(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)
どうも、こんにちは。
毎年の夏、『百鬼夜行』展など妖怪関連の面白いイベントを開催してくれています、京都・高台寺。
コロナ禍の治まらぬ中ではあり、昨年は行けませんでしたが、今年の夏はなんとか『百鬼夜行』展と夜間拝観に行ってきました。
まずは、京都市営バス「清水道」停留所から、有名な夢見坂へ。
ほとんど人の姿がありません。
コロナ禍前だと、この時期、この時間帯は多くの人々で賑わっていたのですが。
これもご時世というやつでしょう。
夢見坂からねねの道へ。
この辺りは、私のお気に入りの場所のひとつでもあり、またコロナ禍前は多くの人々で賑わっていたのですが・・・やはりご時世というやつでしょう。
しかし見方を変えれば、人混みに煩わされることもなく、いわゆる「3密」による感染の危険も少なくなる中で、ゆっくり有名観光地を散策できるのでは・・・という気も。勿論、最低限度の警戒や予防策は必要でしょうが。
ねねの道に面した長い石段を上った先に門が。
例年通り、妖怪が描かれた提灯が出迎えてくれて、ほっとします。
今年8月の中頃までは夜間拝観も開催されていました。
高台寺の拝観入り口に立つ庫裡(くり)。
その手前に立つ『百鬼夜行』展の看板。
例年通り、この古刹に伝わる『百鬼夜行絵巻』や河鍋暁斎『地獄太夫』などが公開される他、今年はそれらを現代風にアレンジしたイラスト等も展示されるみたいです。
拝観料を払って中へ。
方丈、方丈庭園、本堂ともいうべき開山堂から。
霊廟、臥龍廊も。
方丈内の展示場には、やはり『百鬼夜行絵巻』か『地獄太夫』の他は、以下のような作品も。
現代の妖怪画、百鬼夜行絵巻というやつでしょうか。
面白いですね。
高台寺さんや最近の神社仏閣にも、こういう現代のいわゆるサブカルにも理解を示してくれるところが増えているような気がします。
これらの作品もあと数百年残ったら、『百鬼夜行絵巻』や『地獄太夫』などと同じように、寺宝として認められるかも!?
そして、高台寺の『百鬼夜行』展、及び夜間拝観といえば、方丈庭園や勅使門をスクリーンに使ったプロジェクション・マッピングです。
勿論、今年も。
毎年のプロジェクション・マッピングには、この古刹に伝わる『百鬼夜行絵巻』に描かれた妖怪が登場するのですが、今年はあえて出さなかったのでしょうか。
今年の高台寺さんは何か新しいこと、例年とは違ったことがしたかったのでしょうか。
私としては少々寂しい気もしましたが。
ああ、そういえば何年か前の『百鬼夜行』展で観た、あの不気味な幽霊画も今年は展示されませんでしたね。今年展示された現代風の『百鬼夜行絵巻』や『地獄太夫』とは合わないから、ということでしょうか。
来年はどんな『百鬼夜行』展になるでしょうかね?
今回はここまで。
また次回。
*高台寺へのアクセス・周辺地図はこちら。
*高台寺のHP
https://www.kodaiji.com/index.html
*『京都妖怪探訪』シリーズ
https://kyotoyokai.jp/