<このブログは、国を追われ仕方なく新たな国を作ったわたしが、新たに国王になったので、わが国家のニュースをわが国民に配信するためのブログである>
ある日、私が通勤のため満員電車に揺られていたときのこと。
たくさんの通勤客の人たちの中に、一人のおばあさんがいた。
ちっちゃいおばあさんで、満員の通勤電車のなかでは、押しつぶされそうだった。
でも、おばあさんは一向に気にすることなく、穏やかな笑顔で、だれかと話しているようだった。
「あら~そうなのー。…うん、うん。」
混みあった車内なので私のいる位置からは人が邪魔して、おばあさんしか見えないが、
窮屈でも楽しそうに話を聞き、相槌を打っている。
顔の向きからして、きっと相手は座席に座っているのだろう。
(おばあさんを立たせとくなんて、ひどいの。)と思った。
―ぐらっ。
激しくでは無いが、人の位置が少しずれるぐらいに電車が揺れた。視界も広くなった。
無意識におばあさんのほうに目をやる。―相変わらず、笑顔で相槌を打っている。
視界の広がった私は、ふと、あることに気づく。
…おばあさんの前に座っている人は、新聞を読んでいる…。熱心に。
てっきり、その人がおばあさんの連れだと思っていた私は、思わず身体をずらし、
おばあさんの話し相手を、おばあさんの視線の先を目で追ってしまった。
そして私は見てしまった…。 おばあさんの視線の先のエビアンを…。
男の子のリュックサックのサイドポケットにちょこんと入れられたエビアンを…。
なんと、この水が、エビアンが、ずっとおばあさんと話をしていたのだ。
おばあさんの楽しそうな様子から、さぞかし見事な話術なのだろう…。
依然として楽しそうに水と会話を続けるおばあさん。
そして、その事実をリュックサックの少年は知らない。
まさか自分のペットボトルの水が、そんな不思議な水で、今もおばあさんがしゃっべてるなんて…。
―私は、エビアンの意外な一面を知ってしまい、朝からぐったりしながら仕事場に向かった…。
…なーんてな。たぶんおばあさんボケてたのかな…?ちょっと笑えました。
画像は、我が弟の命の水の数々。なぜか、階段の窓際に並べてあるけど。
ある日、私が通勤のため満員電車に揺られていたときのこと。
たくさんの通勤客の人たちの中に、一人のおばあさんがいた。
ちっちゃいおばあさんで、満員の通勤電車のなかでは、押しつぶされそうだった。
でも、おばあさんは一向に気にすることなく、穏やかな笑顔で、だれかと話しているようだった。
「あら~そうなのー。…うん、うん。」
混みあった車内なので私のいる位置からは人が邪魔して、おばあさんしか見えないが、
窮屈でも楽しそうに話を聞き、相槌を打っている。
顔の向きからして、きっと相手は座席に座っているのだろう。
(おばあさんを立たせとくなんて、ひどいの。)と思った。
―ぐらっ。
激しくでは無いが、人の位置が少しずれるぐらいに電車が揺れた。視界も広くなった。
無意識におばあさんのほうに目をやる。―相変わらず、笑顔で相槌を打っている。
視界の広がった私は、ふと、あることに気づく。
…おばあさんの前に座っている人は、新聞を読んでいる…。熱心に。
てっきり、その人がおばあさんの連れだと思っていた私は、思わず身体をずらし、
おばあさんの話し相手を、おばあさんの視線の先を目で追ってしまった。
そして私は見てしまった…。 おばあさんの視線の先のエビアンを…。
男の子のリュックサックのサイドポケットにちょこんと入れられたエビアンを…。
なんと、この水が、エビアンが、ずっとおばあさんと話をしていたのだ。
おばあさんの楽しそうな様子から、さぞかし見事な話術なのだろう…。
依然として楽しそうに水と会話を続けるおばあさん。
そして、その事実をリュックサックの少年は知らない。
まさか自分のペットボトルの水が、そんな不思議な水で、今もおばあさんがしゃっべてるなんて…。
―私は、エビアンの意外な一面を知ってしまい、朝からぐったりしながら仕事場に向かった…。
…なーんてな。たぶんおばあさんボケてたのかな…?ちょっと笑えました。
画像は、我が弟の命の水の数々。なぜか、階段の窓際に並べてあるけど。
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