呉に行き 今日もホテルの 空調を

お掃除しましょ　新人さんと

てるおですけど、何か？

「おはようございま～す！」って挨拶した時に

「あれ？今日はこのメンツだけですか？ってか、初めての人がいる…」
とは言えなかった。

…

出で立ちって、その人のキャリアを反映すると思うんだけど、
第一印象で、

「今日は大変かも…」と不安になった。


今日のリーダーの先輩は
大ベテランで、超作業が早い。


その先輩が、含み笑顔で
「今日、頑張りましょう！」

が第一声だったので、
わしの不安が的中した…と思った。


でも、

数年前、わしが
今日、目の前にいる先輩方に教えてもらった頃は
そうだったんだよ…と、
なんか、凄く懐かしい感じがした。

道具の名前すらわからず、
アシスタントとしての役割も果たせず、
オロオロしてた(笑)

あの当時は、
ほんとイライラさせてしまってたろうなぁ～って。

しかも40近くなのに、未経験って(笑)

でも、辛抱強く教えてくださった。


そのお陰で今があるのだ。

なので、今日は、頑張ろうって思った。


やるべきことはもうわかってるので、
ただひたすら進めるのみ。

できるだけ、指示を受ける前に、作業を進めていき、
先に先に行こうと。

今日も今日とて、ホテルの作業員さんと当たらんように
気を付けながら。

黙々とただ黙々と。

時々、「ここはこうするんよ」と。

でも、わしの後輩ではないので、
あまり助言はしないように
後姿をみて、流れを感じてもらえれば、
先輩がやりやすいかなと。

一部屋一部屋丁寧に。

わしが教えてもらったことを、
分かりやすいように。

「ここが終わったら、次こんな感じでやりましょうか？」と。

…仕事は、言われたことをやるだけじゃないのだよ…

という事が伝わればいいかなと。


若い子も頑張ってついてこようとしていた。

頑張って、先輩に食らいつくのだよ。
分からないことがあれば、
「わからないので教えてください！」としつこく聞くのだよ。

必ずわかるようになるから。

…

わしはだいぶ、しつこかったもんな…

「わからんです」って。
堂々と何度も聞き返してた。
全然恥ずかしくなかった。
未経験だったから(笑)

少しづつわかるようになっていって、
作業を先読みできるようになって…。

誰でもそうなれると思っている。
諦めなければ。

だから、若い子よ、頑張って支えるんだぞ。

そんな思いで、
今日もいつも通り、早く終わることができたのだった。

呼んでもらえたら、いつでも
頑張りますよ～！

…

ってか、

流石に疲れたぜ！(笑)

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