大学入学式 2019
☆ 学武藏野の面影を残す本校の桜が皆さんを迎えています。東小金井駅から多くの方が見えたと思いますが。小金井駅はその昔花見客の為の臨時駅だった。本校でも武蔵野の良さを保存したいと思っています、皆さんも協力してください。
さて、大学生とはこれまでの学びの形・質ともに大きく変わります。内容も高度になるでしょう。
人の持つ感覚、情報処理能力の働きは大きい。
しかし、視覚、聴覚以外の五感を使うことによって人間が持つ身体知で理解できる。
言語の習得などもそうである。
動物学でチンパンジーに視覚、聴覚だけでは他者を認識することができない。
自分自身を知ることもできない。
空で書く。人差し指で空を書くのは人間の特有である。
なぜ人差し指をうごかすだけで覚えるのか。
患者のリハビリでも直観を大切にしている。
現在の情報社会での視覚聴覚は学びを支える有力な力になると考えるが視覚聴覚だけではだめである。
現場で匂いを嗅ぎ、雰囲気を知り、多くの人に出会い、行動してはじめて学びに厚みと深みがでると考える。
前学長の鷲山先生と創造の創について話ししたことがある。
絆創膏のそうである。
創とはクリエイト。
傷口、傷穴を埋めるという意味合いの働きがある。再生のちからである。
生命さえ再生させる。それは人のマイナスの部分をプラスに変えていく力である。
失敗や悩みに対峙してプラスに変えていく力である。
大学時代のキャンパスで大いに学んでほしい。学びはキャンパス内だけではない。
東京外大・農工大学。一橋大学・電機大学などとも連携をとっている。
これらの資源を有効に活用してほしい。2020年にタイのバンコクでの実習も検討している。
大学生の間に機会があれば是非海外留学を経験することをお薦めしたい。
大学時代は贅沢な時間です。是非この時間を活用し充実させてほしいと願っている。学長