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東武佐野線沿線CITY-GUIDE 〔カテゴリーからお入り下さい〕

こならの森 20号

2008-03-23 | 創刊~100号

     20号 1989.12.1発行

表紙 影沢医院のつた

●目    次●
2p…看板娘
3p…マン&ウーマン
3-5p…トピックス
5-6p…カラムコラム
7p-12p…忘年会
13-18p…こならの森語録
19-20p…協賛店名
21p… 結婚 森下さん
22p…本10
23p…モーター
24p…アウトドアー
23-24p…街
25-26p…情報
27p…美容と健康
28p…危険な
29-30p…センチュリーラン その14
30p…コーヒー
31p…お見合いデータ
32p…第8回 おそねとしこ
32p…■芝居三昧
33p…編集後記



【本文抜粋記事】

芝居三昧 その第19回


 旅のローテーションですが、約二か月かけて、関西、四国、九州。同じように関東、甲信越、東北、北海道が二か月でセットになっています。かなりハードな日程をこなしていくんです。一週間に一度くらいの割で、先乗りとしての移動日がありますが、あとは毎日毎日、芝居を打ては次の公演地へと、ハネてから乗りこむか、翌朝早く出発します。
 当時一ステージ三百円のギャラいただいておりましたが、旅に出ると、他にアゴアシ代として七百円。旅館に泊まれなければ、旅館代として二千二百円。飛行機や電車に乗らず、セット運送のトラックに便乗させてもらうと、そのチケット分の金額がバックされます。東京にいる時は、電車賃にしかならないギャラでしたが、旅公演ですと経済的には楽になります。でも反対に、二か月の間、集団行動でしたから、自分の時間は取れません。それに、旅に出る時は、相当数の裏方さんは、よそ者です。照明、大道具、効果等のスタッフは、その道のベテランをアルバイトで一日三千円で雇いチームを組むのです。年中歌舞伎や歌などで旅に出ている人達。小さな劇団にいて、公演費用を稼ぐために参加する人達などいろいろです。人間関係がむつかしくなります。
 プロ劇団は、すべて分業。学生時代のように、なにからなにまで自分の手といったものではありません。先にも述べましたが、衣装は衣装屋さん。小道具は小道具店。セットは草加に俳優座のセット工場があり、そこに発注していました。舞台輸送という、旅でのセット運びを生業とする会社まであります。先輩に連れられて、舞台輸送のトラックで、「うかれ」のセットを引き取りに草加に向かう途中、あのよど号ハイジャックのニュースがラジオから流れていました。 つづく


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