見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

オートバイで埋まるカトマンズ市内

2007-05-18 07:29:37 | ネパール
首都カトマンズ市内を走るオートバイが目覚しく増えた。ベトナムの街を埋めているスクーターとは違う。125-250ccのオートバイだ。
従来からカトマンズは、人や車や牛に対して遠慮なく鳴らすタクシーたちのクラクションの騒音はひどかったが、オートバイの高音クラクションが加わった。朝夕を問わず、クラクションの音と砂埃が街中に充満する。人と牛しか通らなかった狭い路地裏までオートバイが入り込む。入り込めるから、オートバイは有効なのだろう。通行ルールはないに等しい。人が入れる道はオートバイも入る。バザールの人ごみさえもクラクションで蹴散らしながら、掠るようにオートバイが通り過ぎる。
   
「1万ルピーの頭金で買えるようになったので、みんな競うように買っている。運転免許証?お金を払えばすぐにもらえる」とネパールの友人。KAWASAKIの250CCが13万Rs(約24万円)ほど。公務員の初任給6000円程度というネパールでは大変高価な買い物だが、日増しにカトマンズはオートバイと騒音で埋まっていく。
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3 コメント

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やっぱりワインさん (①&①)
2007-05-21 10:32:29
昔々バンコクにいました・・・・
オ-トバイ・・・想像できます。
ワインさんのお便りやっと見ることができました!
ワインさんの出発にあわせCPを新しくしました。
それと一緒に全てのデ-タ-移動に失敗しました。
年寄りは駄目ですね。
ブログ今ムサボルように読んでいます。

ワインさん!貴女の目とハ-トはいいなぁ----。
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意外と整列しますね (コウ)
2007-05-21 15:37:49
俗に言われる先進国と後進国。
その違いを比べるのに交通手段と交通ルールがすぐに目に飛び込んできます。
生活のルールやマナーを整備する前に、新しい技術とその製品がどんどん溢れていく。
そして、国の中は混沌としていく。
環境問題に取り組まなければ、この先、地球すら危ない今、きっと世界の大半は、こんな状況なんじゃないのかな~。

かといって、新しい機械や道具を使いたい気持ちは、人間誰だって同じですよね。
いいにせよ、悪いにせよ、みんなが同じような生活することが出来る時代って来るのでしょうか?

初任給の4倍のバイク。日本だって、3倍くらいでは?
でも、他の生活品は、もっと安いんですよね。
これの意味するところは?
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レベルと質 (ワイン)
2007-05-25 17:24:02
①&①さん、コウさん、日本以外のアジアの国がどこも元気に見えてくるのはどうしてかと考えています。
目指す理想像や目標が明確にあると、頑張れるのと同じなのかもしれません。
ネパールの生活備品は質を問わなければとても安いです。今回、様々な方々から寄付をいただき、ネパールの学校で学習に必要な備品をそろえていただきましたが、中国製が安く大量に入ってきているので、予想以上に多くの備品を購入することができました。ただ、学校の校長先生は「耐久性があって質の良い日本製も売っていますが、とても買えません。中国製は安いので簡単に手に入りますが、長持ちしません」と言っていました。日本企業は厳重な品質管理に従って中国で生産工場を運営していますが、中国企業の製造品の質の向上はこれからなのでしょうね。だから安いといえるのでしょうけれど。
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