見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

バルで昼間飲むビール

2007-10-23 08:58:13 | スペイン
「グラナダはすごいよ。たっぷりのタパをつけてくれるバル(bar)がたくさんある。バルセロナでは、飲み物と別料金にする店が増えているのに」と、バルセロナから来たマルセルが感動して言った。

<マルセル推薦のバル Picnic Tapas>
  <Picnic Tapas で一杯目に出たタパス>

スペインのバル(Bar)では、飲み物1杯に、手ごろなおつまみ(Tapasタパス)をつける習慣がある。日本の付き出しと異なるのは、飲み物一杯ごとに異なるタパスが付いてくること。
バルは、たいていカウンターが居場所。奥がレストランになっている店も少なくないが、タパ付きのちょっと飲みをする人たちは、昼に夜に、店内外のカウンターに停まって話とタパを楽しむ。
好みのタパをカウンターのショーケースの中から指定できる店、いくかの盛り合わせタパを出す店、ハンバーガーやツナサンドをタパのメニューに置く若者で賑わう店など、多種多様。

<サッカー戦放送に興じる客で溢れるバル>
  <海鮮を注文して出たゲソのから揚げ>

ローカルなバルでは、ビール一杯1.5ユーロ(240円)程度にタパが付く。昼は、軽いビール2、3杯おかわりしなばら数種類のタパスを楽しめばお腹が一杯になる。
私が目下、バルで気に入っている飲み物は「tinto con limon(赤ワインレモン割り)」と「cerveza con limon」(ビールレモン割り)。どちらも、レモンソーダを二割程度入れるのだが、とても口当たりが良く、アルコール度も下がるので、歩き回って疲れた昼間の一休みにごくごく飲むのが最高。

<「ティント・コン・リモン」2ユーロ>

ついには、赤ワインとレモンソーダを買ってきて、ホステルでも常飲するようになった。あるバルでは、レモンソーダーにファンタレモンを使っていたが、やはり果汁入りが美味。赤ワイン+レモンソーダは、赤ワインに柑橘果汁を入れるサングリアの発想に似ている。スペインでは、ワインといえば赤ワインのことだが、確かにスペインの赤ワインの飲み方はバラエティに富んでいる。
一日5食のスペイン人の食習慣にはついていけないが、しばらくバル通いからは離れられそうもない。


↑買ってきた6%果汁入りのレモンソーダー

↑そのまま飲んでももちろん美味しい「アルハンブラ・ビール」。銀紙キャップが付いてお洒落で衛生的(?)。赤と金はアルコール度数が違う。
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2 コメント

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更新し始めました (ワイン)
2007-11-10 11:20:02
hararaさん、励ましていただきありがとうございます。モロッコからイベリア半島に戻り、一息ついたので10月に戻ってブログを更新し始めました。モロッコ旅行は、グラナダで見つけたスペイン人向けツアーに入ったのですが、バスに乗っていれば全て連れて行ってもらえる、荷物もホテルも何も感がなくていい、と安易に考えていたのに反し、予想外にハードでした。得たものもありましたが、やはり、気ままな自由旅行が一番です。hararaさんは日本の秋の情緒を満喫されているのでしょうね。
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ワインが恋しい (harara)
2007-11-08 13:47:27
お久しぶりです。
先週まで、ワインさんが1年前には毎日眺めていただろうお城の周辺が甘ーいワインカラーに染まっていました。私にはこの秋の紅葉がいつになくステキに映りました。ますます至福の時間をお過ごしですね。感動を積み重ねながら暮らしていく中で、本当の価値とするものを次から次と見出している人に再び出会える日をひたすら待ち望んでいる最近の私です。ホッと一息ブログを覘き、綴りながら読み返すのが何よりも楽しみ。どうぞお元気で。
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