見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

一人でいるには居心地のいい空間

2007-03-01 23:14:08 | 生き方・生活
3月になった。
この部屋にいるのもあとわずか。

1DKのこのマンションは、設計主のこだわりが活かされて木をふんだんに用いたオール電化住居。高気密設計のために真冬でもデロンギ(オイルヒーター)一台で部屋がぽかぽかになる。南と西に大きなガラス窓があって太陽の光が惜しみなく入り込む。
一人でいるにはとても居心地のいい空間で去り難い。

欠点といえば、道路を隔てた飲み屋街の一角が、夜中の1時を過ぎることから賑やかになること。ここは3階なのだが、音は上に上がるらしい。真夏に窓を開けて眠っていると、2時頃に、酔っ払い客の罵声や客を見送るたどたどしい日本語の女性たちの甲高い声で起こされる。

昔はこの街有数の歓楽街だったというが、今は寂れて昔の面影がわずかに残るだけとなった。ここに来たばかりの時、歓楽街の中心に鎮座していた大きな映画館が閉館直前の記念上映会の真っ最中だったが、今は、その跡地に10階建ての介護付老人ホームがそびえたつ。

ここにいたわずか2年半で、街はその顔をどんどん変えていった。
そういえば、今は電線地中化で整然とした眼下の広い道路も、まだ埃を立てて掘り起こされる工事真っ只中の道だった。



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2 コメント

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そもそも (ワイン)
2007-03-06 22:21:00
そもそも、やるべき仕事を税金をいただきながら担っている立場なのですから、もっと責めていただければ・・・。
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2年半 (①&①)
2007-03-06 13:26:53
ワインさん
 一杯の思い出話聞かせてください。
三月最後の日に一番感じたことを聞きたいです。
それよりもこれからの夢!聞きたいな。
又一市民としてワインさんに何を応援できたのか?今自分が考えていることです。

ワインさんらしい部屋を見て、ちょっぴりセンチになりました。
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