てるおですけど、何か?

過ぎし日々が物語る『未来』と
幼い頃描いてた『未来』を
重ねてみてるんだ

答えがあるんだ…きっと。

数台で 1日分の 汚れ方

2024年06月21日 | メンテ育栄
疲れ具合も それに匹敵

てるおですけど、何か?

ここの現場は、
小学生の時の「1000m走」のスタート前の気持ちになる。

「始まる…始まる…あ~…」と言う
なんとも言えない気持ちである。

始まってしまえば、気を抜くつもりはないが、
気を抜かなかった時の疲労感を考えると、
滅入る…のだ。
が、気を抜くことができない自分との葛藤…で成り立ってる現場みたいな…。


台数が多い現場とかとは違う感覚である。


広島弁で言うとこの「痛しい」である。
なにかと「痛しい現場」なのである。


標準語で言うとこの「やり辛い」ってのが一番わかりやすい。


天井の中の機械を保守するのだが、
天井が古いタイプのシステム天井で、
ボード1枚が重いし、その付属のレールがすぐ外れ、天井内に落ちてしまったりする。

保守する機械も古く、フィルターを外す時に、
そのふちにある朽ちてしまったスポンジがボロボロとこぼれ落ちてくる。

そのスポンジカスが、べとべとしており、作業着につくと張り付いて取れなくなる。

そしてそのパネルも、もうロックがかからなくなっており、
全てガムテープで止めなきゃいけん。


しかも、そのビルでのわしらの存在は、
邪魔者中の邪魔者であり、脚立を運ぶ音すら、
立てないように気を遣わなければいけないのだ(笑)。

さらにさらに、机上での作業があったりなので、
ひたすら気を遣う。

そして、わしらの為になんて空調を使ってないので、
蒸し暑い。

ここまで表現してみて、あらためて気づくが、
本当に、条件の良くない現場であるのだ。


今日と明日で作業に入らせてもらう。

毎回
「始まった…」と言う謎の虚脱感に見舞われるのだ。

一緒に作業する人皆、同じ虚脱感に包まれる。

笑いながら、その虚脱感を楽しむのだ。

楽しむしかないのだ(笑)



先方の都合に合わせ、お昼の12時に開始し、
2台作業(ものの10分)したら、1時間半待ち。
そして2台(こちらも10分で終わる)やったら今日は終わり。

なんとも、素晴らしい現場でしょ。

そんな現場もあるんです。

2日分をもらえる訳ではなく、1日分の作業代金で
10年近くやらせてもらっている。

なかなか手強いのである。



このご時世、
雑に扱い過ぎじゃね?(笑)

大手だからと言って
これが当たり前だと思っていたら、きっと、
そろそろ、ぶっこけるで(笑)

こうやって、清掃に入る業者が
おらんなると思うで。

何かしらの事故が起きたら、
全部、下請けの責任にするんだろうし。

わしらの事を
「使い捨て」くらいしか思ってない。

この現場は、毎回、

そういう気分にさせてくれるのだ。

気持ちをしっかり持って
明日も、頑張ろう。

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