日本人のベトナム・ビザが、15日以内の滞在に限って不要となった。以前は、旅行業者に高い手数料を支払い、代理取得を依頼していたのだから、短期滞在者にとっては嬉しい措置だ。
が、ベトナム入国目前にした香港で、嬉しくない情報が入ってきた。「入国審査で、15日以内に出国する航空券の提示を求められる」というのだ。「持っていなかったボクは、入国審査で想像を絶する困難な状況を体験した」というような手記がいくつかHPに公開されている。
出国航空券はない。陸路でカンボジアに向かう予定なのだ。
ネパールやカンボジアのような空港・国境でのビザ発行サービスはベトナムにはない。ホーチミンの空港で入国拒否に遭う悲惨な状況が浮かんだ。とにかく正確な情報が欲しかった。明日にはベトナム行きの飛行機が出る。15日以内は口頭申告では本当にだめなのかどうか。バスなどの陸路移動者はどうするのか。
〔昼過ぎ〕今回の航空券を一括購入したJ××へ行く。「旅のご相談はお気軽にどうぞ」とHPに唱ってあり、香港の一流ホテルの一階にオフィスを構えている。香港からホーチミンへのダイレクト便がいくつか飛んでいるので情報もつかんでいるはず。と期待したのだが・・・
「ビザについては当方ではわかりません。お客様がエアチケットを購入した日本のJ××支店か、カンボジア大使館に聞いてみてください。在日カンボジア大使館の電話番号は・・・」とカウンターの女性が流暢な日本語で無表情に答える。香港には大使館がないのか聞くと、わからないと言う返事。押し問答の末、ようやく香港にカンボジア大使館があることと、その住所を調べてくれた。トホホ。
〔夕方〕次に向かったのは、キャセイ航空のオフィス。正確な情報収集の時間が必要とわかったので、ホーチミンへ飛ぶフライトの日程を変更することにした。キャセイ航空のカウンターの女性は笑顔で即時日程変更手続きを行った後「例えば、とりあえず出国航空券を購入して、入国した後に航空券をキャンセルする方法もありますね」と詳しくキャンセル手数料などを含めてアドバイスしてくれた。なるほどその手もあるのか。
〔翌朝〕そして、真偽を確認するためにカンボジア大使館へ。ビザ申請窓口は九龍島の繁華街のビルの1フロアーにあった。小さな旅行社ほどの窓口には人が少なく、すぐに順番が来た。「これから半月ほどの滞在予定でベトナムに入るが、陸路でカンボジアへ移動するので出国航空券は持っていない。ここでビザを発券してもらう必要があるか」と聞くと、担当職員は「いらない。日本人の15日以内の滞在にビザは不要」と即時に答えた。「でも、出国航空券を持っていない日本人か空港の入国管理局で足止めされたと聞いている。陸路で出国する場合の証明をどうしたらいいか」と粘るが、「15日以内に出国すると口頭で言えばいい。問題ない」。しかし、実際に多大な困難を体験したバックパッカーたちの手記が頭を過ぎる。係員もその場にいた他の2人と一緒に議論しているが、全員が「大丈夫。心配いらない」で意見が一致してしまった。
「では、私が今日この場で入国方法について確認したという事実をあなたのサインと共にこのペーパーに書いてもらえないだろうか」と求めてみたが、「それはできない。大丈夫。15日に出ると言えば疑うことはない」と証拠をつくってくれない。
うーん、不安だ。
が、ベトナム入国目前にした香港で、嬉しくない情報が入ってきた。「入国審査で、15日以内に出国する航空券の提示を求められる」というのだ。「持っていなかったボクは、入国審査で想像を絶する困難な状況を体験した」というような手記がいくつかHPに公開されている。
出国航空券はない。陸路でカンボジアに向かう予定なのだ。
ネパールやカンボジアのような空港・国境でのビザ発行サービスはベトナムにはない。ホーチミンの空港で入国拒否に遭う悲惨な状況が浮かんだ。とにかく正確な情報が欲しかった。明日にはベトナム行きの飛行機が出る。15日以内は口頭申告では本当にだめなのかどうか。バスなどの陸路移動者はどうするのか。
〔昼過ぎ〕今回の航空券を一括購入したJ××へ行く。「旅のご相談はお気軽にどうぞ」とHPに唱ってあり、香港の一流ホテルの一階にオフィスを構えている。香港からホーチミンへのダイレクト便がいくつか飛んでいるので情報もつかんでいるはず。と期待したのだが・・・
「ビザについては当方ではわかりません。お客様がエアチケットを購入した日本のJ××支店か、カンボジア大使館に聞いてみてください。在日カンボジア大使館の電話番号は・・・」とカウンターの女性が流暢な日本語で無表情に答える。香港には大使館がないのか聞くと、わからないと言う返事。押し問答の末、ようやく香港にカンボジア大使館があることと、その住所を調べてくれた。トホホ。
〔夕方〕次に向かったのは、キャセイ航空のオフィス。正確な情報収集の時間が必要とわかったので、ホーチミンへ飛ぶフライトの日程を変更することにした。キャセイ航空のカウンターの女性は笑顔で即時日程変更手続きを行った後「例えば、とりあえず出国航空券を購入して、入国した後に航空券をキャンセルする方法もありますね」と詳しくキャンセル手数料などを含めてアドバイスしてくれた。なるほどその手もあるのか。
〔翌朝〕そして、真偽を確認するためにカンボジア大使館へ。ビザ申請窓口は九龍島の繁華街のビルの1フロアーにあった。小さな旅行社ほどの窓口には人が少なく、すぐに順番が来た。「これから半月ほどの滞在予定でベトナムに入るが、陸路でカンボジアへ移動するので出国航空券は持っていない。ここでビザを発券してもらう必要があるか」と聞くと、担当職員は「いらない。日本人の15日以内の滞在にビザは不要」と即時に答えた。「でも、出国航空券を持っていない日本人か空港の入国管理局で足止めされたと聞いている。陸路で出国する場合の証明をどうしたらいいか」と粘るが、「15日以内に出国すると口頭で言えばいい。問題ない」。しかし、実際に多大な困難を体験したバックパッカーたちの手記が頭を過ぎる。係員もその場にいた他の2人と一緒に議論しているが、全員が「大丈夫。心配いらない」で意見が一致してしまった。
「では、私が今日この場で入国方法について確認したという事実をあなたのサインと共にこのペーパーに書いてもらえないだろうか」と求めてみたが、「それはできない。大丈夫。15日に出ると言えば疑うことはない」と証拠をつくってくれない。
うーん、不安だ。