでに進行してしまったサイトに対しては、ひとつTBを送っただけでは、「焼け石に水」のようなものかもしれません。
それでも諦めず、引き続きTBを送ると共に、そういう状態にまでなったサイトには、何か他にも激励・救済策もとるべきではないか、と考える次第です。
いっそのこと(一時的でもいいから)、コメント欄を閉鎖するとか、コメントTB承認制に移行するなどの方法も進言してみるのもいいかもしれません。
皆様にも引き続き、ご支援・ご協力をお願いしていきたいと思います。
ひとつのTBやコメントが、「多数と匿名の暴力」を受けている人と、ネットでの言論の自由を守るかもしれないのですから。
※ここのアニメGIFバーナーは、『雑談日記』のSOBAさんが作成されたものです。
コメント一覧
komichi@管理人
まけ犬
kaetzchen
komichi@管理人
kaetzchen
もかもか
r
r
最新の画像もっと見る
最近の「荒らし対策考」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2008年
人気記事