生まれてきたんだから

少しくらいいい思い出を持って旅立ちたいね。
別にさ、特別勉強ができたり運動ができたりしなくても、不幸でさえなかったらいい。
俺の場合は、24-5歳くらいの時とか生涯で一番楽しかったな。
まぁ、それがあったから、いまを穏やかに生きていられるって感じ。
あと、それがあったから「あんな人生だったら・・・」っていう思いは無いね。
経験するってのはそういうことでしょ?

若い頃しか経験できない事ってあるんですよ。
同じことでも若かったからこそ価値があるって言う話。
歳と取れば取るほどに純正さは無くなって人間の汚さが見えてくるじゃん?
そうしなかったら生きていけないわけだし。
それでも俺は、できればそういう人間の汚さを見たくないんです。
いいじゃん、いつになってもそういう夢物語の中で生きていったら。
それができるんだったらさ。

どんなことも商目的ってのは分かってるつもりだし、慈善事業でないのもわかってる。
その上で、それにのって楽しめたらいいんじゃないかな?
例えるなら、便利に使える分のコストを客に払ってもらってるコンビニとか。
そんなイメージでいいと思うんです。
誰かがコストを負担してくれてるから、誰かがそれを享受できる。
んで、それを外から眺めているだけでなく、時には中に入って楽しんだらいいかなって感じ。
酸っぱいブドウだと言ってばかりでは人生つまんないよってことですね。

俺の友達に、いろいろなことに興味を持って、いつもいつもたくさんのお金をかけている人がいます。
たくさん働いて、たくさん使ってる。
それをもったいないという人もいるかもしれないけど、俺は逆にうらやましいと思いますね。
それだけたくさんの思い出があるわけだから。
歳を取るにしたがって門はどんどん狭くなっていきます。
他の何かの門は開くかもしれませんが、それは若いころに享受できるものとは違いますから。
経験は宝です。誰にも侵害されない自分だけのね。

どうせいつかみんな死ぬ。

その時に笑って死ねればいいですねぇ。
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