浄水器の効果

４年前、マンションに住むことになったとき、初めて水が気になった。
浄水器の価格はぴんきりで、様々な機能が付加されているものもあったが、
場所をとらないシンプルな機種をネットで買ってみた。



ここの水は農業用上水道だと聞いているが、夏でも手がかじかむほど冷たい。
人口も少なく、自然豊かな場所だから水道水に期待できると思ったのだが、
飲料水はそんな単純なものではないらしい。
水道水には多くの塩素が使われている。

以前住んでいたまちでは、合併と同時に上水道を見直した地域から
「合併したら水がまずくなった。カルキ臭さも鼻につく」という苦情が出た。
その通り、塩素量を増やしたのだ。
いや、増やさざるを得なかった。
飲料水として大問題に至るレベルの汚染が進もうとしていたところだった。
水の美味しさと安全性とは必ずしも一致しないということだ。



蛇口が合わず専門業者の助けを借りることになったが、昨日ようやく設置できた。
とても単純な浄水器だが、塩素検出液で試してみるとその効果が一目瞭然にわかる。
比較した結果を目の当たりにし、単純な満足感に包まれた。


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