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どうも、こんにちは。
前回は1回休みましたが、東京都内の平将門ゆかりのスポットを巡る特別編の第4回目です。
今回は、将門の首塚と共に「平将門ゆかりの地といえばここ」と言われるようなスポット、神田明神を訪れました。
まずはいつもの通り、交通アクセスから。
東京都内ということもあってアクセス方法はいろいろありますが、今回は東京メトロ「御茶ノ水」駅から。
神田川沿いの外堀通りから、本郷通りだったかな。
通りに面した大きな鳥居をくぐり。
堂々とした大きな門から本殿へ。
ここが「江戸総鎮守」とも呼ばれる神田明神です。
神田、日本橋、秋葉原、丸の内、築地など、108の氏子町を抱える、これぞ江戸の守り神という存在です。
まずは本殿へ礼拝して、境内を回ります。
ちょうど12月の後半頃だったので、ご覧のように大きな茅の輪が。
茅の輪をくぐって進んでいきますと、大黒天の像が。
というより、大黒天と集合された大己貴命(オオナムチ)です。
神田明神の3人の主祭神の一人です。
いわゆる「平将門の乱」より200年ほど前、天平2年(730年)に出雲氏族で「大己貴命の子孫」とされる、真神田臣(まかんだおみ)という人物によって創建されたと伝えられています。
国土経営・夫婦和合・縁結び等のご利益があるそうです。
その次に、大きな波に乗った小さな神様の像が。
神田明神3人の主祭神の一人、少彦名命(スクナビコナ)です。
やはり主祭神の一人、大国主命の相棒的存在として知られています。
「常世の国」と呼ばれる異世界から海を渡ってやってきて、大国主神と共に国造りをした神様です。
そして神田明神の主祭神の3人目は、もちろん平将門ですが、ここに祀られたのは、創建及び将門の乱よりずっと後の延慶2年(1309年)だそうです。
当時、この地にあった村に疫病が広まり、村人たちが将門の祟りだと怯えていたところへ、時宗の僧・他阿(真教上人)がやってきて、板碑を建てて供養し(※シリーズ第510回を参照)、同年神田明神に奉った、と伝えられています。
あの関ヶ原の戦いの際、徳川家康が戦勝祈願をしたことから、徳川将軍家や江戸幕府に崇敬されるようになり、江戸総鎮守として現在に至るまで多くの信仰を集めているそうです。
境内を散策しても、いくつもの境内摂末社や石碑等が並んでいます。
なんと、「銭形平次の碑」まであります。
その横には、子分・八五郎の碑も。
銭形平次と言えば、架空の人物のはずですが。 イギリスの教会に「シャーロック・ホームズとワトソンの碑」があるようなものでしょうか。
そういうものがあるとは面白いですね。
境内の片隅にはこういうものも。
これは「獅子は我が子を谷に落として鍛える」という言い伝えをモチーフに創られたものでしょうか。
江戸時代に創られ、関東大震災で崩壊し、再建されたそうです。
そして本殿前へと戻ってきました。
ところで「神田明神」と言えば。
京都にも同名の場所がありましたよ。
シリーズ第114回「膏薬図子」で紹介した、京都市内のこの場所です。
京都では町屋の中に入る小さな社なのに、東京では地元の人々にも広く親しまれているようで、こんな大きな神社に。
えらい扱いが違うなあ、と思いましたが、それも当然でしょう。
平将門とは、京都では(というより京都の朝廷権力から見れば)ただの謀反人ですが、関東では「祟り神」であると同時に「朝廷の理不尽な支配権力と戦った英雄」だからでしょう。
ところで。
実を言いますと前回首塚を訪れた時にも、ここ神田明神を訪れたのですが。
その時は、愛用カメラを首塚で壊してしまうというトラブルがあって、当時持っていたガラケーで撮るしかなかったので。
それであまり写真を撮ることが出来なかったので、その当時は東京・神田明神の記事を書くことを断念したのです。
今回は、その当時の様に、カメラを壊してしまうことも、また、宿から首塚へと向かう途中で数回も人身事故で電車が遅れる等のトラブルに遭うこともありませんでしたので。
その為、「前回は将門さんからあまり歓迎されていなかったようだけど、今回はそうでもなかったかな」とか思っていましたが。
ただ、今回は傘を準備していなかったところへ雨が降ってくるというトラブルが。近くのコンビニで折りたたみ傘を買って何とかしのぎましたが、それでも濡れてしまいました。
今回も突発的なトラブルか。
もしかして私はまだ将門さんには歓迎されていないのか?
……などと思うのは、考えすぎでしょうかね?
参拝を終えて、「オタクの聖地」とも言われる秋葉原へと向かいます。
今回はここまで。
また次回。
シリーズ次回からは、また京都の霊場魔所や妖怪伝説地を紹介していきます。
*神田明神へのアクセス・周辺地図はこちら。
*神田明神のHP
http://www.kandamyoujin.or.jp/
*『京都妖怪探訪』シリーズまとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
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