てるおですけど、何か?

過ぎし日々が物語る『未来』と
幼い頃描いてた『未来』を
重ねてみてるんだ

答えがあるんだ…きっと。

原爆の 体験談を 聞きながら

2012年08月09日 | 清掃業務
現場へ向かう 原爆の日よ

てるおですけど、何か?

カーラジオで、体験談を聞いていた。
長崎原爆の日。





ボランティアの読み聞かせ団体の人が、
原爆の無残さを語り継がなければいけない…

という趣旨の番組だった。



体験談を語るおばちゃんの言葉は、

心をズンズンと揺さぶった。

「熱風でやけだたれた皮膚が、
垂れ落ちるのを、押さえながら、
水を求めて歩き続ける人々が…」


が、


そのボランティアの女の子は、

言葉の重さを何一つ感じ取れておらず、
素っ頓狂な質問をする。
この表現で、何の映像も浮かんでいなかったのだろう。

(この時点で、この番組に苛立ちを覚えたのだが)



「どんなことを思いましたか?」

だとさ。



「目の前で、自分の垂れ落ちる皮膚を…」

うむむ。

どれだけおぞましい光景か。
どれだけいたたまれない光景か。
泣き叫び、苦しみ、
命を振り絞る声で、身内の生存を確認する…
そんな光景。

視覚的にも、聴覚的にも、嗅覚的にも
耐え難い光景であること
そしてそれは
本当ならば、思い出したくない光景で…


想像がつくもんだが…


やっぱり、
言葉から映像が浮かばないということは、

本当の痛みを
伝えることできないんじゃないかなと…。



都合悪いことを見せないように
閲覧規制をかけることは、
たやすいことだが、

伝えていかなければいけないことは、

どれだけ辛くても、
正しく伝えなければいけないんじゃないかと。


世界中に、原爆の悲惨さを訴えるためには、
まずは、日本のこれからを担う世代へ訴えなければ
いけないのかもしれない。


そう強く感じた
長崎原爆の日でした。



にしても、
あのラジオ番組は、
作りこみ方が、軽率すぎると思うんだよな~。

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