見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

自己表現力を鍛える米国

2006-08-19 10:23:23 | 生き方・生活
米国人と日本人の違いは山のようにありますが、「相手を理解する努力」を主眼におく日本に対して「自分を理解させる努力」に力を入れる米国の教育の違いが影響するものは大きいと感じます。

米国西海岸は、Non-profit Organizations(非営利組織)の活動が盛んで、スタッフ2,3人の小さな事務所が雑居ビルに無数に存在しています。

自分の考えや存在を全面に出して周囲にアピールすることを是とする、米国スタイルは、そうした非営利組織の事務所や活動の諸所で見ることができます。


女性が中心となった組織が雑居する「Women's Building(女性のビル)」は、3階建てのビルの壁面いっぱいに、女性を賛美するペインティングが色彩豊かにほどこされていました。安座した女性とその子宮に宿る生命を大胆に描いた壁面もありました。

自分たちの主張や考えを、いかに周囲に印象付け、アピールしていくかが大変重要なのです。
このスタイルは、日本人にとってはなかなかなじまないようで、先日も職員採用試験の際に担当者が「今年、大変な人物がいました。第一次面接で自分がいかに優れいているかを朗々と語るのです。いやあ、あれじゃあ、組織になじめないですね」と笑って言いました。



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