(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)
どうも、こんにちは。
前回記事から一週間、シリーズ前回から1ヶ月ほど更新を止めてしまいましたが。
ここ数年の間、(コロナ禍の影響もあるのか?)仕事の方がどんどんきつくなってきましてね。長文記事を書くだけの余裕やバイタリティとかいったものがなかなか確保できなくなってきております。
ただそれでも、取材と称した京都の霊場魔所巡りはぼちぼちと続けております。
やはり記事には出来ずにいたのですが、今年(2021年、令和3年)夏の「六道まいり」と、「清水寺・千日詣り」は行っております。
毎年「お盆」の時期、「お精霊(しょらい)さん」と呼ばれるご先祖の霊を迎える為の「六道まいり」。
京都・松原通りの六道珍皇寺(りくどうちんのうじ)や六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)などで行われる「六道まいり」には、ほぼ毎年訪れておりますが、昨年はコロナ過を警戒して行きませんでした。
今回訪れるのは2年ぶりになるのですが、やはりと言うべきか。
訪れる人も少ないようでしたね。
このように人の姿があまり見られなかったのには、訪れたのが夕方頃だったというのもあります。それでもコロナ過以前は、日没後も、境内と松原通りは大勢の参拝者や観光客でごった返し、幾つもの露店が営業をしていたのですが。
特に「あの世までその音が響き渡る」という伝承も遺されている六道珍皇寺の鐘を鳴らす為に、朝から晩まで長蛇の列ができていたものですが、今年の夕方はご覧の通り。
非常に寂しい気がしますが、これもご時世という奴でしょう。
本堂に参拝した後、線香だけでもあげて帰ります。
あと六道珍皇寺より西の「西福寺」では、もう昔のように地獄絵(六道絵)の一般公開をしていなかったようです。
過去には西福寺に伝わる地獄絵が、毎年この時期に公開され、しかも撮影まで許可されていましたので、本シリーズ記事でも紹介も出来ていたのですが(※第53回記事や第203回記事など)。
寂しい気もしますが、これもまた時代の流れでしょうかね・・・。
毎年8月9日から16日に行われている清水寺の「千日詣り」。
この時期に清水寺に参拝しますと、1日で千日参拝した分と同じくらいの功徳が得られるという、「もの凄く都合の良すぎ(笑)」とも言える話ですが。
ほぼ毎年訪れていますが、昨年はコロナ過の「3密」を警戒して、早朝6時頃に訪れました(※シリーズ第709回、第710回、第711回を参照)。
今年は訪れることも少ないであろうことを見越して、夕方頃に訪れます。
清水寺へと通じる夢見坂から清水門前。
コロナ過による緊急事態宣言がまだ続いていたからか、コロナ過以前よりも明らかに人が少ない。
中には残念ながらシャッターを閉めたままの店も。
常に大勢の人で賑わっていたコロナ過以前には、考えられなかった光景ですが。
気を取り直して参拝を続けます。
陸前高田の流木で作られたという大日如来像を拝むのも久しぶりです。
境内、本堂へ。
ここでもやはり人が少ない。
しかし逆に言えば、かつては常に大勢の人でごった返した有名観光地を、ゆっくりと落ち着いて巡ることもできる。
この風景をゆっくりと堪能出来る。
もしかしたらこれも、コロナ過の今しか見られない光景かもしれない。
そうプラスに考えることにしました。
何年にも渡る改修工事を経て、きれいになった清水寺の舞台と本堂。
この姿が見られるのも何年ぶりでしょうか。
しかも、人混みの無いこの時期にゆっくりと堪能。
コロナ過という世界的な、歴史的な災厄の最中にもこういう楽しみがあるとは。
少し複雑な気持ちではありますが。
帰りは茶碗坂を下りていきます。
過日の台風による土砂崩れの跡が残っていましたが。
災厄の光景ですが、これも今しか見られない、貴重なものだとも思いましたので、こうして遺しておくことにしました。
以上、長々ととりとめなく綴ってきましたが。
このように、霊場魔所や妖怪伝承地巡りは、以前ほど頻繁ではないにせよ続けております。
ただ、それを記事にするのには、その何倍もの手間や労力がかかりますのでね。
特に仕事がきつくなったり、忙しくなったりすると、なかなかそれが出来にくくなりますので。
それでもまあ、ぼとぼちとでも続けて行きたいので、気長にお待ちいただきたいと思います。
最後に、清水寺西門前のかっこよすぎる雲龍像を。
今回はここまで。
また次回。
*六道珍皇寺へのアクセス・周辺地図はこちら。
*六道珍皇寺のHP
http://rokudou.jp/
*清水寺へのアクセス・周辺地図はこちら。
*清水寺のHP
https://www.kiyomizudera.or.jp/
*『京都妖怪探訪』シリーズ
https://kyotoyokai.jp/
最新の画像もっと見る
最近の「京都散策」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2008年
人気記事