京都の闇に魅せられて(新館)

2013年・京都東山花灯路(後編)





 今や京都冬の夜の風物詩として定着しつつあるライトアップイベント「京都花灯路」
 前回に続いて、そのうちの「京都東山花灯路」を訪れた時の記事です。



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 まず前回の続き、祇園・八坂神社の境内から。






 「ねねの道」を目指します。
 下は途中の道端にあった生け花……だったかな?






 ここが「ねねの道」。





 ここは、豊臣秀吉の正妻・ねねが晩年を過ごした高台寺や円徳院の他、いくつもの観光スポットがあります。
 またこのねねの道自体も美しい石畳の道で、季節によって桜や紅葉など違った光景が楽しめるスポットでもあります。
 『京都妖怪探訪』シリーズなど、弊サイトでも何度か取り上げたことのある、私のお気に入りスポットのひとつでもあります。


 ねねの道沿い・圓徳院で祀られている三面大黒天。





 『京都妖怪探訪』第21回でもとりあげたことのあるこの大黒様は、豊臣秀吉の念持仏であり、なんと大黒天、毘沙門天、弁財天の三人の有名な仏様がひとつに合体したという神様なのです。
 「そんな漫画家かゲームの設定みたいな神様って、本当に居るのか!?」などと最初思っていましたが、本当に存在していたのですね。しかも結構歴史も古そうです。
 3人の強力な神仏が一緒になったという仏様ですから、ご利益も強そうです。
 少し拝んでから先へ進みます。






 「ねねの道」から、清水寺方面へと続く「一年坂」「二年坂」へ。














 「この辺りの坂で転んだら1~3年で死ぬ」とかいう伝説(俗信?)もあるそうですが(笑)。
 その救済措置のためか、途中には「延命地蔵大菩薩」の社も。





 ここは『京都妖怪探訪』第20回でもとりあげたことがあります。
 ところでこの辺りになりますと、カップルの姿がたくさん見られます。
 私のような「万年モテない男」には、ちょっと目の毒です(苦笑)。



 二年坂から“八坂の塔”法観寺が見えましたので、そこを目指して進みます。






 ライトアップされた“八坂の塔”を下から眺めてみました。








 ここも『京都妖怪探訪』第109回でとりあげたことがあります。
 今はまだ寒い時期なので、この下の樹には何もありませんが、暖かくなれば桜などが咲き、ご覧のような光景も見られます。









 “八坂の塔”から遠ざかり、東大路通りへ。





 ここから帰路へ。


 この花灯路の時期が過ぎれば、桜の季節が近づいてきます。
 昨年から今年もいろいろあったけど、季節の移り変わりは毎年変わらず訪れます。

 せめて今年は、もっと平穏な一年になるように願いたいものですが……。
 




 それでは、今回はここまで。
 また次回。





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*京都東山花灯路のHP
http://www.hanatouro.jp/higashiyama/index.html




『京都妖怪探訪』シリーズもよろしく!




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